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「いわき時空散走フェスティバル2024秋」開催!

「いわき時空散走」は、「時空を超えた地域の物語を紡ぎながら、自転車で走っていきたい」をコンセプトに、いわき市内各所にてマップの作成やツアーの実施を行っています。

「いわき時空散走フェスティバル2024秋」では、これまで作成してきた5つのコースに、「湯本編」「草野編」「末続・久ノ浜編」の3つのコースを加え、8つのコースのツアー・マップのお披露目を実施いたします。

皆様のご参加、お待ちしております!


|エリア紹介|

10/12(土)平エリア

天下の名城・磐城平城から城下町・平を巡る
~磐高、磐女の青春の舞台から歌人・田部君子ゆかりの地まで~

今回は、元文3年に起きた元文一揆のゆかりの地をメインに巡ります。総勢2万人の義民のうち3千人が集合した好間江筋入り口(久保町)から元文義民之碑がある東日本国際大学を目指し、当時に思いを馳せます。歴史の話だけでなく、参加者の方からも平のまちなかの思い出話を聴きながら楽しく走りたいと思います。ゴールのFAROではパフェで疲れを癒しましょう!

【日時】2024年10月12日(土)9時~12時
【集合・解散】いわき駅

【サポーター】
渡邉瞳子(わたなべ・とうこ)

いわき市平生まれ。大学卒業後、いわき市社会福祉協議会にて地域福祉に従事。2019年、障害福祉とまちづくり活動に取り組むNPO法人ソーシャルデザインワークスに入職。障害福祉事業所「ソーシャルスクエア上荒川店」にて障害のある方の自立や就労の支援を行っている。事業所内に利用者さんの作品を展示したところ作品を見に来た方と交流が生まれたことをきっかけに、地域の方を巻き込んで「みんなでつくる美術館プロジェクト」を立ち上げる。2023年12月に「ART BASE しかく」をオープン。いわきの歴史や文化に興味があり、大学ではいわき学を学んだ。もっと地域のことが知りたいと思い、時空散走プロジェクトに参加。


10/13(日)赤井・平窪エリア

夏井川から霊峰・閼伽井嶽薬師を望む
~赤井凱旋門から鬼馬童子、からし坊主、龍燈伝説の地へ~

いわきを代表する聖山、閼伽井嶽。赤井とは、じつは赤い大猪のことで、その退治伝説などもありますが、なによりも有名なのは龍燈伝説でしょう。龍宮城に住む乙姫が難産で苦しんだ際に閼伽井嶽薬師が救済し、そのお礼に夜になると、いわき七浜に龍燈が現れて夏井川を遡上し、閼伽井嶽薬師を参拝したといいます。閼伽井嶽薬師のお膝元、夏井川流域の赤井・平窪エリアを巡ります。

【日時】2024年10月13日(日)13時~16時30分
【集合・解散】赤井駅

【サポーター】
大森由美子(おおもり・ゆみこ)

大森由美子。白河市出身。1989年高校教師としていわき市に赴任。縁あって赤井に住むことになり25年以上が経過。しかし、まだまだ赤井は未知の世界。地元ネタを探りつつ自転車と歩きで赤井周辺を紹介したいという思いがありプロジェクトに参加。2019年から女性3人組バンド「明星」で活動中。ライブでは誰もが聞いたことのある昭和歌謡を演奏している。


10/14(月・祝)末続・久ノ浜エリア

伝馬船の時代から末続の海は今日も青く
~神機隊の激戦地から遠藤氏の殿上舘跡まで~
 
平安末期に常陸平氏の流れをくむ岩城氏が土着して好嶋荘(よしまのしょう)(現・いわき市中央部から北東の海岸部にまたがる庄園)に勢力を伸ばし、その荘園の末に続く土地であったので「末続」の名がついたといいます。末続駅は「海が見える駅」として知られ、映画『釣りバカ日誌8』、アニメ映画『フラ・フラダンス』にも登場します。駅前マルシェが実施されたり、プランターで色とりどりの花が飾られたりと地元住民に深く愛されています。その末続駅から久之浜まで大蛇退治の勘太郎、海外貿易の大豪商・五郎丸ゆかりの地などを巡ってみましょう。

【日時】2024年10月14日(月・祝)13時~16時
【集合・解散】集合は末続駅、解散は久ノ浜駅となります。集合場所まで車で来られる方は、久ノ浜駅から末続駅まで電車でお戻りいただくか、事務局スタッフが送迎いたします。お手数ですが申し込みフォームにて終了後の移動についてお知らせください。

【電車案内】
<久ノ浜→末続方面>
①16時15分に久ノ浜を出発
②17時32分に久ノ浜を出発

<久ノ浜→いわき駅方面>
①16時40分に久ノ浜を出発
②17時32分に久ノ浜を出発

【サポーター】
アシスタントスタッフ/井上栞里(いのうえ・しおり)

2000年大阪府生まれ。2023年に東洋大学社会学部卒業後、いわき市に移住。いわき市との出会いは、2021年にサークルで農業ボランティアを始めてから。2022年夏には、「さすかる」のインターンに参加し、そこでコーディネーターの寺澤亜彩加氏に出会ったことをきっかけに、いわき市に移り住み、現在は「いわき自転車文化発信・交流拠点ノレル?」のスタッフとして働いている。


10/19(土)植田・佐糠・金山エリア

「岩間海岸から望む夕景ツアー」

佐糠町の隣り、岩間町まで足を伸ばし、秋風を感じながら街中、川沿いを走り、海で夕景を眺めます。 宿場町、廃仏毀釈、半農半漁、勿来発電所誘致など様々な歴史をもつこのエリア。今では目に見えない歴史を一緒に巡り想像していただければと思います。 今回は特に自然や食も楽しむツアーですので、植田エリアに来たことがない方にはこの地域をまず楽しんでいただきたいです。 平地ですので、普段自転車に乗らない方も回りやすいコースかと思います。 みなさまのお越しをお待ちしております。

【日時】2024年10月19日(金)13時~16時30分
【集合・解散】岩間防災緑地(岩間海岸) 駐車場
(〒974-8222 福島県いわき市岩間町輪山62)

【お知らせ】
集合場所となる「岩間防災緑地駐車場」の付近には2024年6月に移転オープンした「Sunnyday Curryday」さんがあります。お昼にスパイスカレーを堪能した後にツアー参加もおすすめです!テイクアウト・イートイン共に予約がおすすめ。10月の営業案内は、HPもしくはInstagramをご確認ください。


【サポーター】
正木里奈(まさき・りな)

1996年福島県いわき市佐糠生まれ・佐糠育ち。大学で国際コミュニケーションや日本語教育を学び、留学先のハワイでも多様な文化や歴史、社会問題に触れる。卒業後は環境問題に取り組む化粧品メーカー「LUSHジャパン」で働くように。退職を機に故郷であるいわき市にUターン。地元の歴史や物語に興味が湧くようになり、「いわき時空散走プロジェクト」に参加。地元である、植田・佐糠・金山エリアの「いわき時空散走サポーター」を務める。


10/20(日)小川郷エリア

「何事かを為せ!小川郷に生まれたる者たち
~ライス・キング、櫛田民蔵・ふき夫妻、草野心平ゆかりの地をゆく」

磐城平藩・内藤家を揺るがした元文三年一揆(1737)の主導者のひとりが柴原の吉田長治兵衛でした。長治兵衛に呼応して2万人もの大群衆が平藩に押し寄せたといいます。長治兵衛が刑死した後、内藤家は延岡に国替されますが、長冶兵衛の故郷・小川郷界隈は幕府直轄の天領となりました。その天領・小川郷から近代以降、多くの偉人たちが輩出されます。小川郷・いわきを飛び終え、日本・世界にまで活躍の場を広げた小川郷の偉人たちのゆかりの地を巡ります。

【日時】2024年10月20日(日)13時~16時30分
【集合・解散】小川郷駅

【サポーター】
櫛田啓子(くしだ・けいこ)

小川郷の偉人のうちの一人、櫛田民蔵の親戚(弟の孫)にあたる。民蔵の妻で女権活動家として活躍した櫛田フキとも不思議な縁で繋がっている。短大を卒業後は保育の道一本を突き進み、いわきに帰郷後は「さくらさくらんぼ」の保育をいわきで初めて導入し広めた後、現在は櫛田民蔵の生家にて「芽吹きの原保育園」を営んでいる。人間形成の土台づくりとして、大事な乳幼児期に自然豊かな環境のもの、リズム遊びと自然体験を通して、身体づくりを大事にしている保育を続けている。


10/26(土)大野・玉山エリア

「忍夜恋曲者!滝夜叉姫ゆかりの地を求めて
~いわき最大の前方後円墳・玉山古墳を巡り 現代から中世・古代へ~」

小川と四倉をつなぐ間に大野村はありました。その玉山エリアにはいわき市最大の玉山古墳が残っています。そこには平将門の娘・滝夜叉姫が隠れ住んだという不思議な伝説もあります。小学校に続き2023年3月には中学校も閉校となり「大野」と名の付くものは、公民館だけになりました。収穫を迎えた田園風景の中を走りながら、古墳を中心に栄えた時代から現代に至る時間を感じてみませんか。 春に種を撒いた綿花の収穫体験もお楽しみに!

【日時】2024年10月26日(土)13時~16時30分
【集合・解散】ワンダーファーム
(〒979-0215 福島県いわき市四倉町中島字広町1)

【お知らせ】
集合場所となるワンダーファームには『CROSS WONDER DINING』というレストランがあり、ビュッフェなどのランチが楽しめます!午後からのツアー参加前にぜひお立ち寄りください!
http://www.wonder-farm.co.jp/restaurant/

【サポーター】
松本恵美子(まつもと・えみこ)

いわき生まれのいわき育ち。自称「い」わきの中の蛙。1981年より地元のアマチュア劇団「劇団いわき小劇場」にて活動。2015年より土地とそこに生きる人々の物語を演劇にする集団「劇団ごきげんよう」に参加。これまでにいわき市内各所を巡りながら作品を上演。母校の大野中学校の閉校にあたり最後の卒業生と『坂を登れば』という作品を制作したことを機に、閉じていく土地について考えるようになる。2023年より「いわき時空散走」に関わるようになり、ゆったりと景色と人に触れながら、ディープな地元の発見を楽しんでいる。地元「大野・玉山」エリア、在住「草野」エリアの、サポーターを務める。


11/10(日)平エリア(田部君子フィーチャーver.)

天下の名城・磐城平城から城下町・平を巡る
~磐高、磐女の青春の舞台から歌人・田部君子ゆかりの地まで~

天下の名城・磐城平城から「城下町・平」を巡る散走コースは、磐城平城、そして城山にある磐高、磐女の青春の舞台から、歌人・田部君子ゆかりの地、元文一揆まで、時空を超えて幾重にも真野語りが折り重なっていますが、今回はその中でも歌人「田部君子」に焦点をあて、彼女が通った藤田女学校、歌会を開催していたときわ亭などを巡りつつ、彼女の生きた平の街を走ります。

【日時】2024年11月10日(日)13時~16時
【集合・解散】いわき駅

【サポーター】
北林由布子(きたばやし・ゆうこ)

いわき市平駅前商店街生まれ。高校卒業後上京。帰郷するたび寂しくなっていく商店街を面白くしたいと飲食店の開業を決意。2004年にUターンし、イタリアンカフェダイニング「La Stanza(スタンツァ)」を開業。2011年3月東日本大震災・原発事故を経験後、地元生産者さんとの連携をスタートし、食イベなど開催。地産オンリーのイタリアンを目指す。街では商店街の同世代と「三町目ジャンボリー」というマルシェイベントを企画運営。2018年1月「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」というプロジェクトをFacebookで立ち上げ、2019年10月自社ビル1,2階リノベ工事開始。2020年4月コロナ禍に「GuestHouse & Lounge FARO iwaki」開業。FAROのラウンジでは、各種ワークショップやライブ配信など企画運営している。


11/16(土)草野エリア

近代いわきの先駆!笠間藩領の草野・神谷(かべや)をゆく
~死人田、片寄平蔵門からダイダラボーの沼まで~
 
神谷には笠間藩の陣屋がありましたが、じつは笠間藩は神谷、草野、四倉、三和町、田村郡にも飛び地を持ち、幕末のいわき地方では最大の藩領3万2000石(平藩3万石、泉藩2万石、湯長屋藩1万5000石)を有していました。戊辰戦争でも新政府軍についた笠間藩は「勝ち組」となり、明治初期に平にできた「磐城平民政局」は笠間藩士が主導して政務を司りました。また笠間藩御用達の材木商人が片寄平蔵(1813~1860)で常磐炭田の発見者として近代いわきの発展に多大な功績を残しています。他にも郷土研究家の高木誠一(1887~1955)も神谷出身で柳田國男らと交流し、いわき民俗学のパイオニアとなりました。

【日時】2024年11月16日(土)13時~16時30分
【集合・解散】草野駅
【サポーター】
藤城光(ふじしろ・ひかり)

美術作家/デザイナー。水戸市出身、埼玉大学教養学部文化人類学コース卒業後、東京でデザインの仕事に就く。2010年に福島県いわき市に移住したことがきっかけとなり、土地やモノに刻まれた記憶などをテーマとした作品を制作するようになった。震災後は、聞き書き(PRAY+LIFE)や場づくり(未来会議)活動にも関わっている。主な作品は「VOYAGER」(さいたまトリエンナーレ)、「地中の羽化、百億の波の果て」(白水アーツキャンプ phytonとして作・演出 )、「神籬」(田人アートミーティング)「彼女の町、彼の海岸」(駒込倉庫/アートトAA)「深遠なる庭園にて」(生野ルートダルジャン芸術祭・) 「ふねやまにのぼる」(西宮船坂ビエンナーレ 岸井大輔×トチアキタイヨウ×藤城光)、「ぬけあい」(ギャラリーROCKET)など。 [WEBSITE https://hikarifujishiro.com]

松本恵美子(まつもと・えみこ)

いわき生まれのいわき育ち。自称「い」わきの中の蛙。1981年より地元のアマチュア劇団「劇団いわき小劇場」にて活動。2015年より土地とそこに生きる人々の物語を演劇にする集団「劇団ごきげんよう」に参加。これまでにいわき市内各所を巡りながら作品を上演。母校の大野中学校の閉校にあたり最後の卒業生と『坂を登れば』という作品を制作したことを機に、閉じていく土地について考えるようになる。2023年より「いわき時空散走」に関わるようになり、ゆったりと景色と人に触れながら、ディープな地元の発見を楽しんでいる。地元「大野・玉山」エリア、在住「草野」エリアの、サポーターを務める。


12/14(土)湯本エリア

湯本温泉郷で黒いダイヤの夢の跡を追う
~鯨岡阿美子の新瀧跡からコールシスターズの浅貝球場へ~
 
安政2年(1855)、片寄平蔵が内郷・弥勒沢で石炭を発見すると、やがて東京資本が参入して大規模な石炭採掘が開始されました。湯本では石炭1トンに40トンもの温泉が排水され、湯本温泉は抗議しますが石炭発掘は国策であると無視され、ついに大正8年(1919)、湯枯れしました。温泉関係者は山水を汲んで「憎っくき石炭」で湯を沸かしながら必死で温泉営業を続け、昭和17年(1942)に炭鉱会社が温泉供給を約束してようやく危機を脱しました。しかし戦後、石炭産業が衰退すると常磐炭鉱は起死回生に温泉を利用した常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)を開業して成功に導きました。温泉と石炭のまち・湯本を巡ります。

【日時】2024年12月14日(土)13時~16時30分
【集合・解散】湯本駅

【サポーター】
山田亜希子(やまだ・あきこ)

いわき市常磐湯本町出身。中学までいわきで過ごし、その後島根、東京、愛知での生活を経てUターン。愛知ではワンオペ育児を経験。その時に街でもらったチラシの情報に助けられた経験から、フリーペーパー『キッズ★アリぺ』やSNS『いわきこどもプロジェクト』でいわきでの子育て支援情報を発信している。縁あっていわきで生活する子育て世帯に「いわきでの子育てが楽しい」と思ってもらいたい、という願いがある。いわきで育った子どもたちが将来、故郷を離れるときに、少しでも故郷での楽しい思い出を持って巣立って欲しいという思いから、子どもたちとまちなかで忍者修行や探偵ごっこをするなど、子どもとまちがつながるような活動をしている。

|申し込み案内|

【定員】
各回5名程度

【参加料金】
大人:2,000円、高校生以下:1,000円

【自転車レンタル料金】
自転車:500円
※クロスバイク、電動自転車、子ども用自転車などをご準備いたします。

【保険について】
レクリエーション保険に加入いたします。

【お申し込み】
以下のグーグルフォームからお申し込みください。

または、「①氏名、②メールアドレス、③参加日程、④レンタル自転車の希望について」を記載のうえ、メール(jiku-sanso@jpcfweb.com)にてご連絡ください。メールが難しい場合は、お電話でご連絡ください。

【締め切り】
各ツアー開催日の3日前まで

【雨天の場合】
雨天の場合は中止といたします。イベント前日の17時までに判断し、決行について連絡いたします。

【お問い合わせ】
いわき自転車文化発信・交流拠点ノレル?
コーディネーター 寺澤亜彩加
mail:jiku-sanso@jpcfweb.com
tel:090-9898-1553

|関連イベント|

田部君子フェスティバル

いわき時空散走のリサーチ中に出会った、夭折の天才歌人・田部君子。田部君子の短歌や劇的な人生をモチーフとして、トークやダンスパフォーマンス、ツアーなどを展開する「田部君子フェスティバル」の開催が決定いたしました!

いわき芸術文化交流館アリオス、いわき自転車文化発信・交流拠点ノレル?、Guest House & Lounge FAROの共催により実施される各種コンテンツをまとめてみましたので、ぜひご覧ください!



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