没落生活2日目
お祭り
ようやく秋になりました。
涼しくなったと同時に昨日今日と近所を賑わせていたのが町内の秋のお祭りです。
コロナの影響と少子高齢化の余波で1つの町内に
子供がたくさんはいないものの
どこから湧いてきたのかゾロゾロとお祭りに集まってきます。
1番近くの神社ではテキ屋さんが軒を並べ
やんちゃそうな若者達が、たこやき、たません、ヨーヨー釣りといった小さい子どもの気を引く提灯をひっさげて声高らかに呼びかけてきます。
まぁおっさんの私にとっては自分のかわいい子供が大事なもんで、あぁいった場所に対しては警戒心や不安が募ります。(とっても偏見ですが)
そんな私ですが、気づくと
「わたがし」の看板を目で探している自分がいました。
私はめっぽうあのわたがし屋さんが気になってしょうがないのです。
別に買いたいからとか、美味しいから、という理由ではなくもっと別のところにエキサイティングを覚えているからなのです。
理由をもったいつけて話しますと、
あれは2年前くらいの事です。
私は子供を連れてその神社へお祭りにきていました。
今と変わらないほどの盛況ぶりで人が多くほどほどに
テキ屋にお客が入る程度。
そんな中「あのわたがし屋」がありました。
わたがし屋というのは作ったそれを
人気キャラクターの絵が入った薄いビニール袋に入れ
手元をゴムで縛り、店員の後ろ壁と軒先に
ずらっと並べて売られています。
陳列されたその商品は子ども達の心をくすぐるには十分な効果があります。
例に漏れずうちの子どもも当時ハマっていたプリキュアのわたがしを見つけ、目を輝かせて私の手を引っ張ったのは言うまでもありません。
直後、私は目を丸くしました。
1000円?高くない?
と、普通はそこに驚きますが私は
見てしまったのです。
店員のあの仕草を。。。
どれだけやっているかわからないが、
手慣れた手つきで綿菓子を機械で綺麗に作り上げ
サッと用意したビニール袋に
流れるようにわたがしを入れると
袋にフッと空気を入れた後ゴムで縛り完成したのです。
袋にフッと店員が空気を入れ
袋にフッと店員(浅黒いおじさん)が空気を入れ
おじさんが空気(口臭)を入れ
もう勘の鋭い読者さんはお分かりでしょう。
私の想像ではタバコとコーヒーを混ぜた口の中から
吐き出されるそれは怪奇な毒物にしか見えないのです。
そして、そうとも知らずに子ども達が
笑顔で買っていく姿。。。
もードキドキが止まりません。
助けてあげたいと思っても、あの笑顔を見てしまうと
何が正解か、自分が間違っているのか?と不安になります。(明らかに自分が間違っていますが)
それ以来、私はお祭りへ足を運ぶ度に
「わたがし屋」を目で探してしまう癖が
ついてしまいました。
今日もどこかの境内で
わたがしが売れています。
平和で子ども達が元気にいられるよう
私は口を一文字にしてエキサイティングを
見守ろうと思う次第でございます。
追加記載
おじさんの息が臭い理由は
年をとると唾液の分泌が低下→菌が繁殖しやすく
なるからだそうです。
その菌が糖を分解する時にできる「揮発性硫酸化化合物」が臭いの原因だとか。それらの臭いには個人差があり
卵が腐った臭いや、酸っぱい臭い、生臭いなど
さまざま。
また、タバコを吸ったあとの喫煙者の口からも
煙は無くとも発がん性物質が残るというデータも
あるらしいです。
明日の豆知識にどうぞ。