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【阪神】外国人編成がすごい!
今回はセリーグ首位を独走する阪神タイガースの外国人編成について書いていきます。
セリーグ首位の原動力となっているのは、やはり外国人選手の活躍です。特にサンズ、マルテ、スアレス、ガンケルの活躍が目立ちます。
2020年から明らかに変わった
阪神の外国人選手に関する編成は2020年から明らかに変わりました。
2019年までは外国人を1人ドンと連れてきて、「バースの再来!マートンの再来!」と持ち上げて結局コケるのを繰り返すのがお決まりのパターンでした。
しかし、2020年は前年まずまずの成績を残したマルテを残し、そこにボーアとサンズという2人の外国人野手を獲得しました。獲りすぎという声もありましたが、獲りすぎなければおそらくサンズは阪神にいなかったはずです。
また、2021年はあまり活躍できなかったボーアのみを退団させ、新たにロハス・ジュニアを獲得しました。ロハスはあまり活躍できていませんが、前年活躍したサンズと、実力を証明済みのマルテが残っていましたので、こういうチーム状況になっているわけです。
投手陣も同じです。2020年に大量に外国人投手を獲得し、そこで活躍したスアレスは好待遇でしっかり残留、振るわなかったガルシアを退団させて新たにチェンとアルカンタラを獲得しました。
アップグレード編成のメリット
私は阪神が外国人を大量に囲い込んで、ダメだった選手だけを新しく入れ替える外国人編成を「アップグレード編成」と勝手に呼んでいます。これは素晴らしい編成だと思います。
外国人を大量に囲い込むことでまさに「数打てば当たる」という形になっています。さらに、良い外国人と悪い外国人をふるいにかけることができるので、毎年外国人選手のレベルがアップグレードされますし、仮に新しく来た選手がダメだったとしても、前年からいた優良な助っ人が残っているのでダメージはそこまで大きくありません。
もちろん連れてくる外国人が多いので当然お金はかかりますが、毎年チームのレベルアップを図ることができるので、投資した分のリターンはしっかり回収できると私は思います。
なぜ急にアップグレード編成を始めたのか
ここで疑問なのは、なぜ阪神が2020年からアップグレード編成を始めたのかです。私は、今思えば阪神のフロントが2021年頃から戦えるチームが作れると見込んで、そこから勝負をかけるつもりだったのではないかと推測しています。
2019年に近本がレギュラーとして定着し、昨年は大山がチームの4番へと成長しました。投手陣はもともと定評のあるチームだったので、チームのコアが2人誕生した時点で、フロントももう一声の戦力増強があれば勝負できると確信に変わったことでしょう。ドラフトでも2019年は高卒大量指名でしたが、2020年は佐藤輝明を筆頭にレギュラー2名、先発ローテーション投手1名を見出しました。勝ってるからそう見えるだけかもしれませんが、こういったところからも2021年に賭ける阪神の本気度が伺えます。
16年ぶりのリーグ優勝へ
交流戦で勝ち越し、絶賛足踏み中の2位巨人と差をつけたことで、いよいよ悲願のリーグ優勝が現実味を帯びてきました。
阪神のリーグ優勝に向けて、外国人選手の活躍は必要不可欠です。特にアップグレード編成で得たスアレス、ガンケル、マルテ、サンズの4人はここまで首位独走の原動力になっていますので、彼らが今後も変わらず戦力になってくれるのかは今後の阪神の命運を大きく分けると思います。