【33歳女ひとり旅③】紅葉の花をはじめて見つけた。
▼はじめから
▼前回の話
今朝も朝ヨガ。
気持ちよすぎるので、明日もやろうっと。
昨日、自然の畏れと死を感じた朝のさんぽ。
今日は、安全な道路沿いを片道10分行ったところの石碑を目的地に設定しました。
道すがら、ふと立ち止まって花や木や風景の写真を撮る。
そうだった。
私、こんな風に急に立ち止まって、道端の花や木の実や風景の写真を撮ることが好きだったんだ。
別にどこかの写真展に応募するとかでもないのに、構図に拘って撮り直してみたり。朝焼け、夕焼け、青空、なんでもかんでも撮ってたんだった。
いいこと思い出したなぁ。
なんだか胸のあたりがポカポカと、嬉しい気持ちになっていたら石碑に到着。
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今までこういう石碑とかって、あんまり興味なかったんですよ正直。だけど最近は、少し気になる。ふむふむと、説明書きも読んでみたりする。
いま、ヒストリエという漫画にハマっていて。後のアレキサンダー大王の書記官となる青年の物語。歴史物の漫画って、グロいし小難しいし面白くないしと思って今まで読んでなかったんです。
だけどこのヒストリエが、面白い。グロ耐性は、鬼滅の刃→サイコパスを経て無事ついたので大丈夫。と言いつつ、グロいページは薄目でササッとめくっちゃうんだけど(笑)
これがきっかけで、歴史っておもしろいなーと、33歳にして思い始めたのです。受験勉強の為に学んだ、暗記の歴史じゃなくて。私と同じ人間が生きてきたお話なんだなと、エッセイじゃんと思って。
石碑の説明看板読んで「なるほどなぁ」って心から思ったのはじめてかもしれない。「なるほどなぁ」って声に出したことは沢山あるけど、もっと浅い「なるほどなぁ」だった気がする。会社で言う、「なるほどですね」ぐらいの。
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朝風呂の時間もあるし、と帰路に着く。
あちこちから、鳥の声がする。
ウグイス以外分からんなぁ。
帰ったらどの鳥が泣いてたか調べてみようかな。
そう思って山方面にカメラを向けて動画撮影。
鳥さんの姿は1羽も写せなかったけど、3.4種類の声は撮れた気がする。たのしみ。
ふと、行きには気がつかなかった不思議な花を見つける。
紅葉の花って多分見たことがなくて。
歩道でひとり「え、紅葉に花って咲くの!?」と声に出してしまった。
いや、当然花は咲くんだろうけど。
またひとつ、知識が増えてしまったな~うれしい。
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私は子供の頃から割りと勉強が好きな方で。
かといって、理系はあんまり好きじゃなくて。
好きかどうかっていうより、よく分かんないし、なんか難しいし。とかって思ってたのかなぁ。
それでも、よくある「なんで勉強しなくちゃいけないの?」って疑問はあんまり持ったことがなかったのだけど。
今日改めて考え付いた回答は
楽しめることが増えるから、じゃないかなぁ。
歩いていて聞こえてきた鳥の声を、イントロドン!できたら楽しくないですか?
どうでもいいし役に立ちもしないんだろうけど、楽しめる瞬間が増えるのは、やっぱなんか、いいですよね。
自宅に帰ったら、夫おすすめの『火の鳥』でも読んで知って、日本をもっと楽しめるようになろうっと。
おわり🐈️
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