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【巨人】過去にやっちまった編成

今回はシーズン中断中ということで、過去の巨人でフロントがミスった編成の例を見ていこうと思います。

過去の対象は、私がプロ野球を見始めた2007年ごろからに限定させてください。

ホセ・ロペスの自由契約

ロペスは、2013年に年俸8000万円の1年契約で巨人と契約すると、2年間で255試合に出場し、打率.275、合計ホームラン40本、OPS.795としっかり働いてくれました。

しかし、2014年オフにチームの顔でもある阿部慎之助のファーストコンバートに伴ってあっさりロペスを放出しました。14年の年俸が1億7000万と決して安くはないロペスを控えで雇うのは難しいという意図は分かります。しかし、ロペスの能力を甘く見すぎていたこと、阿部慎之助が一塁のレギュラーとして出続けられることについて、完全に判断を誤りました。

結果的に、2015年はチーム打率リーグ最下位、本塁打もリーグ4位と深刻な貧打に陥り、リーグ優勝を逃す要因となりました。
一方のロペスは同一リーグに属するDeNAで移籍初年度から25本塁打を放ち、その後DeNAを6年間も支え5年連続25本塁打以上、合計本塁打数が158と超優良助っ人になってしまいました。

陽岱鋼の5年契約

陽岱鋼はFA前年となる2016年に130試合に出場して打率.293、出塁率.359、ホームラン15本とそこそこの結果を残し、ファイターズの日本一に貢献しました。しかし、打撃不振から日本シリーズでは岡にスタメンを譲るケースも目立ちました。一方の巨人は、15年に大ブレイクを果たした立岡が16年は全く奮わず、外野の人員不足及び高齢化が深刻でした。FA宣言当初は静観していたものの、ある日何を思ったのか突如5年15億の契約を提示し、即契約合意に至りました。

しかし、結果は皆様ご存知の通りです。今年に至っては契約期間中でまだ元気にプレーしているにも関わらず、1軍出場がありません。まだ契約期間中なのでこれ以上踏み込んだコメントはしませんが、今はファームで好調のようなので、今すぐにでも1軍に上がって活躍してもらいたいです。

シーズン途中に来た外国人が続々撃沈

貧打で悩む年によく取られる手法が、シーズン途中の外国人補強。しかし、以前はことごとく撃沈しました。

まずは、2015年のホアン・フランシスコとカステヤーノス。両者ともデビュー戦でいきなり安打を放つも、フランシスコは18打数3安打、合計11三振で、挙げ句の果てにはあのインフィールドフライ事件。カステヤーノスはデビュー戦の1.2打席目に連続ヒットを放った以降は18打数ノーヒット、こちらも三振が11個と見事な大量生産でした。2015年の貧打を象徴する2人の姿でした。

お次は2016年のガルシア。こちらは7打数ノーヒットでその後亡命。何も貢献せずに巨人との契約を亡命の道具に使われてしまいました。
ただ、驚くのがその後。カージナルスとのマイナー契約を経て、昨季からレンジャースへ加入。今季はMLBで大ブレイクを果たし、8月7日時点で打率.247、ホームラン23本と素晴らしい成績を残しています。これはすごいですよね。巨人フロントからすると、「うちでもちょっとは活躍してくれよ…」というのが本音ですが(笑)

森福のFA契約

いやー、これも本当にひどかった。こちらはフロントのやりたいことは分かりましたが、森福のパフォーマンスが全く伴いませんでした。

1年目にヨーイドンで結果を残せなかったことが痛かったですね。由伸監督の信用を勝ち取れませんでしたし、原監督が就任した2019年も大事なところで被弾する場面が見られました。期待していただけに残念な結果になってしまいましたね。

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