DMに込めた想い
いきなりですが、自分が展示をする時の案内状について語りたいです。
私が何をしてるかはこちらの記事をどうぞ
この話の結論を先に書くと、自分の展示の案内状はこんなつくり方してるよというご紹介。
結論、楽しんで作ったらいいと思ってて、自分の作ったものがちゃんと伝わるのってやっぱり嬉しいよね。というお話しです。
歴代DMを文に挟んだら見にくい?どう?
まあいっか。
全部のDMも大公開です(キラキラ〜)
DMってなんだろう
DM→ダイレクトメール、いわゆるチラシですね。
かれこれ9年、自分に年1回の発表を課してきたので9点のビジュアルが手元にあります。2020年までは夫が作ってくれてました。
(toricolle初展示からしばらくは夫がビジュアル面を助けてくれていました)
脱線するけど夫の書いた好きな記事貼っとくから良かったら読んで!
こんな人です↓
話はDMに戻って。
通常はどうなんだろう。
通常はきっとチラシやDMは周知や案内の役割を担ってると思います。
思いますって何?それ以外あるのか?
私は広告やマーケティングというものは門外漢なのもあったし、何でもつくりはじめると好き勝手やりたくなっちゃって、展示に来てもらうためのものという意識が遠のいてしまいます。
ちな、夫は広告業界にいた人です。
でもなんかtoricolleが2人の好き勝手できる表現の場として始めたのが大きくて広告として作ろうって意識は夫にもなかったと思う。
私もどうすれば訴求できるかとか一切聞かなかったし。
そもそも案内状を作る時期が悪い。
今年も展示したいからと日取りを決めたらば早めにデザインを準備したい!のだけども、毎年新しいデザインを作るための展示なのでまだ作品に仕上がってない段階です。
私の取り掛かりが遅いのが大きな原因です。毎年決まった時期なんだからゆっくりコツコツやればいいのに、やんないから。
ほらみろ今年もおしりが見えてからやっと動き始める。
見返すと奇跡的に作品を撮れてるものもあるのだけれど、この時期に手元にあるのは大抵の場合アイデアスケッチや作品の元になるカットデータ。
なし崩し的にそれらをアレンジします。
そこに今の気分で好きなフォントを入れる!
それで出来上がり!はい入稿!
この時の「はいオッケー」の決め手として考えてるのは、印刷が上がってきた時のイメージです。手元にあるハガキサイズの案内状。机、棚の上に。コルクボードに壁に、冷蔵庫に貼る。
DMやチラシって持ち帰ってどうしますか?
私は行きたいものは忘れないように目につく所に置いたり貼ったりしておきます。気に入ってるのは会期が過ぎても貼りっぱなし。
だからか意識には、お家の雰囲気を壊さないってのがあるし、何よりDMを置かせてもらうお店の雰囲気に馴染みたい。
いや、馴染んじゃダメじゃん目立たなきゃ。
とはいえ馴染みたいんだもんしょーがない。
なんかね。せっかく印刷して、もう物質としてここにあるから1枚1枚が行く先を待ってる感じがしちゃうんです。
展示は来たい方はきっと来てくれる。もし都合が悪ければまた次の機会に。
それとは別にDMは持ち帰って楽しんでほしい。
最近「DMをずっと飾ってます」と言ってもらう事があって嬉しくて驚きました。私の“DMちゃん”の意図を汲み取ってくれる方がいる。
なんてこった。人間て凄いな。
これは言葉じゃないコミュニケーションだと思いませんか?
意図が伝わる事の喜びをひしひしと感じています。
価値交換がしたい!
伝わる喜びのためにお金と時間をかけていると言っても過言ではない。
私は価値交換によって他者と関わることが多分好きでさ、交換ができる事自態に大きな価値に感じてるんだなと書きながら気づきました。
てか、関係性って大抵が価値交換なのでは?!
大事にしたいのは両者の同意が適切に取れていること。なぜならそれが健全で健康的な関係だと思うし、それなら長く付き合えるから。
人とも物とも長く付き合えるのは私にとって大事なんです。
そんなことで、
案内だけならデジタルでも済ませられはするんですが、まだまだ紙の案内状は作っていきます。
実はね。そのDMやチラシ、無料ではないんです。あ、印刷にお金がかかってるから大事にしろって意味じゃ無いですよ!
あなたが目を奪われた時間、文字を読んでいる時間、それとっても価値のあるものです。
持ち帰ってしばらくしたらゴミにしようかどうしようか少し悩むかも。ゴミに出すにしたって紙の資源ごみの日まで待たなきゃだね。燃やすゴミなら今はどこでも有料です。ちょっとした時間やお金かもしれないけれど、あなたの負荷になるんです。
私の時間やお金も大事で、あなたの時間やお金も大事。これモットーです。
もしもどこかで見つけて気に入ってくれたら、おうちに連れ帰ってあなたのパーソナルスペースの一角を貸して下さい。家賃として心に留めたいなと思えるDMをまた作りますから。
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