有力2歳馬情報(その1)
2022年10月24日時点で、将来有望な2歳馬をチェックしたところ、以下の馬に将来性を感じた。
<函館2歳S(GIII)> 7月16日(土)
オマツリオトコ(牡)・・・ヴィットリオドーロ産駒。スタート大きく出遅れ、最終コーナーまで最後方にいたにも関わらず、上り3F35秒8の末脚で3着。上り3F2位のタイムと1秒差だったことからもキレ脚がある。
<新潟2歳S(GIII)> 8月28日(日)
キタウイング(牝)・・・ダノンバラード産駒。スタート出遅れて後方追走ながら、3角から4角にかけて位置を上げる。前半3Fは36秒6。この日の新潟馬場は内があれているにも関わらず、その内を上り3F33秒の脚で1着。展開に恵まれたとはいえ、かなりの強さを感じた。
ウインオーディン(牡)・・・エピファネイア産駒。道中は終始後方だったが、4角にかけて外に持ち出し、最後の直線は馬場の外を通っての2着。直線よーいどんの上り競馬だったが上り3F33秒2は出色の出来。
<札幌2歳S(GIII)> 9月3日(土)
ブラストウェーブ(牡)・・・ハービンジャー産駒。スタートよく4~5番手を追走し、最終コーナーでかなりの不利を受けながらも、よく伸びて5着。勝った馬よりも通った馬場や伸びを考え、勝ってもおかしくないレースだった。実力は上位クラス。
<小倉2歳S(GIII)> 9月4日(日)
ロンドンプラン(牡)・・・グレーターロンドン産駒。ゲート開いた途端、馬が伸びあがって大きく出遅れ。しかし、道中は落ち着いて、後方から徐々に進出。4角でも最後方ながら、そこから外に持ち出して上り33秒1の脚で1着。まさに圧巻。上り2位の馬との差が1.5秒だったこともあり能力は相当高い。
<紫菊賞> 10月15日(土)
ダノントルネード(牡)・・・ハーツクライ産駒。7頭の少頭数で2着ながら、もっとも強い競馬をしての2着。4角から最内に潜り込んで、4番手を追走。勝ち馬は大外から一気の競馬ながら、内で脚を溜めて最後2頭かわして2着。ハーツクライ産駒らしく前で粘りこめる脚を見せた。
<もみじS> 10月16日(日)
ウンブライル(牝)・・・ロードカナロア産駒。7頭の少頭数ながら、スタート直後は後方ながらも4角までに先団にたどり着き、外から持ち出して直線一気の王道競馬で1着。阪神JFの有力候補。
<アイビーS> 10月22日(土)
オープンファイア(牡)・・・ディープインパクト産駒。8頭の少頭数ながら、このレースでは後方からの競馬を学習させていたような走りで3着。しかし4角からの伸び脚は上り3F33秒3で優秀。この日の東京は前残り馬場だったため、勝ち馬には届かなかったが2着馬とはクビ差。
ゴールデンハインド(牝)・・・4角からオープンファイアと同じ脚色で1着馬・2着馬に迫った。負けてなお強しの印象。展開に左右されずに追ってこれる。