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小学校の『あだ名は禁止』、『ふわふわメール』どう思いますか?

 息子が通う小学校では、『あだ名は禁止』『男の子も女の子も〇〇さんと呼ぶ』という決まりがあります。
 「あだ名」はいじめにつながる場合があるし、ジェンダーレスが叫ばれている時に、男の子を「〇〇くん」、女の子を「〇〇ちゃん」と呼ぶのは時代に合わないのでしょう。

 私もいじめにつながるような不快な「あだ名」な絶対に無くすべきだと思います。
 でも、名前を少し変化させたようなものであれば、親しみやすくて良いのではないかと思うんです。
 私は周りから「のんちゃん」と呼ばれていました。
 でも、唇の上に大きなホクロがあるので「鼻くそ」と言う男子もいました( ̄▽ ̄;)

 個人的には、「あだ名」は絶対にダメということではなく、本人が嫌がったらやめるという程度でも良いのではないかと思っています。
 どんな事でも話し合いをするという手段があるし、本人がその「あだ名」をどう受け止めるのかが大事だと思うのは私だけでしょうか。
 もちろん、その事で学校側に何か言ったことはありませんが。

 ただ、子供達の間では、学校を一歩出ると、「〇〇くん」と呼んだり、名前を少し変化させたような可愛い愛称で呼んだりしているようですが。


 それから、小学校で『ふわふわメール』と呼ばれる活動もあります。
 それは、クラスメイト達にそれぞれを褒める言葉を書いた手紙を渡すのです。息子もその手紙を時々、持って帰ってきます。
 これも、相手の良いところを見つけて、いじめを無くすための活動の一つのようです。

 なぜ、『ふわふわメール』というのかと言うと、小学校などの教育現場で、「なるべくお互いに『ふわふわ言葉』(相手がふわっとして、嬉しくなるような言葉)を使いましょう」というのが流行っているからのようです。
 逆に人を傷つけるような言葉は『ちくちく言葉』と言うそうです。

 でも、私はこの『ふわふわメール』にも、とても違和感を感じます。
 だって、相手を褒める気持ちが特に無くても、無理やり褒めなくてはいけないんですよね。
 相手を褒めたい気持ちが湧いた時に、言葉や手紙で伝えるのが本当だと思うのですが……

 息子が持って帰ってきた『ふわふわメール』を見てみても、「足が速くてすごいね」とか(息子は全然、足が速くないです)、「漢字の練習がんばってるね」(息子は漢字も苦手です)とか。
 いかにも、無理やり書かされているって感じです(^^;

 私が偉そうに何か言えるような人間ではないかも知れませんが、「こんな事でいじめが無くなると本当に思っているのか、こんな事が子供達の為になると本当に思っているのか」と言いたくなる時があります。 


『あだ名は禁止』にしろ、『ふわふわメール』にしろ、要するに目的は『いじめの原因になりそうな芽はあらかじめ摘んでおく』という事ですよね。
 でも、子供達が中学や高校、あるいは社会に出た時に、『いじめ』や『争い』が起きないと思いますか?
 世界中で戦争が無くならないのと同じで、大人の社会に出たら、残念ながら辛い事がたくさん待ち構えています。

 辛い事の芽をあらかじめ摘んでおくより、色々と経験させて、どうしたらそれを乗り越えられるかの対処を学ばせた方が良いと思うのは私だけでしょうか?
 先日のニュースでも学校の先生不足が深刻だというのを耳にしました。『いじめ』や『争いごと』の一つ一つに対処しなければならない先生達も大変だとは思います。
 でも、そういった時は『スクールカウンセラー』に頼るという手もあると思います。実際に息子の小学校にもスクールカウンセラーが時々、来ます。

 私は子供の頃、何かで大失敗をして落ち込んでいた時、母に「失敗した事は間違いではない。失敗した時にどうしたら良いのかを学ぶことが大事だ」と言われて、なるほどと思いました。
 『いじめ』や『争い』をあらかじめ無くそうとするのではなく、それが起きた時にどう対処するのかを学ばせた方が良いと、私は思います。


 少し話は変わりますが、息子は一人っ子なので、兄弟ゲンカをした事がなく、学校でも友達とケンカをした事がありません。だから私は、「こんな風にして大人になって大丈夫かな?」と思うことがあります。
 でも、自宅で友達とオンラインゲームをやっていて、そこで時々、激しいケンカをします。
 そんな時、私は「誰とケンカしてるの?」、「何が原因?」、「仲良くしなきゃダメじゃない」などとは一切言わず、「おっ! ケンカが始まったな」、「またこれで強くなれる機会を与えてもらえたな」と思うようにしています。
 それ以上にケンカが深刻になったり、長引いたりするようであれば、声をかけようと思いますが、いつも、しばらくすると仲直りをしてまた一緒に遊んでいるようです。

 ただ、前に一度、息子がオンラインゲーム中に友達に辛い事を言われて、グループから抜けたのですが、翌日、学校でその事が話題になり、先生の前で二人でお互いに謝って解決したと、担任の先生から聞いた事がありました。

 先生達は学校内の事だけではなく、子供達が帰宅した後の、ゲーム内のバーチャルな世界の事にまで関わらなくてはいけないとは、大変だなと思いました。

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