
太陽の時間 月の時間
太陽が沈んでしまうと、途端に色んなことがどうでもよくなってしまう。
何をするのも面倒くさくなってしまって、仕方なく寝床にもぐりこんで朝が来るのを待つ。
そんなふうになったのは、一人暮らしを始めてからかな。
家族のリズムに合わせることがなくなったらこうなったので、ある意味自分にとっては自然なことなのかもしれない。
一般的に占星術では、太陽は能動的に生きる力、公に見せる自分で、月は受動的で無意識なプライベートな自分、と言われる。
太陽が沈んだら、月の時間。
そういう意味でいえば、これも自然なことなのかもしれない。
この月の時間が、私はあまり好きではない。
YouTubeをダラダラ見たり、ネガティブな思考にまみれたり、何をする気にもならず、うすらぼんやりと過ごす、眠りにつくまでの、よくわからない時間。
この時間を、なんとかもう少しマシに過ごせないものかというのが、最近の困りごとだった。
だけど、人にはやっぱりこういう、なんの生産性もないダラダラした時間みたいなのが必要なのかもしれないな、と思ったりもする。
それが好きかどうかにかかわらず、必要なものってあるのかも。
四六時中、楽しく創造的に…というのは、もしかすると「24時間働けますか」なんて某ドリンク剤のCMがうたっていたような価値観なのかも。
人間だから、身体を休めることも必要。
アタマを休めることも必要。
なんでも有意義なことに転換してしまおうというのもある種の病かもしれず、「余白」があることで生まれる何かもあるのかもな。
月とのよりよい付き合い方みたいなことを、つい考えてしまうけど。
なんでも「よりよく」しなくてもいいのかもねー。。。なんて
つれづれに考えてみるこの頃。
月にちなんで
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