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Vtuberの市場ってどうなっていくんだろう?という話

こんにちは、野良猫のユウと申します!

いやー、バーチャルYouTuberのテレビ出演やCM起用、ニコニコ超会議のような大型イベント、ライブ開催などなど、バーチャルYouTuberに関する明るい話題がどんどん出てきますね

バーチャルYouTuber、めちゃくちゃ盛り上がってます!

うん、盛り上がりすぎじゃない?

このnoteは経済学部のくせにちっとも経済分かんない若輩者が経営の教科書引っ張り出してバーチャルYouTuber(以下Vtuber)の市場を考えてみようというnoteです

もし、間違ってたり、読みが甘いと思われたら、御叱責、ご意見・ご感想のほど、コメント欄によろしくお願いします

では、始めます!

そんなに盛り上がっているのか?

分かりやすいのは、先日4/27.28に開催されたニコニコ超会議でのVtuberの扱いだと思います。

2018年ではブースは一つ、ステージも様々な出演者の中の数人であったのに対して、2019年はVtuber Fes Japan 2019と銘打ち、ホール一つ丸々全てVtuberの企画・ステージが開催されました。

これはネット文化の一部からVtuberというコンテンツへと歩みを進めたことの証明の一つでであると言えます。

また、企業や自治体の参入も相次いでます。
サントリー、ロート製薬、日立、レベルファイブ、茨城県、業種・業界を問わず広告塔として活躍しています。

茨城県の公式Vtuber「茨 ひより」さんの起用で、広告換算で2億4千万円の効果があったことはVtuber界隈でも注目を集めました。

このnoteのきっかけ

このように盛り上がってきたVtuber文化に浸かって楽しんでたとき、ふと私は「あれ?これライフサイクルってやつの最大値のところまで来てない?」と思いました。

そこで教科書を読んだり、ネットで調べたりしたのです。

ここからは調べた製品ライフサイクルにVtuberの軌跡を当てはめていきたいと思います

製品ライフサイクル

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製品ライフサイクルは、ある商品が市場に投入されて(生まれて)から撤退する(死ぬ)までを表したものです。

その一生を「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」に分けて、それぞれの時期にとるべきマーケティング戦略をとっていきます。

「導入期」

導入期は商品を市場に導入したばかりの頃で、売り上げは伸びないのに対して、マーケティングに多額の費用がかかる時期です。

Vtuberにおいては「キズナアイ」「電脳少女 シロ」「輝夜月」「ミライアカリ」「のじゃロリおじさん(Vtuberとしては引退)」の四天王が活躍して来た時代が当てはまると考えられます。

YouTubeチャンネル登録者数が伸びない苦しい黎明期を切り開いた彼女たちはテレビ・CM出演、単独ライブ、グラビア、と現在でもVtuber界を牽引しています。

導入期にとるべき行動は製品の認知を広めることです。
Vtuber文化は四天王を始めとする黎明期のVtuberの地道な活動の賜物なのです。

「成長期」

成長期は製品が急速に市場に受け入れられ、売り上げも伸びる時期です。新たな参入も多くなります。
マーケティングは市場浸透を進め、ブランド選好を高めることが求められます。

Vtuberにおいては「にじさんじ」を始めとし、「ホロライブ」「.Live 」といったグループごとを応援する「箱推し」をするファンも出てきました。

「ときのそら」「富士葵」「かしこまり」を始めとする所謂「歌うま」や「ゲーマー」のように特色のあるVtuberや企業に頼らない個人勢の多数参入など、市場規模の拡大や「路線」が定着が進んだのもこの時期だと思います。

背景にはキズナアイの所属する会社の「upd8」というVtuberを支援する存在や、2DでもVtuberと扱われるようになった、配信プラットフォームの増加など、人気以外に環境の変化もあったように思われます。

「成熟期」

成熟期は売り上げの伸びが止まり、顧客の取り合いが起こります。
マーケティングは差別化によりシェアを守ろうとします。

Vtuberにおいては、新規参入より退出が上回っているという話もあります。

「衰退期」

需要、売り上げの減少がおこります。
マーケティングは生産性の向上を行います。

Vtuberにおいてはまだですが、生産性の向上は可能なのでしょうか?

Vtuber達はどこにいるのか

当てはめてみて私はVtuberはまだ成長期にあると思いました。

「YuNi」が最初に名乗った「Vsinger」は特に成長が著しく、ソロ、デュエット、バンド、アイドルグループと様々な形で歌特化型のVtuberが続々とデビューして活躍しています。
音楽大手のavexが力を入れようとしていることからも「Vsinger」はまだまだ成長することが予測されているでしょう。

しかし、「懲役太郎」の犯罪、「由宇霧」の性知識など専門的なVtuberが人気を得て増加しています。これは「成長期」における単純な新規参入と「成熟期」の差別化両方の性質を持っているように思います。

今までの動画投稿だけ、配信だけのVtuberから変化が必要とされる時代になっているのではないでしょうか?

本当に「成長期」?

では私の心の焦りはどこからきたのでしょう?
私個人の考えを述べたいと思います。

Vtuber・Vsingerが人気と言っても実は今までのニコニコ動画やYouTubeなどのネットの文化をそのまま踏襲しているだけだったりします。

つまり今までの動画文化にあったネタが切れ始めているのではないでしょうか?

急速なブームにより「Vtuberならでは」が見出せない状態で過去のニコニコ文化と同じく青田買いや消費が進めば成熟期・衰退期も遠くないのではないかと考えます。

Vtuberを一過性で終わらせない

このまま成熟期に突っ込むまないためには、再度成長期を迎えることが必要となっていきます。
そのためには新しい人を迎え、新しいことを続けていき業界全体でステップアップを図ることが大切だと考えます。

終わりに

ダラダラと書き連ねてしまいましたが、私はVtuberはこれからが正念場だと感じました。

Vtuberがブームではなく文化として定着し、2度、3度と成長をしていくことを心から願っています。


最後まで読んで頂きありがとうございました
野良猫のユウ

参考文献 :経営戦略 第3版 有斐閣アルマ
                 著者 大滝精一 他

まとめ

あまりにダラダラなので軽くまとめをば

筆者はVtuberは製品ライフサイクルにおける成熟期に差し掛かっていると考えていたが、調べてみると成長期ではないかと感じた。しかしVtuber文化の一部は成熟期のような動きも見せているとも感じた。
Vtuberが文化として定着してオリジナリティを持ち何度も成長と熟成を繰り返していくことが求められると考える。

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