ドブロとピックアップ①
ライブでドブロを演奏する時、生音での演奏はなかなかない。
・マイクを下向きに立てて、それに音を入れる
または
・ドブロに取り付けたピックアップから音をとる
このどちらかを選択することになる。
マイクを立てるのが昔からのスタンダードなスタイルだけど、それだと自由にステージを動けないし、マイクとの距離感など慣れが必要になる。
でもピックアップをつければ、マイクの位置から解放され、音も拾いやすくて、さらに進むとドブロの音に色んなエフェクトを自由にかけたりもできる。
海外の有名ドブロ弾きはほとんどピックアップを使っての演奏にシフトしつつある。(もちろん演奏環境や時と場合によってマイク取りの事もある)
このシリーズでは
・ドブロに取り付けたピックアップから音をとる
について、私の経験からわかったことやオススメのアイテムなどをお話ししたいと思う。
いちばんポピュラーなピックアップ
世界のドブロ弾きが使うピックアップ、ほとんどこれです。
FISHMAN ( フィッシュマン )
Nashville Series Spider-Style Resophonic Pickup
FBのドブロコミュニティ(Dobroholics)で「これ以外に有効なピックアップはないのか?」という議論がなされるほど、このピックアップの独占市場である。
他にも無くはないが(いずれ紹介します)結局はこれよね…となる。
購入したらギター屋さんかリペアマンに頼んで(たとえラウンドネックであっても、ドブロギターを扱ったことがある人に頼もう)取り付けてもらう。
ギターの後ろの方に穴(ジャック)が取り付けられるので、そこにシールド(ケーブル)をさして、なにやら足元の機械を経由して、アンプかPA(卓)に繋がっていく…という流れ。
かなり簡単に書いたけど、こんくらいの理解で最初はじゅうぶん。
大音量での演奏も可能になるから、ドラムのいるバンドなどだとピックアップを使っての演奏は必須になってくる。
自分で音質を変えられたり、ステージを動き回ったり、ピックアップでパフォーマンスの幅は確実に広がります。
ピックアップを取り付けて楽しいライブをしてくださいね