TXT Concept ’HATE’ 考察:悲しみに縛られた少年【Thursday's Child】
バラは「美と愛の女神の象徴」とされておりギリシャ神話ではアフロディテ、ローマ神話ではウェヌスと呼ばれています。
ウェヌスにはある神話があります。
この時に流れた血が”白いバラを赤く染めた”と伝えられ、そこからバラはウェヌスの持物、愛を象徴する花としてルネサンス以降の作品に多く描かれているのだそうです。
Concept ’HATE’ で一番バラと共存するのはボムギュです。
Photoではバラを咥え、Clipでは愛おしく見つめているのが印象的ですが最後は花びらをむしり取ってしまいます。
ウェヌスとアドニスの神話には続きがあります。
’MESS’の舞台は「抜け出せられない終わりのループ」であるのではないかというMOAの考察がありました。
この「抜け出せられない終わりのループ」を読み解く鍵は他のConcept Photoから見つけられますが(今回は省略)ウェヌスがアドニスに愛と共に与えたのは「悲しみの思い出」と「繰り返される最期の舞台」。
これが本当の愛なのか、あまりにも悲しい終わりです。
ウェヌスとアドニスの愛の物語はこのように締めくくられます。
‘Questioning Film - What do you see?’でボムギュが持っていた花を覚えていますでしょうか。
ボムギュが持っていた花こそが アネモネ なのです。
この繋がりは偶然でしょうか?
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本記事はYouTubeの内容を抜粋しテキスト化したものです。
動画に含まれている引用作品や文献等はYouTubeにてご確認ください。
ーNOREARIKA