見出し画像

シングルマザーで娘を海外留学させた秘訣

海外留学について

海外留学をする生徒の割合は、概ね「1000人に1人」と言われることが多いようですが、長期の海外留学を選ぶ高校生は全体の1%未満にとどまると言われているそうです。
まだまだ、一部の親しか提供できない教育経験だと考えている人もいるようですがそんなことはありません。ちょっと頑張ればなんとかなるかもしれません。私の経験を参考に一緒に考えてみませんか。

転々とした英会話教室

「英語をなんとかしてあげたい」という気持ちは、夫が英語が苦手だったことから始まります。
「学ばせるならば早い方がいい」
「最低でも1年は留学させたい」
と、夫婦でたまに話していました。
バイオリンやバレエなどのお稽古はそんなに親身ではなかったように思いますが、英語の塾への送迎は真面目によくやってくれました。

大袈裟ですが、娘が英語を習った軌跡です
幼児(保育園・幼稚園)時代
2歳から、近所のオーストラリア人の女性が経営している英会話教室に通わせていました
が、どの程度英語力が身についているかがわからないまま過ごしました。
3歳から5歳までは、私の転勤で保育園を転園しました。その間は、大手音楽教室の英語教室に通いました。
6歳でまた私が転勤。以前通っていた保育園に戻ろうとしましたが、定員一杯で認定子ども園へ通うことになりました。そのこども園では、英会話のクラスが週に一回ありました。年長さんの時は、日本人の男性が経営している英語教室に通いました。



小学生時代

6年間通った小学校は私立の小学校になります。
地方の私立小学校は首都圏に比べて授業料がお安いことがあります。
私の娘が通った小学校では、週に2回ネィティブの先生の英語の授業があること、年に1回、上智大学の生徒さんのENGLISH キャンプがあることで、英語の塾に通わなくても自然に英語に親しめる環境がありました。
また、私立の小学校は制服がありますので、私服を揃える経費の必要がありません。サイズ調節できる制服でしたので、小学校では一回だけ制服を買い足しました。女の子特有の何を着ていくかで悩まなくていいことが何よりでした。
また、我が家では5年生になるまで学習塾に通わせることがありませんでしたので、学習塾に通わせるぐらいのお金で、小学校に通わせることができました。

預かり保育、学童保育
私は、娘が小学校2年生の1月にシングルマザーになりました。
私はフルタイムで働いていましたので、こどもの面倒をみれない時間は学童保育に子どもを預けることもありました。
ある時、「疲れるから学童保育に行きたくない。学童保育を辞めさせて。」と言われました。そこで、保育園時代に通っていた近所の英会話教室に通うことにしました。その英会話教室の先生は、小学校の英語のクラスの先生でもありました。2年ぐらい通いました。

その後、先生が英語教室が移転することになりました。
そこでまた、英会話教室を探しました。カナダ人の男性が経営する英会話教室に通うことになり、留学する直前までお世話になりました。

結果、ネィティブの先生がいる英会話教室に通った方がいいと思います。
特に、留学したい国の先生ならはなおさら・・・。
沢山の情報を貰えますからね。



英検受験と小学生での短期留学

小学校での英検
娘が通っていた小学校では、年に1回実用英語技能検定を受ける機会がありました。受験対策も先生がしてくれる素敵なシステムでした。

・小学4年生で4級合格
・小学5年生で3級合格
・小学6年生で準2級合格

「検定の級が上位であることよりも、話せたり、書けたり、使いこなせる方が大事」だと、娘は考えており、積極的に受験しませんでした。
お子さんによっては、自分で英検を受験していました。



短期留学の経験と金額
小学4年生の春休み 1週間の英語研修
(イギリス)    約 400,000円
・小学5年生の夏休み 3週間のサマースクール(イギリス) 約1,500,000円
・小学6年生の夏休み 3週間のサマースクール(イギリス) 約1,500,000円

小4でたった1週間の英語研修でしたが、抑揚の付け方が上手になったと英会話教室の先生に褒めていただきました。私に勢いがついてしまったのでしょうか、帰国するや否やすぐに夏休みのサマースクールに申し込みました。ヒースフィールドという由緒正しい女子校の先生方が開催していたサマースクールはリピーターも多いようでした。私の娘も2年続けて参加しました。

春休みの研修は、株式会社アルクの約400,000円くらいの航空券付きのパッケージツアーでしたが、その後のサマースクールは、個人手配でした。
往復航空券と授業料を合わせると1,500,000円以上はかかった気がします。今ならば、円安や航空券の高騰により2,000,000円以上かかるかもしれません。

この時初めて、さまざまな留学パターンでの留学費用を知りました。
ターム(学期)留学、1年間の交換留学、2年間(英国の場合)、3年間などなど。
たった1ヶ月で1,500,000円かかるのであれば、1年留学させるとどうなるのだろうか、と考えました。逆に、サマースクールに毎年参加させたとして、5年で
7,500,000円。それならば、1年間留学させた方がいいのではないかなど。

イギリスの私立の名門校やアメリカ、カナダの私立全寮制の学校であれば1年間で7,000,000円から10,000,000円かかりそうでした。

私立であれば1年間。公立であれば卒業まで留学させるための費用を絶対に貯めようと決意したのがこの時です。

それから3年後、娘を留学させたいと思い立った時、私がカナダのバンクーバー島にある私立の全寮制女子校に入学させたいと思いました。調べると、当時は授業料がどんどん上がっており、年間7,000,000円以上かかるとか・・・。
公務員の私が払えるレベルではなかった。



中学生時代

中学校での英検
小学校に引き続き、私立の中学校に通いました。英語の授業は毎日ありました。
実用英語技能検定2級を二回受験しましたが、あと1点というところで不合格になりました。全く勉強せずに受験した1回と、過去問を少し取り組んで受験した1回。
「そもそも勉強せずに受ける人いるのかな??」
「今受けたら何級になるのだろうか?」
と、娘とたまに話しています。

中3で高円宮杯英語弁論大会の県予選に出場しました。全国大会に出場することはできませんでしたが、良い経験になりました。
結果、日本にいても英語が身に付かないのではないかと思うようにもなりました。話をすれば長くなりますが(別にnoteに記しています)、
紆余曲折を経て、カナダへの留学を決めました。

カナダへの留学を決めた後、1年間の私立高校への留学と3年間の公立セカンダリースクールへの留学のどちらにするか選んでもらいました。

「卒業するまで」と即答する娘には迷いがありませんでした。


留学費用の確保

バンクーバー教育委員会の場合
 ・授業料      2,000,000円
 ・ホームステイ料  1,800,000円
   ・生活費、日本とカナダの往復チケット、サマースクール費など
が、かかります。
人によっては2年間でセカンダリースクールを卒業しています。

余談ですが、娘と同じ歳のお嬢さんは語学学校に行く代わりに私立の学校に短期間通って体育の単位を取得し、その後セカンダリースクールへ。
2年間で卒業し、現在大学生になっています。
カナダや一部の国の大学進学では、IELTSのスコアや取得した教科の単位、そのスコアで入学の合否が決まるようです。大学進学を考えると、ゆっくり3年間での卒業が良いのではないかと思います。
娘は3年生の10月に大学に出願し、合格の知らせを受け取りました。
2年間で卒業するということは、1年間の留学期間を終え、夏休みが終わったらすぐに大学進学のために動き出すということ。

 3年間で通うということは
 3,800,000✖️3年=11,400,000円 

 ・生活費 については、カードで支払うので私の毎月の生活費と一緒に支払います。航空会社が提携しているカードですので、そこでマイルを貯めて航空券を購入しています。


生活費と貯蓄額

娘が幼い頃から将来留学させたいと考えており、育児休暇から復帰してからから毎月20000円、ボーナス時130,000円の財形貯蓄①をしていました。
その後、母子2人での単身赴任生活を3年間したのですが、その時に財経貯蓄②の額を月に20,000円、ボーナス時50,000円を増やしました。
また、シングルマザーになってからは、職場に出入りしていた金融機関が扱ってたエース預金という商品がありまして、そこに月60,000円入金していました。

もちろん、急な出費により財形貯蓄のお金を使うこともありましたが、本気で留学させたいと思ってからは使ったお金を補填しながら貯蓄に励みました。

*教員になってから年金財形を毎月20,000円貯めていましたが、そのお金は、昨年退職した時に手元に戻ってきました。来年の大学進学時に使う予定です。

 財形貯蓄①   月に20,000円✖️12 
 ボーナス  130,000円✖️2
                         年間500,000円(娘満1歳から17歳)✖️17🟰8,500,000円
 財形貯蓄②   月に20,000円✖️12 
 ボーナス 50,000円✖️2
       年間340,000円(娘満3歳から17歳)✖️15🟰5,100,000円

 ボーナス  300,000円✖️2(満11歳から17歳) ✖️    7🟰4,200,000円
 *年に2回のボーナスを300,000円ずつ貯金しました。

小学校5年生の頃に本気で留学させたいと思ってから貯め出した
エース預金  月に60,000円✖️12
                       年間720,000円(満10歳から17歳)✖️ 8🟰5,760,000円

財形貯蓄とボーナス貯金で留学費用を貯めることができました。

イギリスへの短期留学の費用
 3,300,000円
カナダへの留学費用
  11,400,000円  ➕ 生活費、語学学校費

実際、現地の語学学校は行っても行かなくてもいいと思います。お住まいの地域や
お子様の性格によって判断されるといいと思います。

実際に留学したのは満15歳ですが、その後の大学進学に向けた資金確保のために、退職する昨年3月まで貯金し続けました。
現在は、ここまでの貯蓄をしておりません。

生活費は変えずに、増えた分の収入を先取り(財形)貯蓄することが大切。


お金の貯め方

月に60,000円を財形貯蓄するのは、最初は大変かと思います。
私は、最初 ひと月20,000円の財形貯蓄から始めました。

その2年後、ひと月の貯蓄額を更に20,000円増やしました。単身赴任手当がついたので、その分を貯金したという感じです。

そもそも公務員は1年で10,000円位昇給するので、生活の質を上げなければ、毎年、10,000円ずつ貯蓄を増やすという方法で貯蓄額を増やすことができるはずです。

公立の高校留学は、お子様の人数や収入にもよると思いますが、共働き家庭であれば進学させることが可能なのではないかと思います。
生活費を抑えやすい地方にお住まいの公務員の方であれば、シングルであっても私のように海外留学させることができると思います。

教育資金の確保のために

見栄を張らない。
地方は車社会です。同僚の中には、外車や国産高級SUVに乗ってる人も沢山いましたが、私は軽自動車に乗り続けておりました。自動車税やガソリン代などの経費は最小限にできたはず。
職場に制服はありませんが、制服のようにローテーションを組んで着ていました。被服費って、かけようと思えばどこまでも金をかけることができますから。

コンビニにはできるだけ行かない。
ペットボトルの飲み物を買わない。地球環境にも良いですから。
毎日娘のお弁当を作るついでに、自分のお弁当も作る。コンビニには頼らないことが大切。

副業ができない代わりに現金化する機会を大事にする。
使わなくなった洋服や書籍などはメルカリやブックオフに売りました。
暇な時間に副業したいのですが、公務員はできませんから現金化する機会が大事。

できるだけお金を使わないことが教育資金の確保につながりました。また、中古で引き取ってもらうことを考えると、物を持つ場合には資産価値のありそうな物を購入するようにしました。他にも、人からすると気になる節約術があったかもしれませんが、思い出せません。何か、思い出したらお知らせします。










いいなと思ったら応援しよう!