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依頼とか依頼料とかの話

帰宅して間もなくお酒を飲みながら録り溜めたBAZOOKAとダラケを朝まで見ていました。スカパー!はテレビ界の至宝。
お供は鬼火のロック、ちょい水、ちょい炭酸にハマってます。香りが立ってとても香ばしい。

そして本題。
自分の場合、制作仕事は年に40本弱、月にして3本程あります。(過去3年平均)
CM制作、編曲、ゲーム等の主題歌、ラップ用トラック、提供用の楽曲、ミックスダウン、マスタリング、ほとんどこのあたりのどれか。
コンペを辞め、同人活動に力を入れ始めたのもあって個人依頼と法人依頼が混在。
『個人3:7法人』くらいの割合かな。
ほとんどのケースで言えるのが、相手と中身によって納期も価格も変わると言うこと。
寿司とか焼肉の『時価』的な感覚もあるかもしれない。
時代的な相場観をビジネス的観点から割り出したり、何かと定めることが出来そうなのに明言を避ける風潮は気持ち悪さを感じている。
ハナから目安がわかってたらお互い手間が減るでしょうに。
とは言ったものの自分も価格表みたいなものは設けてはないので、ここ最近請けたモノの中から実際に支払いしてもらったものを書いてみる。

合い見積というのも有るくらいだし、出して貰えば簡単にわかるような事に守秘義務があるわけでもない。でも流石にペラペラと言いふらすのはカドが立ちそうなので、クライアントに迷惑が掛からないよう特定出来ないように書くことにする。
マナーっていうローカルルールってやつ。

コントラバス演奏データ納品 10,000~
エレキベース演奏データ納品 8,000~
作編曲 個人 30,000~50,000
作編曲 法人 70,000~240,000
編曲のみ個人 30,000~50,000
編曲のみ法人 70,000~150,000
CM楽曲    20,000~50,000
CM映像+楽曲 80,000~200,000
Mixパラデータ 20,000~30,000
Mix歌+オケ  10,000~20,000
Mastering1曲  5,000位
Mastering1作品 10,000~20,000※10曲以内

法人は十中八九この通りだけど、印税契約がある場合は例外。主に尺と内容、法人なら規模で加算。
グロス発注は個人法人問わず割安。
まとめ割は有名なローカルルールw

この限りではないのが個人依頼。
クライアントの作風が好きだったり、筋の通った意志の強さみたいなものを感じるとグッとくる。
winwinになる材料を必死に探し、積極的に関わろうとすると思う。
勿論ディスカウントも視野に入れるし、相手がボーカリスト、ピアニスト、ギタリスト、ヴァイオリニストなんかは特にギブアンドテイクで相殺したりもする。
中には無償でもいいからやりたいって思う事もある。

ただ逆もあって、クオリティとスケジュールの管理が甘いものは断る事が多い。
完成したアルバム等のクオリティ管理が甘いと魅力的とは言えないし、自分はきっちりと仕上げたとしても、延期や中止となれば萎える。
長期計画でギリギリまでバタバタしそうな人と、何かあったらすぐ後ろに延ばすようなスタンスは特に慎重になる。
個人の場合はやらされてるわけじゃないだろうし、自分でやると決めて動いてるわけだからね。


逆に何があっても完成させる!って感じだと結構響くので頑張れます。

粋で熱量を感じる事が出来れば、是非お手伝いさせてくださいって感じです。

こんなスタンスに筋を通すためもありますが、良いパフォーマンスを発揮してもらわないと死活問題なので、自分から依頼をする際は時間もお金もかなり余裕を持って用意するし、可能な範囲でなるべく気前よく提示する。コスト感覚と誠意を持って正直に。
見栄を張ることもないけど、卑屈にもならない。
なので自分が請ける時も依頼する時も一貫して、正直にきっちり説明する事にしてます。

折り合いがつかなかったら縁が無かったってことで!

自分の考えをまとめるのって本当にすっきりする。
迷ったらここを見に来ることにしよう。
ではまた!

イラスト 虹村ねり
Room97『DIAMOND PROOF』より

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のりる
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