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ジャパンカップ(GI)予想

<予想>
◎14 ダノンベルーガ
 〇 6 ヴェラアズール
 ▲ 8 デアリングタクト
 △ 3 ヴェルトライゼンデ
 △18 ボッケリーニ
 穴 2 オネスト


<レース傾向・展開>
 舞台となる東京芝2400は、王道血統であるディープインパクト、ハーツクライ産駒が活躍するレース。トニービン×ヌレイエフの血統も穴馬血統として注目。ペースは例年、スローからミドルの流れで、4角からの瞬発力勝負になる傾向。それだけに、過去レースで上り上位でないと、馬券圏内に入るのは難しい。今回、外国馬4頭が参戦。概ね内枠に入ったが、日本の堅い馬場に合うかどうか。
 展開としては、1シムカミル、7テュネス、9ユニコーンライオンのハナ争いに続いて、3ヴェルトライゼンデ、8デアリングタクト、6ヴェラアズール、2オネストあたり。外枠から15シャフリヤール、17ユーバーレーベン、18ボッケリーニあたりが被せてくることが濃厚なため、1角までのポジション争いで有利・不利が発生する可能性が高い。隊列が落ち着く向こう正面では出来るだけ内で脚を溜めたいところ。4角から内を突けるポジションにいるかどうか。勝負の分かれ目は、3角から4角で5~6番手内にいる馬で瞬発力勝負できる馬かと。


<予想詳細>
本命は、14ダノンベルーガ。ジャパンカップに好相性のハーツクライ産駒。今回、レーティングで出走可能になったが、前走の天皇賞(秋)では内を突いて上り3F2位の32秒8。惜しくも3着だったがキレる脚を見せた。今回距離延長も血統的に無問題。また斤量55㌔は魅力。外枠に入ったのが懸念材料だが、1角で内に潜りこんでポジションを取ることを鞍上の川田に期待。

対抗は、6ヴェラアズール。ジャパンカップは道中スローで後半上り勝負となる傾向だが、この馬は前走京都大賞典で見せた出来がよかった。出遅れながら、後半4Fのラップは45秒8と速いタイムを出して1着。上り3Fも33秒2と出色。このラップを刻めるのなら、ジャパンカップと好相性。懸念は、1角までのポジション取り。内枠に入れたので出遅れしなければ好勝負必至。

単穴は、8デアリングタクト。鞍上が松山からマーカンドに変更になったのは懸念ではあるが、もともと高速持続戦に強く、しかも斤量55㌔なら。前々走オールカマーは内枠有利で外マクリ。前走のエリザベス女王杯は外マクリ馬場の内とチグハグな競馬だったが、今回のジャパンカップではようやく内脚溜め、内伸びというレースにもっていける。

連下は、3ヴェルトライゼンデと18ボッケリーニ。まず、3ヴェルトライゼンデはステイゴールドの血をもち、高速持続戦に優れている。また左回りの複勝率が100%と得意にしており、今回内枠に入ったこと、Dレーンの調子がよいことを加味して連下に。18ボッケリーニはジャパンカップ好走血統のトニービン×ヌレイエフをもっていること。しかし、大外枠が大きな懸念。ということで連下に。

穴は、2オネスト。今回外国から出走してきた4頭の中では、最も期待がもてる馬。父FlankelはSadler's Wellsの血統で、これまで日本の長距離で好走する血統パターン。しかも内枠に入ったことと、ルメール鞍上で、穴としては期待大。もちろん凡走する可能性もあるが、凱旋門賞で惨敗しただけに、日本の堅い芝適性があるようにも思う。

15シャフリヤールは、ローテーションとしては、ここが第一目標だが枠順として外に入りすぎたこと。そして、何よりもディープインパクト産駒にありがちな日本ダービーで燃え尽きた馬にありがちな調子の上がらなさを懸念して外しました。
逆に大穴は、9ユニコーンライオン。福島記念1着からの中1週だが、このレースの展開的に淡々としたペースで進むと予想されるため、逃げ馬にとっては粘りこめる展開になるのではと期待。

<馬券>
 3連複(フォーメーション)
  【1列目】 14,6
  【2列目】 14,6,8,18
  【3列目】 14,6,8,18,2,3
  ※14点
 ワイド:9-6,8(2点)




※レース後追記

<振り返り(結果)> 
◎14 ダノンベルーガ → 5着
〇 6 ヴェラアズール → 1着
▲ 8 デアリングタクト → 4着
△ 3 ヴェルトライゼンデ → 3着
△18 ボッケリーニ → 17着
穴 2 オネスト → 6着


<レースを終えて>
◆川田騎手(ダノンベルーガ5着)「何より結果が出なかったことがとても残念です。申し訳ありません」

◆ギュイヨン騎手(グランドグローリー6着)「最終コーナーを回ったあたりから前が詰まって思うように乗れませんでした」

◆ルメール騎手(オネスト7着)「道中は冷静に走ってくれた。直線はなかなかスペースが見つからなかった」

◆菅原明騎手(カラテ8着)「力は出してくれました。真面目なタイプなので、2400メートルは少し長いのかもしれません」

◆ムルザバエフ騎手(テュネス9着)「ゲートになかなか入らなかったように、かなりイレ込んで(体力を)消耗してしまいました」

◆M.デムーロ騎手(ユーバーレーベン10着)「ペースが流れず、向こう正面で動かざるを得なかった。残れるかと思ったが最後は(馬の)気持ちが抜けてしまいました」

◆武豊騎手(ハーツイストワール11着)「思い通りのレースができて、一瞬抜け出しましたが、さすがに相手が強かったです」

◆松山騎手(シャドウディーヴァ12着)「ゲートがあく直前にゴソゴソして一歩目が出なかった。最後は脚を使っているが、この形では厳しかったです」

◆丸田騎手(トラストケンシン13着)「いいスタートを切って、うまく我慢しながら競馬しましたが、相手が強かったです」

◆菱田騎手(テーオーロイヤル14着)「思った通りの競馬ができました。ただ、4コーナーにはいつもの手応えがなかったです」

◆ブノワ騎手(シムカミル15着)「逃げ馬の後ろで気持ちよく走れましたが、最後は加速できませんでした。もっと経験を積んで、来年帰ってきたい」

◆国分優騎手(ユニコーンライオン16着)「ゲートで待たされましたが、集中していつも通りのスタートが切れました。中1週でよく頑張っています」

◆浜中騎手(ボッケリーニ17着)「枠が外でスピードが要求される馬場。どこかで内にもぐり込みたかったです」

◆石川騎手(リッジマン18着)「スムーズに走れていましたが、ラストはいっぱいでした」

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