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ものづくりワークショップを楽しむためのヒント

最近、イベントやお店で「ワークショップ」を見かけることが増えました。気軽にものづくりを楽しめる場として人気ですが、「どれを選べばいいの?」と迷うこともあるかもしれません。

私はものづくりとワークショップを続けてきた中で、「ワークショップの楽しみ方」にもさまざまな形があると気づきました。ここでは、より楽しむためのヒントをいくつかご紹介します。

1. 私が届けたいワークショップとは?


私のワークショップは、技術を習得する場ではなく、ものづくりを楽しみながら自然と学びが生まれる場です。

ペーパーテラリウム(ペーパーアート)

簡単な作業の中にも「設計の余地」を残し、参加者が作りながら自然と構造を理解できるように工夫しています。そうすることで、完成したときに『なるほど!』と感じてもらえたり、気づきが生まれる瞬間を楽しんでもらえたらと思っています。

ぬりえバッグWS(バッグやポーチに型染め)

また、ワークショップの時間そのものも大切にしています。「教える・教わる」だけではない、作りながら自然に会話が生まれる場を目指しています。

2. ワークショップを楽しむためのヒント


① 場で選ぶ


ワークショップは、何を作るかで選びがちですが、どんな場が自分に合っているかも大切なポイントです。
ワークショップにはさまざまなタイプがありますが、大きく3つに分けてみました。

☑️ 「教室タイプ」(技術を学びたい人向け)
→スキルを身につけることが目的なら、定期開催される教室タイプがおすすめ。時間をかけて学ぶことで、段階的に技術を習得できます。

☑️「一回完結短時間タイプ」(気軽に試したい人向け)
→ 初心者でも手ぶらで気軽に参加できるのが特徴。作り方が決まっているので、すぐに完成品を持ち帰れるのも魅力です。

☑️ 「アトリエタイプ」(交流を楽しみたい人向け)
→ 決まったメンバーが集まり、ゆるやかに作業しながら交流できる場。お茶を飲みながら近況を話したり、ものづくりを通して自然な対話が生まれるのが特徴です。

② 誰と楽しむかで選ぶ


ワークショップは「何を作るか」だけでなく、「誰と楽しむか」でも選び方が変わってきます。

☑️親子で楽しむなら
→ 色や形が豊富なワークショップが◎!「どれにしよう?」「これがいい!」と、選ぶ時間も思い出になります。小さなお子様でも楽しめる、簡単にできるものがあるとより参加しやすいです。

☑️友人やカップル、パートナーとなら
→ 会話しながら作れるワークショップがおすすめ。「やっぱりそれ選ぶと思った!」「そんな色が好きなんだ!」と、お互いの新たな一面が見えてくるかもしれません。

☑️ひとりでじっくり楽しみたいなら
→ 技術を磨いたり、自分のペースで作業できる場が◎!「集中してものづくりに没頭したい」「自分だけの作品を作りたい」という方には、静かに取り組めるワークショップや教室タイプが向いています。

3. 改めて、toricolleのワークショップは?


私のワークショップでは、難しい作業はありませんが、必ず自分で工夫できるポイントを残しています。作りながら自然と構造を理解し、完成したときに『なるほど!』と感じてもらえる仕掛けを大切にしています。

お茶で染める和紙のしおり(植物染め)

また、ものづくりを通して「会話が生まれる場」にしたいと考えています。教える・教わるだけではない、フラットな関係の中で、一緒にものを作りながら過ごす時間。

カッティングマシンを使ったペーパーモビール

何かに没頭しながら、自然とおしゃべりができる。そんな『ものづくりを通じた対話』の時間を、これからも大切にしていきたいです。「作ること」そのものだけでなく、「作りながら誰かと過ごす時間」も楽しんでください。

まとめ

⚫︎ワークショップを選ぶときは、「どんな場が合っているか」「誰と楽しむか」で考えると◎!
⚫︎「技術を学ぶ」「気軽に楽しむ」「交流する」など、目的に合ったスタイルを選ぶとより充実した時間に。
⚫︎トリコレのワークショップは、技術習得よりも「作る楽しさ」と「自然な学びのある場」を大切にしています。

ワークショップは「作ること」だけでなく、「作りながら過ごす時間」そのものが楽しいもの。ぜひ、自分に合ったスタイルで、ものづくりの時間を楽しんでくださいね!

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