寅さんになりたい
元気かみんな。
私は寅さんになりたいんだよ。
何を唐突にって思うだろ。思うよねえ。
私はさ、あちこち旅してバナナとか売りながらさ、口上は下手だから全然売れないんだろうけど、旅先で恋しちゃって変なの連れて帰ってきて、サクラにまたお兄ちゃん恋?とか呆れられて、えへへそうなのよ恋、いいもんだよって。そんで源公に、鞄持たせながらも、お前も恋してるかい?とか旅先の恋バナをもったいぶって見せたり、おいちゃんとおばちゃんにまたかいこりないねえって言われたり、するんだよ。団子食べながらさ。そんでふらりとまたどっか行っちゃう。
もっと軽やかに移動し続けたいよなあって思うんだよ。
いつだったかそんな話しをこぼしたら、 nee さんが、だったらもう格好もそれになってくださいね。眉毛の黒子も忘れずに。ってテキパキ決めちゃうもんだから、ええ、私があの格好でいるの?それは空港じゃ似合わないから、那覇港とか平良港になるわねえ。案外似合ってそうじゃないあたし。ってば。
じゃあサクラは誰がやるの?ってそれはヨシミさんだっていうもんだから、男が女役をやるってモンティだわねえさすがだわってヨシミが演じるサクラを想像したらもう爆笑でした。前掛けは似合ってもエプロンはどうなのかしらね、あとあのヘップサンダル。案外似合うのかもしれないわ。で、お兄ちゃんまた恋なんかして、大丈夫なの?フラれたって知らないわよって。爆笑。しかもそんな他人のことなんか一番興味のない男がサクラを演じるって爆笑じゃないの。
じゃあ、あなた誰やるのよって聞いたら、即答で蛾次郎さんって。あなたもいいとことるわね。源公はいいよね。アニキィって。なんか収まりどこもいいわね。
そういえばあまりまともにみてきてない寅さんだけど、スタメンは色々出てくる中で、じゃあおいちゃんは?おばちゃんは?タコ社長はとか色々誰にやってもらおうかなって想像する中で、じゃあ ryo-king は?と聞いたら、「団子!」って即答。これにはもう落とし穴に落ちたうさぎみたいにぎゃふんてなって爆笑の渦。抱腹絶倒。だって、団子ってキャラいないじゃない。団子って、それ草団子でしょ?キャラじゃないし、登場人物でもない。だけどあの寅さんの屋台骨でもあるホームグランドでもあるわけで、団子。団子屋さんだから寅さんち。団子売ってなんぼですよね。その団子の役ってすごい発想だなって。つまりですね、そういうぶっ飛んだ発想が肝だったのがTBSのムー一族だったり寺内貫太郎一家だったりするわけですよ。プロデューサー兼演出家の宮田さん、久世さん、すごいなあ。そんなドラマを見てきた世代は発想も柔軟でなければってことですよね。
宮田さんなら、寅さんの黒子落ちてくるのを必ず拾うシュールなたこ八郎的キャラとしてうちのカッパを起用するだろうなとか。
「入ります。黒子おちました。はい、つきました。」ってすぐフレームアウトする謎のキャラ。オンジエアーとか謎のドラマって最近見ないよね。そういうの見たいよね、おかしな変なシュールなホームドラマ。宮藤官九郎なら作れそうだけどな。どうなんでしょう。彼も私が翌朝眠いとこを寝込み襲撃みたいにラジオで私と話して興奮してるのもいいけど、シュールで面白いドラマ作ってほしいですなあ。時代劇面白かったけどあれも演出が宮田さんとか久世さんだったらってとか勝手に思ったり。
色々世間は騒々しいようですが、まだまだ始まったばかりの2023。
笑って笑って笑い飛ばしていきましょうね。ユーモアが大事よ。何事も。
というわけで、今年は寅さんになりたいという希望も一つ掲げましょうかね。
無理を承知で。笑うね。
依子