【こども日本語教育】色の導入
日本語ほぼゼロの子供達に色を日本語で導入!基本語彙として日本人の幼児にも早い段階で教えていきますよね。7歳前後の子供たちなので、もちろん英語での色の名前や区別は完璧です。そんな子たちにどんな風に導入したか紹介します。
条件 (対象学習者、人数、場所etc.)
対象:日本語のほぼゼロの子供7歳前後
人数:3人
場所:8畳くらいの部屋
道具:色カード、色画用紙
時間:80分
導入 まずはYouTube動画で導入
子供向け動画で色を検索するといろいろ用意されているのでお好みのをものを選ぶことができます。私がこの動画を選んだ理由は1.シンプルで余計な情報が入っていない。2.基本の7色🌈の動画が多いのですが白黒灰茶もある。3.ゆっくり目でリピートしやすい。の3つです。
無い色を叫べ! フラッシュカードで記憶ゲーム
折り紙で作ったFCでもう一度色と名前を一致させていきます。
この時は全色一気にではなく、まず2色「あか・あお」見せながら何度もリピートさせて、覚えた頃に片方をかくし「いないの何色?What is the missing color?!」と聞いて、隠した色を日本語で答えさせます。
ゲームのルールがわかってくると、大きな声で叫ぶのも競うことも大好きですから覚えることが楽しくなってきます。1色ずつ増やしていきます。このとき、日本の音が続くと負担が多いので様子を見ながらカタカナの色を入れます。
体を動かして脳を刺激する色島へジャンプ!
声に出して色を覚えてきたところで、今度はリスニング力!
教室の床に色画用紙をばら撒いて島🏝️に見立て、教師の指定した色に移動してもらうゲームです。
色を指定する人は教師じゃなく子どもたちにもやってもらいました。
最後は紙がぐちゃぐちゃになるほど盛り上がりました。
他のクラスではもう少し広い教室だったので壁のあちこちに貼ってタッチするというルールにしました。教室の中にカラフルないろいろなものがあればその色を探してタッチ・指差しをしてもらうのもありですね。
集中力もUP!カラービジョントレーニング
最近、よく見かけるようになったビジョントレーニング。
眼球運動で認知能力や判断能力、運動能力も向上できるとか。カラフルな3色が使われているシートを使ってみました。
「緑、赤、黄色、赤、緑…」とリズミカルに声をかけながらゆっくりやっていきます。5歳の子には難しすぎたようでしたが8−9歳は結構集中して取り組んでくれました。左右の手が違う動きをするのがなかなか難しいので、いっしょに私もやってタイムアタックにしたりもしました。
残った時間はカードゲーム「イナイーノ」!
本当に、超おすすめのカードゲーム「イナイーノ」
7色/7種類の形をカードの山からひっくり返すと6色x6形の柄カードになります。2枚を見比べて色か形の指示に合わせて無いものを早く見つけるというカードゲーム。
シンプルなルールで7色だけ覚えれば楽しめます。この時点で形はまだ導入していないので指示札を色だけにして「無い色どーれだ!」と言いながら遊びました。色を指差したり、英語で答えてしまう子もいましたが、日本語で!と正確に早く言えた方が勝ちです。まぁ、あんまり厳しすぎても楽しくなくなってしまうのでそこは臨機応変になのですがね😅
色を覚えた後には、「5分余ってしまった😨」なんて時に出せば喜んで遊んでくれるのでいつもカバンに忍ばせています。
授業振り返り
今回は教室が小さめだったので色島ジャンプはドタバタでした。
外に出て、カラーチョークで丸を描いてとかフラフープを並べてとか身体を思い切り動かせるともっと楽しくて時間たっぷりできたかもしれません。
なぜか緑と紫を反対に覚える子が多いのも面白いです🤭
「イナイーノ」は大人の授業でも使えるのでマジでおすすめのカードです!
いかがでしたでしょうか?
皆さんはどんなふうに色を教えていきますか?いいアイデアがあればぜひコメントで教えてください❤️
少しでもみなさんの子供レッスンのお役に立ちますように🙏