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ノードソン物語 第6話 液体塗装(リキッドコーティング)でシェアを拡大

意外と知られていないノードソンの企業プロフィールについて、歴史を紐解きながらご紹介する連載「ノードソン物語」
(noteマガジンにまとめています↓)
https://note.com/nordson/m/mdebd263a9130

第6回目となる今回は、日本国内でも当社の技術が非常に高いシェアを占めている飲料缶のコーティングなど、液体コーティングの歴史についてご紹介します。

1954年にアメリカ・オハイオ州アムハーストで、エアレススプレーの特許を取得し創業したノードソンは、まずエアレススプレーを使った塗布機器をメインにビジネスを始めます。
エアレス工法と呼ばれる独自の液体塗布の技術は、当初は塗料などの塗布に主に用いられていましたが、1965年に、ノードソンは初めてアルミ飲料缶のための精密コーティング設備を開発します。

1960年代に入り、アメリカ国内では、それまで瓶詰めが主流だったジュースや炭酸飲料の容器に缶が用いられるようになります。スチールやアルミなどの金属でできた缶は、内面に水性ラッカーなどのコーティングが必要となります。内容物と容器内面の金属が直接触れると色・香味等が変化してしまうためです。

ノードソンのエアレススプレー技術はこの飲料缶の内面コーティングに用いられ、現在に至るまで高いシェアを誇り、業界標準であり続けています。
長年の実績とたゆまぬ技術開発により、製造の効率化・少人化ニーズに応えつつ、現在では、さらに高速で正確なコーティングシステムを提供しています。
 > 最新の缶内面コーティング:MEG⁻Ⅱスプレーシステム


日本国内においても、国内製缶メーカーの大多数がノードソンの内面コーティングを採用しています。日本で作られる飲料缶のほぼすべてに、ノードソンの技術を使ったコーティングがされていると言っても過言ではありません。

>ノードソン コンテナーコーティング設備のご紹介


エアレススプレーを用いた液体塗布・コーティングの技術は、現在では食品・飲料の他、ドラム缶、船舶、建材、自動車部品など様々な産業の製品に活用されています。


(メールマガジン Nordson Mail News Vol.40 2024年7月10日発行 より転載)


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