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15.岩手県|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

いつ:2021年5月3日(月)〜5日(水)
どこで:岩泉
だれと:両親と
なにを:弾丸ドライブ旅行

私は毎年、大吉が出るまで御神籤を引いています。

本当に運がいいのかどうかは置いておいて、小学6年生から大学1年生まではどこで初詣をしても1発で大吉。(1年分の運をそのタイミングで使い切っていた説もあるけど)のに。

この年は本当に出なくて。
「就活の年なのに、、、」とか言いながらずっと引き続けていた。

つまり、この東北旅は行く先々でおみくじチャンス!


岩手県のメインはやはり奥州平泉。目指せ中尊寺金色堂。

中学受験をした私にとって平安〜鎌倉〜室町時代は「エンターテイメント歴史」として大変楽しく取り組んだ記憶がある。義経を受け入れたばかりに、金色堂を作るほど栄華を極めた奥州藤原氏は源頼朝に滅ぼされるのだけど、この義経にまつわる英雄不死伝説は大変妄想のしがいがある。平泉から生き延びたかもしれないとか、その後モンゴルに渡ってチンギス・ハンになっただとか、そもそも平泉になんて行っていないのだ、なんて話も。

とはいえ歴史的な側面からの知識しかなく、一体中尊寺がどんなところなのかは全く知らなかったから、実際行ってみてその広さと社の多さに驚いた。金色堂だけあるんだと思ってた。

「東北大本山」の壮大な提灯が。

どうやら中尊寺というのはこの山全体の総称であり、本寺である「中尊寺」と山内17ヶ院の支院(大寺の中にある小院)で構成される一山寺院なのだそう。

つまり、この中尊寺、おみくじチャレンジし放題なのだ!
なんせこの山の中にいろんな仏様が祀られていて、その仏様ごとに(?)おみくじやらお守りの寺務所がある。
これは私の1ヶ所1回ルールに抵触しない(ということにした)。

ええ、必死なんです。だって5月まで引っ張ってるから。


誰も気になってはないと思うけど、無事大吉引きました!ちゃんと。
年が明けてから半年近く、中尊寺では2回目のおみくじで。

ここのおみくじ

何がすごいって、かなり小さめの寺院だったのだけど、横通った時に「ここで引いたら大吉出るかも」と思って、引き返して寺務所を探したのだ。

あんまり第六感とかはない方なのだけど、たまに引き寄せられる何かもあるらしい、という学び。

中尊寺の緑はとっても素敵だった。
木が大きくて、鳥居が埋もれて見える。

両親の後ろ姿を撮るようになったんだなあと、もういい大人にして、自分の成長にしみじみする一枚
竹林+池
猫ちゃんのおしり


そして岩手県、もう一つよかったスポットがある。

「めがね橋」と呼ばれる宮守川橋梁。

めがね橋は全国のあちこちにある気がするけど、ここのは高いし長い。
これを書いている2024年にはもう運行が止まってしまったのだけど、「SL銀河」が走っていたことでも有名らしい。

ちゃんと走るまでも待ってみた

すぐ近くに道の駅があって、宮沢賢治関連の展示だったり、ご当地のグルメが売ってたり。
信じられないくらいのどかな空気の中で、のんびり地べたに座ってアイスを食べた記憶がある。いい草の匂いと、いい風だった。

宮沢賢治に触れた後だからちょっとそわそわしちゃう古い缶


ところどころ雨が降っていた旅。
ちょっとしっとりしていて、さあっという音が思い浮かぶ県になりました。

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