ウケる自己紹介_

『文章力がなくても「この人面白そう」と思わせる自己紹介文の書き方』


『自己紹介で困ったことありませんか?』

僕はあります。

つい最近も、自己紹介を書かないといけなくて、「どんなフォーマットで書こう?」、「自分に何か特徴がある訳でもないし、そもそも文章書くのも苦手だし、何を書いていいのか分からない。」、「できることならやりたくない。けど、やらないといけない!」、「失敗したくない」。みたいなジレンマを抱きつつ、周りの人たちがどんな自己紹介をするのか、様子見している自分がいました。

で、ある程度イメージが湧いたので書き始めましたが、完成した自己紹介はダラダラと書き綴っただけで、文章が苦手なのにも関わらず、無駄に長文で読み難いものでした。まさに「やっつけ感満載!」だったのです。

そんな内容だったので、自己紹介後、『この人と話してみたいなぁ~』って思われるには程遠いものでした。

ここまで読んでいただいて、「そうそう!」「わかるわぁ~!」って少しでも共感していただけたなら、きっと、この記事『文章力がなくても「この人面白そう」と思わせる自己紹介の書き方』は、そのお悩みを解消するのに役に立つのではないかと思います。

では、前置きはこれくらいにしておいて、本編に移りましょう。

【目次】
1. この人面白そうと思われない自己紹介
2. この人面白そうと思わせる自己紹介
3. この人面白そうと思わせる自己紹介文の書き方
4. 僕の自己紹介文(※解説付き)
5. 最後に

1.『この人面白そうと"思われない"自己紹介』

では、「この人面白そう」と思われない自己紹介とは具体的にどのようなものでしょうか?前述した僕の自己紹介がまさしくそうですが、改めて、僕が思う内容を纏めてみます。

 ● 文章力がないのに、無駄に文章が長い(文章力があれば別ですが、文章が  長くなると、書いているうちに自分がついつい気持ちよくなりガチで、読み手にとっては面白い文章になっていないことも・・・)
● 断片的な情報(出身地、好きな食べ物、映画、漫画、趣味等)だけが盛り沢山で、なぜ好きなのか、共感できるような内容まで書けておらず、記憶に残り辛い
● 過去の成功体験を見せびらかしたり、上から目線に感じとれる言い回しのある自己紹介。人に劣等感を抱かせるだけで、「だから何?」と反感を買うような自己紹介で終わり、ネガティブな印象しか与えない
● 前職は〇〇の理由で、自分は~だった。でも、この会社では△△ができると思い、転職しました。の様な捉え方によっては、前職批判、文句で「隣の芝生は青い」的な内容は、共感を得られず、面白いとは感じられにくい
● 自分には当たり前でも、読み手には理解しづらい専門用語が頻出する自己紹介。そもそも理解されずに、なんか難しい自己紹介だったなぁ、で終わります
● 一部の世代にしかヒットしないような時事ネタは、面白いと思われる対象を自ら絞るため(それを希望する場合を除き)、自己紹介での使用はあまりおススメしない
● (僕は自己紹介で読み聞きした経験ないですが、)妬み、嫉み(そねみ)、僻み(ひがみ)のようなネガティブな言葉は絶対に使用しない

どうですか?上記に共通して言えることは、すべて自分の情報を一方的に発信しているだけで、読んでいて共感するようなコンテンツが含まれていないですよね。こんな自己紹介では、『この人面白そう』なんて思わないですよね?

2.『この人面白そうと"思わせる"自己紹介』

では、対照的に「この人面白そう」と思わせる自己紹介とは、どのようなものでしょう。前述のポイントとは逆転の発想で考えてみましょう。そうすれば、面白い自己紹介に一歩近づくのではないでしょうか?例えば、

● 断片的な情報に留めず、なぜその作品、漫画、主人公が好きなのか、具体的な場面を挙げて、自分の人生や考え方にどう影響しているのか、書いてみる
● 人とは違ったちょっと変わった趣味がある場合、なぜハマっているのか、自分の愛着を表現してみる
● 新しい組織に入る理由が、経営理念への共感、社長への憧れなど、なぜ共感・憧れを抱いているのか、その理由を書き留めてみる
● 過去の成功&失敗体験から何を学び、その学びを新しい組織でどのように生かし、一緒に働く仲間に役立てられるのか、ポジティブなメッセージを心がける
● 専門用語は極力使わず、自己紹介を読む人が理解できるような言葉を使う
● 世代に関係なくSNSでバズってるコンテンツがあれば、自分がなぜそれをチョイスし、興味を持っているのか、発信してみる

いろいろ書きましたが、ここではポイントが2点あります。それは、①読み手が不快感を感じることなく、「あ、この人、自分と似てそう!」「わかるわかる!」という人柄が読み取れて、共通点を見つけやすく、『共感』をどれだけ量産できるか、②「この人、自分とはタイプ違うけど、なんか愛嬌あるな!」「ちょっと変な人だけど、興味そそるな!」という、自分とは異質なものに対する怖いもの⁉見たさ『興味』をそそる、要素をどれだけ盛り込むかという点です。

3.『文章力がなくても「この人面白そう」と思わせる自己紹介文の書き方』

ここまで、面白くない&面白そう、の両面についてポイントを纏めきました。では、実際にどうやって自己紹介を書いていけばよいのでしょうか?この章ではその書き方について、一例をご紹介し、次章では、実際に僕自身の自己紹介文を作成してみたいと思います。

『文章力がなくても、「この人面白そう」と思わせる自己紹介文の書き方』

1) 自己紹介の目的を決めましょう(※後述)
2) 自己紹介の対象者の属性を見つけましょう(※後述)
3) 自己紹介の冒頭で「自分は、×××な人間です。」と、自分の特徴を1フレーズ、ないし2~3行で簡潔に表現しましょう。理由は単純明快。覚えやすいからです
4) 上記をサポートするのに相応しいテーマを3つ決めましょう
5) 3つのテーマについて書きましょう
6) 1つのテーマについて、箇条書きしましょう

前述した、『自己紹介の目的』とは、

● 特定のグループに自分の情報を発信することで、自分を認知してもらい
● 自分に対して、興味を持たせることで
● 「この人と話してみたい!」という欲求を生み出し
● 自己紹介の内容を記憶させることで、
● 自己紹介が終わり退社する前に、自分に話しかけさせる行動に繋げる

です。僕は、“自分に話しかけさせる”と書きましたが、それが例えば「不思議な奴だ!」、「見た目とのギャップがある奴だ!」、「何か頼りがいのある奴だ!」など、自由に考えてもらってよいと思います。

次に『対象者(自己紹介する相手)の属性』とは、例えば、以下の通りです。

● 人事、総務、経理、といった組織の切口
● プログラマー、デザイナー、士業、といった職種での切り口
● 趣味、嗜好での切り口

みなさん、ご存知の通り、組織・グループとは、多様なバックグラウンド、考え方を持つ個の集団ですよね。ただ、上記のような切り口で観察してみれば、属性という共通項は必ず存在すると思います。その属性を自分なりに考えて、『共感』『興味』を遡及できるような自己紹介を書くことで『面白そう!』と思わせる確率を高めることができるかと思います。
では、次章では、実際に僕の自己紹介文を書いてみたいと思います。

4.僕の自己紹介文(※解説付き)

上記1)~3)をまずは下記のように決めました。

目的:自分の自己紹介を読んでくれた #面白文章力クラブのメンバーから何かしらのインプレッションがあり、特にこれまで交流がなかったメンバーとの会話のきっかけを作る
対象者:ふろむださん主催の面白文章力クラブのメンバー全員
属性:ベストセラー作家さん、プロライターさん、サラリーマンさん等、色んな肩書の人がいますが、文章上手下手に関係なく、全員面白い文章を書きたいという願望をもっている

では、上記を達成するための自己紹介を書いてみます。

はじめまして、欲にまみれた、通称「し~も」こと、下山宜昭と申しますw 兵庫県のド田舎で製造請負屋をやっている3代目後継者候補です。候補といっても僕しかしませんが…

【自分エピソード】
● 2014年まで、8年弱、外資系コンサルで、ERPパッケージの導入、インフラ運用、BPO(アウトソーシング)による業務改善をやっていました。でも、ITは正直苦手です(-_-;)。専門は?と聞かれると、BPOによる業務改善かな。
● すったもんだあって、2014年9月に、地元兵庫にUターン就職。前職は業務改善をして、業務プロセスを切り出す側だったのですが、皮肉なもんで、今は業務請負という、真逆の立場の仕事をやっております。
● 前職の仕事柄か、普段生活して、『このプロセスこうやったらみんな楽にならないのかなぁ』『なんでこうやらないんだろう』って自問自答することが多々あります
● 私生活では、千葉出身の妻とUターン後に授かった息子2人(1&3歳)の新米パパ
● スポーツ全般プレーするのが好きです。めったにスポーツ観戦しないですが、ポドルスキ、イニエスタ、ビジャ、のスーパースターがヴィッセル神戸にいる間にサッカー観戦に行きたくて、仕方ないミーハーな一面もあります。

【ド田舎エピソード】
● 子供の頃、川で遊んでいると、ヒルが5匹位お腹にくっ付いて、お腹の中に入ってくるぅぅぅ(吸血して、ヒルが肥大化してるだけ…)ってギャン泣きした記憶があります。親父がタバコの火で炙ったらポロっと落ちましたが…。
● 自転車で下校中、両脇が田んぼの一本道を、目を閉じた状態でどこまでこげるか、度胸試しの競争を友人として、田植えシーズンの田んぼに自転車もろとも突っ込んだ経験があります。自転車のサドルはグニャっとひん曲がり、学ランは泥だらけの状態で帰宅し、母親に大叱責を喰らった、みたいなアホな遊びをしていました。
● 毎年、田んぼの時期になるとシラサギ (鶴⁉みたいな野鳥)が飛んできて、ミミズを捕食してます(家の周りは田んぼに囲まれていて、田植え時期は、蛙の大合唱が夜な夜な繰り広げられます。21時にもなると暗黒世界になります)

【面白文章力クラブの入会理由】
● 国語、現代文が超絶苦手で、「下線部の理由として、最も適切なものを(ア)~(エ)の中から1つ選択せよ。」みたいな問題読んでも、「そんなん知るか!」と逆ギレし、山勘で回答を選ぶほど苦手な僕でも、文章って上手くなるのかという興味
● Twitterを初めて数ヶ月。ド田舎じゃ到底会えない人達が何か面白いことをSNSで発信している⇒「おぉ、こんな世界があったんだ!」と感動⇒ふろむださんというネット界隈⁉の超有名人が『面白文章力クラブ』を開設するようだ⇒しかも複数事業を創業していて、1社は上場だと!⇒何じゃこの人、面白そう!やるっきゃない!
● 将来社長になるんだから、こんな凄い人のもとで、しかも、他にもベストセラー作家、編集長だと!自分とは全然違うジャンルの人達と交流できるのも面白そうだ!たった3,980円で学べるんだったら最高だ!と少しばかりの下心とともに入会を決意

皆様、こんな僕ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

5.最後に

『文章力がなくても「この人面白そう」と思わせる自己紹介文の書き方』を最後まで読んでいただき有難うございます。冒頭でも書いていますが、この記事を読んでくださった方にとって、自己紹介は、僕と同じように、嫌で面倒な存在だったかと思います。ただ、この記事を読んでいただき、自己紹介に対する考え方、見方を変えることで、新天地での自分の活動の方向性、着地点を位置付け、新しい仲間にアピールできる最高のステージだな、と少しでも感じて頂けたなら、これほど僕にとって嬉しいご褒美はないな、と感じております。

少し蛇足ですが、上記の考え方は、「自己紹介」以外の場でも活かせる考え方かなってこの記事を書いていて思いました。新卒の方にとっては、これから上司から色んな仕事を依頼され、悪戦苦闘すると思いますが、その与えられた仕事を『作業』とは捉えず、目線高く、その仕事は誰のためであり、次にどう繋がるのか、を考えて行動し続ければ、他同期より一つ抜きんでたアウトプット(成果物)を生み出せるのではないでしょうか?

最後に、もしこんな僕に興味持っていただけましたら、@NORI_ASSYをフォローしていただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?