夏季はレッスン数が減る?
夏季は休暇の期間だからレッスン数が減るという話をFacebookのチューターのフォーラムで目にしました。
休暇の時期は旅行に行ったりして、レッスンを受けない生徒が増えるというともっともらしいですが、私はそんなことはないと思います。
そういう先生がいらっしゃるのは、その先生の教えている生徒の属性に偏りがあるのだと思います。
サマーキャンプの習慣
私の場合は、実は今年の夏にレッスン数は少し増えました。欧州や北米の子供のレッスンが増えたのが要因かと思います。
この地域の子供たちは3カ月近い夏休みがあります。ですが、その時期にずっと遊んでいるわけではありません。親御さんたちは働いているので、昼間は子供を習い事に送り込んだり、家にいるとしても何かさせておかなくてはいけないのです。特にアメリカでは、水泳、テニス、数学、編み物からレゴキャンプ(プログラミングの基礎になるのだとか)あらゆるキャンプがあるようです。
その流れで、日本語のオンラインレッスンを受ける子供が増えるのです。中には、短期間で集中的に学びたいといって、週に5時間のレッスンを入れる場合もあります。夏以降も続けてくれるとは限りませんが、旅行などで2週間くらいいなくなった生徒のコマ数を埋めるのには十分です。
大人の休暇は長くて2週間
大人に関しても極端にレッスン数が減るということはありません。一部のヨーロッパの国を除き、大人の夏季休暇はせいぜい2週間です。1ヶ月休む人も、その期間まるまる旅行しているわけではありません。時間があるので、この機会に、とこの時期に日本語の勉強を始める人もいます。
大学生が日本語のサマープログラム(7月や8月に短期集中講座があるようです)で日本語を勉強していて、宿題や復習の手伝いをしてほしいというリクエストもあります。
幅広い生徒を受け入れる重要性
生徒が減ってしまったという先生は、大人のみのレッスン、長期的に続ける生徒、初心者のみ受け付けなど制約を設けているのではないかと思います。確かに子供のレッスンは、ちょっとした工夫が必要だし、短期の生徒は今後の予定が読みにくいかもしれません。ただし、やってみると意外に大変じゃなかったり、短期の生徒が辞めたころに別の短期の生徒が入ってきたりでバランスが自然に取れていくこともあります。食わず嫌いせずに、あらゆるレベルやニーズの生徒を受け入れるのもためすかちありなのではないでしょうか。
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