わたしの働き方改革〜写真と子供〜
こんにちは、NORi (@noriko.matsui.photographer)です。
子供が生まれるまでは写真のことばかり考えていましたが、いざ生まれたあとはそういうわけにもいかず、仕事よりも家庭中心と、生活の優先順位が変わりました。
子供と仕事
とくに、わたしの娘は個性的で、成長の過程で自然と身についていくはずの、言語でのコミニュケーション力が発達するのが遅く、3歳を過ぎた今、ようやく一語の言葉が出るようになってきました。先日、生まれて初めて「ママ」と呼んでくれてうれしかったのですが、今まで3年間、呼ばれたことがなかったので、逆にわたしが慣れていません。
出る言葉も、何故か全部英語です。待って、と言わずwait!と言います。こんにちはじゃなくてHello。ありがとうはthank you 。わたしは日本語しか話さないというのに、変わっています。
この春からは、週に2回、区の療育機関にお世話になっていて、以前に比べて少しずつやりとりはできるようになったものの、急な環境の変化への対応のむずかしさや、突発的な行動や、こだわりの強さがあるため、まだまだ目は離せません。言葉を使わないこと以外は、天真爛漫で好奇心の強い、面白い娘です。
通う療育の機関も親子通園のため、基本的には終日一緒に過ごします。保育園に預けるのは色々とハードルが高く、一時保育も空きがない状態です。さて、わたしはいつ仕事をするのやら?と、途方に暮れた時もありました。
できることからやってみよう、と、打ち合わせに娘を同行させてもらったことがあるのですが、初めての場所にいる不安で、終始泣き止みませんでした。しかも娘は3歳ですが、見た目は5〜6歳児並の体格で、声も大きいので、もうどうにもならない感じになり、結局、打ち合わせどころではなかったです。
写真の仕事はしたい。でも、打ち合わせすら気軽に行けない。となると、撮影はどうやって行くの?これでは、受注する仕事の範囲がかなり狭まる、というか、ほとんど受けられる仕事なんてないような気がしました。
(後日、撮影ではありませんが、電話とメールで取材される仕事があって、これなら受けられると思いました。)
写真を継続的に撮るために
そんなとき。ふと、ストックフォトのことを思い出しました。以前、「写真の新しい自由」(玄光社)の著者、菅付雅信さんのお話を聞いたことがあって、今後成長する写真の仕事のひとつとして、ストックフォトをあげられていました。著書のなかでもストックフォトは、自発的に制作できるメリットがあるとも書かれています。
わたしでも作り出せる仕事があるなら、そこにしがみついていきたい。藁にもすがるような想いで、ストックフォトをはじめました。ストックフォトを取り扱うサイトはたくさんありますが、信頼性と家からの近さでPIXTAを選びました。(本社が近所で助かることはたくさんありました)
わたしのページです。 画像・動画の素材サイト PIXTA→NORi
ストックフォトをはじめて1年くらいなので、販売する写真の種類も点数も少ないですが、毎日何かしらの写真が売れるような雰囲気にはなってきました。勢いづいて、今月から動画もはじめてみました。
なによりも素晴らしいと思うのは、撮影現場に娘を連れていってもOKということ。カメラのことは好きみたいで、スタジオに入ると嬉しそうです。気まぐれにモデルになることもあります。少々個性的な娘でも、モデルさんを和ませてくれることもあるので、たすかっています。
また、定期的に尾道に行く便を使って、ストック用の撮影をおこなっています。わたしの好きな尾道を、モデルさんと一緒に紹介できることは大きな喜びです。
そして、ストックフォトは撮影よりも、企画準備や写真の現像やアップロードに関する作業の方が時間がかかります。ほとんどがデスクワークです。子育て中のわたしにうってつけの仕事と言ってもいいと思います。幸いなことに、企画や撮影場所やモデルの手配、衣装やプロップの準備など、ストックフォトに関することはどれも楽しく、撮影を1から考えることがこんなに面白いのなら、もっと早くからはじめればよかったかもしれません。
しばらくはストックフォトをベースにして、また新しい仕事も受けられたらと思っています。
NORi
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