![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31429660/rectangle_large_type_2_72f3ff25d4a6de2b7d7f51e0a3864bb9.png?width=1200)
「AZKi 5th LIVE R.I.P AZHOOD」レポート 全員の力の結晶
さぁ、はじめましょう!
「今できる全力」を詰め込んだ最高のライブはこの声で始まった。
2020年7月25日イノナカミュージック所属アーティストAZKiのライブ「AZKi 5th LIVE R.I.P AZHOOD」がニコニコ生放送及びbilibiliで開催された。
当公演は5月16日に新宿BLAZEで開催予定も新型コロナのために中止された「AZKi 5th LIVE[three for the hood]」の代替公演である。
しかし、このライブは代替公演という言葉が適さないほどこだわり抜かれ、ハイクオリティかつボリュームのあるライブであった。
そんな液晶の中の世界・バーチャル空間での最高のパフォーマンスの様子をレポートしていく。
さぁ、はじめましょう!
オープニングで後ろ姿を見せていたAZKiは振り向きながらこの言葉でライブを始める。
1曲目はAZKi自身が作詞作曲を行った「ちいさな心が決めたこと」
前を向き駆け抜けていく、迷いを振り切るような曲だ。
「はい!はい!はい!はい!」とAZKiがコールをすると放送のコメント欄も応えるようにコールの文字が流れライブのボルテージが一気に上がる。
つづけて「虹を駆け抜けて」「さよならヒーロー」と軽快なロックな楽曲でアクセル全開、一気に飛ばしていった。
画面を飛び越えるつもりで、みんなのところに行くつもりで!
こんあずき~といういつもの挨拶で最初のトーク。
「絶対に最後まで見てほしい!」「画面を飛び越えるつもりで、みんなのところに行くつもりで精一杯歌うからついてきて!」と元気いっぱいに伝えてくれた。
続けて披露した曲は明るくポップな楽曲「フェリシア」「猫ならばいける」の2曲。
特に「猫ならばいける」では画面いっぱいに「にゃー!にゃにゃー!」と大量の猫たちによるコメントであふれかえった。
お水タイム(水分補給)をはさんで「踊れる曲」達が披露される。
クラブミュージックの「Midnight song」「Take to me Heaven」「Reflection」の3曲だ。
演出・カメラワーク・VJ、そしてAZKiの艶のある歌声でライブは一気に「お洒落」に包まれた。
今日は何曜日?
「今日は何曜日ですか?次はこの曲行きたいと思います!」
と、次の曲「のんびりと、」では「何曜日?」に「土曜日!」、「なにしよっか?」に「AZHOOD!」の文字が多く流れ、「リアルメランコリー」でも「いえーい!ぶー!」といういつものコールが画面いっぱいにあふれた。
次の曲が流れ出すとAZKiの衣装が初期衣装へチェンジ。
歌うのは「mirror」。青い海のように雄大にかつどこまでも美しく歌う。
みんながいてくれるからAZKiはここに立つことが出来ている
もとの衣装に戻り話をはじめるAZKi。
当たり前にできていたことが当たり前でなくなっている中でスタッフや開拓者(AZKiのファンネーム)がいることでライブができることへ感謝。
そして、ひとつひとつのライブに全力でぶつかって、その時思うことを歌に乗せて、みんなの心に響くもの、揺さぶられるもの、何かを残したい。
みんながいてくれるからAZKiはここに立つことが出来ている。
AZKiがここにいた、生きていたということを証明したい。
そう語り、告げた次の曲は「いのち」。
歌いだしのアカペラによる大サビは確かに開拓者の心を揺さぶった。
続けて「青い夢」「世界は巡りやがて君のものになる」とエモーショナルな楽曲が続き、聞き入ってしまうがゆえにコメントが流れない場面もあった。
後半戦、盛り上がる曲を歌っていきたいと思います!
この宣言の通り、後半戦一曲目はダンスミュージックの「Eternity Bright」
「はい!はい!」という弾幕が一気に流れる。
「盛り上がて行くぞー!」という掛け声と共に「Intersection」のイントロ
AZKiの煽りで弾幕がさらに加速。
ラストスパートという言葉の通り、ここからさらに激しいロックサウンドの曲を連続して歌っていった。
黒あん衣装にチェンジして「ERROR」
続けて「I can't control myself 」
「はい!はい!はい!はい!」とさらに煽りながら「ひかりのまち」
ノンストップで3曲を駆け抜けたことでボルテージを最高潮にまで押し上げる。
再び観客にありがとうと、ラスト2曲であることを告げる。
1曲目は「フロンティアローカス」
作り上げて来たこれまでとこれからの曲
ここでも「ノシ ノシ ノシ」と手を振るコメントが大量に流れていった。
続けて「from A to Z」
この曲も「歌を歌う意味を 生き続ける」「かけがえのない 開拓者よ」「私たちの ストーリーを」「今までもこれからもずっと」という各所の合いの手がばっちりのタイミングで画面上を覆い尽くした。
アンコール!アンコール!
ありがとうございました!AZKiでした!という挨拶で画面はキービジュアルへと切り替わり、すぐにアンコールのコメントが流れ出した。
ほどなく「あーずき!あーずき!」というAZKiを呼ぶコール
「アンコールありがとうございます!」と再びAZKiが登場した
楽曲は「FAKE.FAKE.FAKE」
軽快なギターの音で再び盛り上げていき
「まだまだいくぞー!」と激しい「嘘嘘嘘嘘」を披露
間髪入れずに同じく激しいロックの「自己アレルギー」
「おっおー!おっおー!」と開拓者も応えた
アンコールのお礼とライブ楽しい!もう一周やりたいと言いながらも終わりは近づき、残り2曲全力で歌いますとAZKiは語る。
「without U」
1stアルバムの表題曲を完璧に歌いこなす
ここでお知らせが二つ
2ndアルバムの作成と新衣装のプロジェクトを発表
最後の曲はもちろん
「Creating world 2020ver」
AZKiの最初のオリジナル曲、原点の曲を楽しく歌い上げてライブを締めくくった。
AZKi、スタッフ、開拓者の全力の結晶
今回の「AZKi 5th LIVE R.I.P AZHOOD」はバーチャルイベントとして一つの正解であったと感じる。それほどAZKi本人の存在感、曲の構成、VJ、演出どれをとっても面白く素晴らしいライブであった。
それを可能にしたのは26曲を歌いきったAZKiのこれまでの努力と綿密なスタッフたちの準備の結果だろう。
演者、黒子、そして観客が全力で作り上げたライブだからこそ成功したのだ。
また、ライブ会場に収まらないほどの人が参加し、全員が距離やアングルまで「同じ光景」を目に焼き付けることは配信イベントならではだろう。
まぎれもなく、開拓者が同じ場所からAZKiを応援し、同じ光景を共有していたことを嬉しく思う。
AZKiは画面を飛び越えて私たちに感動を届けることができること、開拓者もライブ会場でも液晶の前でも声援を確かに届けることができることが今回のライブではっきりと確かめられた。
次回のライブがどんな形になろうとも、「最高」を全員で作り上げる、開拓することが出来るに違いない。
次の最高のライブを全員で開拓することが今から楽しみだ。