天王星的トレーニング。所有からの解放。
天王星は、あらゆる惰性や執着をひっぺがしてゆく。
牡牛座の天王星は、所有の概念を、ことごとく塗り替えてゆこうとしているみたい。
何かを所有すれば、その何かに所有される。
持つものが多ければ多いほど、不自由な人生になる。
肩書き、家族、お金、不動産、好きなものたち。
5/1の新月は牡牛座で天王星をともなって起こる。日本ではそれは脳内をつかさどる12室で起こる。そして、日蝕。影響力がかなり強い。
誰しも、所有の概念がどんどん書き換えられてゆくのだろな。
楽しみな牡牛座新月。
どんどんフリースタイルへ。
天王星が私の6ハウスに入るか入らないかのとき
私は安定した雇われ仕事をやめて、星読みを始めた。
今思うと、それは初歩的な「ひっぺがし」だった。
その次は「婚姻制度」をやめた。
私を縛っていたように思えた全てのローカルな関係性を
天王星はひっぺがしていった。
そして、それは思い返せば、実は私の願いだった。
何ものにも縛られずに、命そのもので生きること。
5室牡羊座土星をもつ私にとっては、それが今世のひとつのゴール。
今、私の6室にいる天王星は、私の太陽に150度でジャストヒット。
150度も6室も「トレーニング」だし、それは突然、シビアにインパクトをもってやってくる。
ふだんは引きこもっていて、あまり人に会わず、やりたいことだけやって生きていた私が、ここのところ訳あって、多くの見知らぬ人と共同生活を送っていた。
それは今思えばなかなかのトレーニングで、振り返ってホロスコープチャートを見てみて、「天王星が6室で太陽に150度なら仕方ないよな」とえらく納得した。
6室は、5室で確認した自分の中のパッションを、いかに地上化するのかがテーマだし、三次元で具現化にいたることが必要なのだ。
お気楽で楽しいだけでは地上化できないこともある。
ちょうどそのころ「五色」というキーワードが頻繁に来ていた。
「五色」は、多様性の共存のことなのだと思う。
多様な人たちと共存してこそできることがある。小さな所有の枠から飛び出して、そんなふうに、自分の枠を広げていくこと。
6室の天王星が150度で私の太陽に投げかけてきたプレッシャーは、そういうことだったのだと思う。
思い込み、惰性、セーフティーゾーン、そんな「安穏」に、雷を落として、目を覚まさせる。
それは、その先にある、魂の願いへの道へと、たどり着かせるため。
ひっぺがされればされるほど、人は軽く、ニュートラルになれるのだと思う。
やっぱり星はすごい。