最新テクノロジーの紹介
こんにちは、中小企業診断士のnoriです。日本はテクノロジー活用が世界から見ると遅れています。既得権益層が多いのが主な理由でしょうが、労働生産性がG7で最下位である事などに結果は現れています。テクノロジー活用を進める事は、今後の日本の課題です。興味が有る方の為に、今回最新テクノロジーの概要を纏めてみます
1.VR(仮想現実)・AR(拡張現実)
VRとは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、日本語では「仮想現実」と訳されます。人工的に作られた仮想空間を現実かのように体感させる技術で、人間の五感を同時に刺激することで仮想空間への没入感を与えます。プロ野球球団の「楽天」では、VR技術を用いたトレーニングシステムを導入しています。選手の過去の投球内容をVRで再現し、仮想現実の中で体験できるというものです。
ARは「Augmented Reality」の略で、拡張現実と訳されます。実際の画像や映像とCGの映像を合成することで、現実感のある仮想空間を作り出す技術です。AR技術を一気に有名にしたのが、2016年にリリースされたゲームアプリ『Pokémon GO』です。
2.IoT(Internet of Things)
あらゆるモノとモノをインターネットで繋ぐ事です。家電を全てスマホで操作する様な世界観です。他にも工場の工程管理や、介護における利用者管理等あらゆるジャンルに応用出来ます。
3.Maas(Mobility as a service)
MaaSは、バスや電車、タクシー、飛行機など、すべての交通手段による移動を一つのサービスに統合し、ルート検索から支払いまでをシームレスにつなぐ概念です。MaaS Allianceによると、MaaSの目的は「自家用車に代わる移動手段を提供すること」とのことです。日本自動車産業は、急いで対応しないといけません
4.ビッグデータ
ビッグデータは、これまでのシステムでは管理や分析が不可能だった巨大なデータ群のことです。その形式や種類はさまざまで、日々膨大な量が発生しています。技術の発達によってビッグデータを利用・分析出来るようになり、社会の問題を解決に導くような知見を得たり、新たな仕組みを生み出したりすることが可能になりました。例えば配車サービス「Uber」を展開するウーバー・テクノロジーズは自社サービスの利用データのみならず、日々世界中の交通データをも蓄積しています。同社はこれを分析して混雑時に少しでも多くのドライバーを確保するため、需要の多い時期に割増料金を設定する「surge pricing」という仕組みを採用しています
5.フィンテック
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つです。
6.ブロックチェーン
インターネットなどオープンなネットワーク上で、高い信頼性が求められる金融取引や重要データのやりとりなどを役所等の中央を通さず可能にする「分散型台帳技術」で、その中心となるのが「ブロックチェーン」です。応用例はビットコインですね。「中央集権型」→「分散型」の社会を可能にするという思想的にも意義深い技術で、未来を示唆する落合陽一氏の著書「デジタルネイチャー」にてブロックチェーン技術を応用したとても未来的な社会を描いています
7.シンギュラリティ
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、AIなどのテクノロジー技術が指数関数的に成長しており、2045年にその成長曲線がほぼ直角になるという考えです。レイカーツワイル氏が予言しており、話題になっています
8.ディープラーニング
人間や動物の脳神経回路をモデルとしたアルゴリズムを多層構造化したもので、十分なデータ量があれば、人間の力なしに機械が自動的にデータから特徴を抽出してくれるディープニューラルネットワーク(DNN)を用いた学習のことです。
9.シェアリングエコノミー
空き部屋や空き家など、目に見えるものから料理やDIYの代行など目に見えないものまで、「個人が保有している遊休資産の貸出を仲介するサービス」を指します(Maasとも通ずる)。また、こうしたサービスがインターネットを介して行われることも大きな特徴です。現在は拡張家族という考えも出てきているのが印象的です
10.まとめ
簡単に纏めましたが、未来を垣間見れる気がします。個人の単位でも少しでも新しい技術を取り入れて、世の潮流に乗っていきたいですね。これからも最新のテクノロジーを紹介していきます
以上