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【随時更新】世界のドブロ弾き

ドブロ弾きは少ない。でも世界を見ればけっこう存在している。
プロからアマまで、世界で活躍しているスクエアネックのドブロ弾きをまとめました(随時更新します)コメントは独断と偏見を含みます。
アンダーライン付きの所から動画へ飛べます。

Jerry Douglas

ドブロといえばこの人。街で聴こえてくる洋楽にドブロの音が入っていたらほぼ間違いなくジェリーが弾いてる。実はそんなに難しいフレーズは弾かない&お決まりのフレーズが多いので音取り入門にもオススメ。
…でも結局は一番難しい。
若い頃最近ではほぼ別人みたいな見た目になってるのも見どころ。
(参加バンド:Alison Krauss & Union Station / The Jerry Douglas Band / The Earls of Leicesterなど)
(使用楽器:Black Beard/Dobro/Scheerhornなど…あらゆるドブロを持っている)

Rob Ickes

ドブロ二大巨塔のもう一人。アイリッシュやジャズなどブルーグラス以外にも造詣が深い。カポをせず色んなキーを弾きこなす0カポプレイや、おおよそドブロではあり得ない左手の動きをするので難易度高め。
でも覚えておくと使えるかっこいいフレーズも多い。
(参加バンド:Blue Highway / Three Ring Circle / Rob Ickes & Tray Hensly)
(使用楽器:Scheerhorn/Byrl)

Andy Hall

ジェリー、ロブに続く次世代ドブロ弾き。元エレキギター弾きらしくロックなフレーズが多い。(その前はクラリネット奏者だったらしい)
バークリー音大出身というのもあってドブロを理解する上で分かりやすいロジカルな運バー(運指)をみせる。音源も音取りしやすいものが多いのでオススメ。
Chaturangi(チャトゥランギ)というインドのスライドギターも弾く。全身に入ってる刺青がいかつい。
(参加バンド:The Infamous Stringdusters / Bluegrass Generals)
(使用楽器:Meredith/Beard)

Josh Swift

かなり特殊な半音高速フレーズを多用する。難易度は高いがコピーしてみると面白いかも。
(参加バンド:Doyle Lawson & Quicksilver)
(使用楽器:Beard)

Mike Auldridge

ジェリーの1つ上世代。洗練されたフレーズが多く、ジェリー、ロブ、アンディら新しいドブロ弾きに多大な影響を与えている。ヒントになる事も多いので音取りもオススメ。(参加バンド:Seldom Scene)

Tut taylor

古株のプレイヤー。ギターみたいにフラットピック一枚で弾く。左手も指でミュートしないバーの持ち方をしており、独特の荒々しい音が特徴。古典として知っておきたい。

Gene wooten

古株のプレイヤー。カラッとしたドブロを弾く。トラディッショナルだけどどこか新しいフレーズが多いので音取りしてみると面白いかも。自分でドブロを作る人だったらしい。

Josh Graves

ドブロをブルーグラスに持ち込んだ人。すべてのはじまり。この人がいなければここに書いてある他の全員は存在しなかったといっても過言では無い。古いけどかっこいい。YouTubeに白黒の動画もあるから一度見てみてほしい。ドブロをめっちゃ傾けてるのは、この時代の楽器は今に比べて音が小さかったため頑張ってマイクに近づけているかららしい。
(参加バンド:Foggy Mountain Boys)

Sally Van Meter

おそらく世界初の女性ドブロ弾きなんじゃなかろうか。
(使用楽器:Scheerhorn)

Randy Kohrs

ドブロの他12もの楽器を操る狂人。(褒めてる)それ故にいい意味でドブロらしくないフレーズが多い。どっちかというとロック畑で、ラップスティールをガンガン歪まして弾いたりする。自分のフレーズがマンネリだなあと思ってきたら参考にすると○。難易度高め。
(使用楽器:Scheerhornなど)

Phil Leadbetter

堅実なフレーズが多い。難解なソロもそんなにないので優しい。
(参加バンド:Wild Fire)

Anders Beck

ロック寄りのフレーズが多い。
難しい事はそんなにしないので初心者にもおススメ。
彼のバンドGreensky Bluegrass はフジロックフェスティバルにも出演した。(配信のコメント欄で「なんだあの楽器は??」と少しだけ話題になっていたのを覚えている)
(参加バンド:Greensky Bluegrass)

Mike Witcher

Punch BrothersのフィドラーGabe Witcherと兄弟。音の綺麗さ、ピッチの良さが圧倒的。
(使用楽器:Beard等)

Justin Moses

ブルーグラス楽器全て上手い狂人(褒めています)かっこいいフレーズ多いので音取りオススメ。マンドリンSierra Hullの夫。
(参加バンド:Kentucky Thunder)

Gaven Largent

早弾きが凄まじい。ロブの後継としてバンドに入るが案外普通のソロしか弾かない。楽器職人でもある。
(参加バンド:Blue Highway二代目Db)

Andy Dunnigan

バンドではボーカルを取ることが多いのであんまりドブロを弾いてくれない。歌がすごく上手い
(参加バンド:The Lil Smokies)
(使用楽器:Scheerhorn/Beard)

Chad Graves

ドブロをすごく低い位置で弾く。リーゼントがトレードマーク。
(参加バンド:The Hillbenders)
(使用楽器:Meredith)

Gary Hultman

2014年だったか、日本ツアーの合間に東北大学に来てくれた。気さくですごくいい人でした。カットする時の左手がちょっと特殊。
(The Boxcars / Blue Highway)

Greg Booth

youtubeのチャンネルでソロドブロの動画を多く挙げているのでソロに手を出したい人は参考にすると○ 6弦をEに下げるドロップEを使いがち。
(参加バンド:Kathy Kallick Band)
(使用楽器:Scheerhornなど)

Mark Lavengood

ギター、ベース、ラップスティールギター、ペダルスティールギターなど様々な楽器を使いこなす。
(使用楽器:Beard)

Paolo Ercoli

イタリアのプレイヤー。アメリカ人プレイヤーとはやはり違う雰囲気のドブロを弾く。YouTubeチャンネルにあるインドタブラとセッション動画がおもしろい。
(使用楽器:Scheerhorn)

Billy Cardine

ジプシースウィングというジャンルを弾く珍しいドブロ弾き。オープンDチューニングの曲も多く、奏法が一般的でないのでかなり難易度は高い。ジャズやりたい人は聴いてみると○
(参加バンド:The Billy Sea)
(アルバム:Six string swing)
(使用楽器:Scheerhorn)

Chris Eaton

ほとんどオープンDで弾くプレイヤー。引っ掻く方向にもはじく方向にも、どちらでも弾けるフィンガーピックを使い特殊な奏法を実現。

Abbie Gardner

ドブロで弾き語りをする珍しいプレイヤー。歌いながら弾きたい人は参考になる。
(使用楽器:Beard)

Karel zacal

かなりジャズ寄りのドブロ弾き。ジャズやりたい方は参考にしてみては。
(参加バンド:High Revoltage)

Tommy maher

若手ドブロ弾き。さわやかでポップな印象。
(参加バンド:Fireside Collective)

Jimmy hefferman

Brent burke
(ロンダヴィンセント)

Roger Williams

Andy Hallが最初にドブロを習った人。力強いピッキングやモダンなフレーズがAndyに受け継がれている
(使用楽器:Meredith)
特集記事はこちら

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のれん

18歳でドブロギターと出会い、音楽活動をスタート。ギターを寝かせて弾く独特な奏法で様々なジャンルへのアプローチに挑む。
オリジナルインストやカバー、ドブロでの弾き語り、ルーパーを使ってのパフォーマンスなど様々な表現を模索している。
東北地方中心に活動中。天然パーマ。
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