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【巨人】吉川尚輝の起用法について

こんにちは!
寒い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

さて、少し前に横浜DeNAベイスターズの1番打者について考えましたが、私の贔屓である巨人は昨年とにかく1.2番の出塁率の低さに悩まされました。主に吉川尚輝が1番を任されていましたので、今回は吉川尚輝について掘り下げていきたいと思います。

1.2番が機能不全に

2020年は最終的に1番吉川尚、2番松原という形に落ち着きましたが、吉川は出塁率.336、松原は.330と日本一を目指すチームの1.2番としてはあまりに低すぎる出塁率でした。これだけ1.2番の出塁率がないチームはセリーグでも巨人ぐらいです。日本シリーズでも1.2番の出塁不足はものすごく感じました。ここはなんとしても改善しなくてはいけません。

今年は1.2.5番を本当に適性にあった人を起用できる戦力が揃っているはずです。そのために梶谷もわざわざ4年契約で連れてきたわけですし、外国人も2人獲ってきたはずです。なんとかこの課題は解消してもらいたいと思っています。

足が速いから1番はNG

「足が速い→1番」という固定概念は私は好きではありません。足が速くても出塁しないと意味がないからです。周東のように「出塁=2塁打」と言えるぐらいの選手であれば多少出塁率が低くても1番起用するのは分からなくはないですが、球界を見渡してもそんな選手は周東、和田、増田大輝、近本ぐらいしか思い当たりません。
そもそも、1.2番の役割はクリーンアップを迎える前に一人でもランナーを多く貯めて先の塁に進めておくことです。特に1番バッターは出塁が命だと考えています。

尚輝の適性打順は5番!?

1番は出塁が命ということを踏まえると、私は吉川尚輝の適性は1番ではなく5番〜8番だと思っています。理由はやはり出塁率が低いからです。打率が.270を超えていれば出塁率は.350は軽くクリアしてほしいところですが、昨季の出塁率は.336しかありません。昨年他球団で1.2番を任されていた前DeNAの梶谷やカープの田中広輔らと比較しても出塁能力では劣っていると言わざるを得ません。
逆に、開幕戦の逆転2ランを見ても持っている打撃センスは本当に魅力的なものがあるので、それを活かせる5番以降の打順が良いと考えています。今年8本塁打を放っているほど長打力もある打者なので、うまくいけば5番を任せられるぐらいのバッティングをするんじゃないか期待をしています。

尚輝は目指すところとしては高橋由伸や亀井のようなところを個人的なイメージとして持っています。彼らも天才的な打撃センスを持っている典型的な打率先行型の打者なので、フリーに打たせた方が良さが出るタイプでした。高橋由伸は1番を打っていた時期もありましたが、その時も四球を選ぶというよりはとにかく打ちまくって出塁していました。

尚輝が1番で出塁しまくってくれるに越したことはありませんが、今は出塁を求めてしまうと尚輝の強みである打撃センスをかき消してしまうような気がします。
これからはさらに尚輝の良さを生かせる打順で起用してもらえると良いなと思います!

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