![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73946147/rectangle_large_type_2_ab62cf2d13407ba2e2fef9a6bbe91434.jpg?width=1200)
いつだって向かい風は強く感じる 進む方向は間違っていない 結果は必ず追いついてくる J2第3節 徳島ヴォルティス1-1東京ヴェルディ
ミッドウィークに試合があってもなくても相変わらず更新の遅いnorainuでございます🐶
今回のトップ画はmeeさんよりご提供いただきました。いつも皆様ありがとうございます<m(__)m>ビッグフラッグが揺れる光景ってやっぱいいですよね。カッコイイ(´ω`*)
さて、開幕から3節連続ドローという結果を送る日々を皆様いかがお過ごしでしょうか?norainuは元気です(`・ω・´)
もちろん勝利という結果を獲られていないことは残念です。
ただ、『評価すべきは現象(結果)ではなく原因(要因・過程)』
が私の考え方なので、悲観してません。
今回はGIF少なめ、データ(数字)多めになります。数学が苦手な方は頭が痛くなるかもしれません<m(__)m>
それは本文中で語るとして、
この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ 行けばわかるさ。
いくぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!(゚∀゚)
はじめに
前節Away岡山戦で今シーズン初ゴールを挙げたものの勝ち切れず開幕から2分けで今節を迎える徳島ヴォルティスはHomeで今シーズン初勝利を目指す。
対する東京ヴェルディは前節Home開幕戦を3-0で栃木に快勝。前節の勢いをそのままにAway連戦一つ目の徳島に挑む。
両チームのスターティングメンバーは以下の通り
徳島は前節から1枚入れ替えて右SBが川上エドではなく藤田征也が入った。奇しくも開幕戦と同じスターティングメンバーとなった。徳島はルヴァン杯をミッドウィークに行っておりAwayへの移動など疲労を考慮したメンバー選考になっていると考えられる。(後述する。)
東京ヴェルディは前節からスターティングメンバーの変更はなかった。前節栃木戦で好感触を得ていた為だと考えられる。
同じ4-3-3のシステム同士の試合となった今節は同じシステムでありながら違いも観られる非常に面白い試合となった。
結果から言えば徳島がCKから先制に成功するが、直後に東京Vが追いつき1-1の引き分け。勝点1を分け合った。徳島は試合終盤に退場者を出し数的不利になったが、粘り強く耐えて勝ち取った勝点ともいえる。
今節のnoteでは、『徳島の成長』を中心に試合の解説を踏まえながら振り返っていこうと思う。
防げた失点 何故防げなかったのか?
今節も失点をしてしまった徳島ヴォルティス。1-0で勝つスタイルではないにしろ失点は極力減らさなければならない。
37分の失点シーンをGIFで振り返ってみる。東京V深澤のシュートは見事だった。しかし、徳島の選手達がしなければならない事はあった。
— norainu.gif (@NorainuG) March 10, 2022
GIFで簡単に解説を入れたが、このシーンで重要な事は主に4つ。
①櫻井がサイドに流れて数的優位を作った後の中央のスペースのケアをしていなかった。(この場合は渡井or浜下が埋めるべきスペース)
②サイドに押し込んで数的優位を作っていたのにボールを奪いきれなかった。(ボールの奪いどころの共有)
③相手に制限が掛からない状態で2回プレーを行わせてしまった。
そして、4つ目が一番重要で、一番の問題点。
④セルフジャッジでプレーが遅れた
前回のnoteでも指摘させてもらった『〇〇だろう』と似ているが、最後の2深澤へのプレスが遅れている。これは、オフサイドと感じてプレーを一瞬緩めた為に起こった現象である。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 6, 2022
🏆 明治安田生命J2リーグ 第3節
🆚 徳島vs東京V
🔢 1-1
⌚️ 36分
⚽️ 深澤 大輝(東京V)#Jリーグ#徳島東京V
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/9hBSYEtBYb
映像を観直していただければわかるが、DFラインの選手が深澤にボールが渡った瞬間にボールから目を反らし、ある方向を向いていた。目を向けた方向は副審(ラインズマン)であった。
つまり、徳島のDFラインはボールと相手ではなく審判に目を向けてしまい、プレスが遅くなり相手にフリーの状態でのシュートを許した。
因みに、私がこのシーンを何度も見直してオフサイドがあったかどうかを映像で確認したが、正直微妙である。(山本から深澤へ直接パスが渡っているならオンサイド、山本からのパスを杉本が触れていて深澤に渡っているのならオフサイドかもしれないが、微妙)
VARがあれば確認が入るかもしれないが、残念ながらJ2では採用されていない。
一番しなければならない事は、審判へのアピールや確認ではなくゴールを守るためにプレーを止めない事である。
得点シーンとそこに至るまでのプレー
さて、失点シーンについて簡単にではあるが解説し終えたので、得点シーンについて解説していこうと思う。
今節の得点は前半32分にCKから内田のヘディングから生まれた。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 6, 2022
🏆 明治安田生命J2リーグ 第3節
🆚 徳島vs東京V
🔢 1-0
⌚️ 32分
⚽️ 内田 航平(徳島)#Jリーグ#徳島東京V
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/nbfnwCT9sG
素晴らしいゴールである。このシーンを解説する為には、相手のCKの守備について解説しなければならない。
CKの守備の仕方には大きく分けて二通りある。
①ゾーンで守る
ゾーンで守る場合のメリットは、相手にマークに付くわけではないので、マークを振り切られるという事は起こらず、自身が守るエリア(ゾーン)に入ってきたボールに対して守備を行うので、ボールから目を反らさずに守備を行える。デメリットは、相手選手を基本的には見ないので、相手がどこから進入してくるかが分かりにくい。ゾーンで守る場合は相手を見る必要はほぼない。
②マンツーマンで守る
マンツーマンで守る場合のメリットは、人に対して守備を行うので相手にいい状態でプレーをさせない(身体を寄せて飛ばせないetc)デメリットは、相手にマークに付けない場合振り切られてフリーの状態でシュートを打たれる可能性がある事。マンツーマンの場合はボールを見る必要はほぼ無い。
少し難しく感じてしまうかもしれないので、簡潔にそれぞれの特徴を表すと、
①ゾーンで守る=ボールに対する守備
②マンツーマンで守る=人に対する守備
と考えてもらっても差し支えない。
ちなみに現代サッカーでのCKの守備は、この二つを組み合わせた③マンツーマン+ストーンで行う事が多い。
特定の選手にマンツーマンで守備を行い、ストーンと呼ばれる選手はゾーンを守る。
東京Vは基本的な①ゾーンで守る守備を行っていた。人ではなくボールに対する守備を行っていたので、後ろから勢いを持って入ってくる内田に対応する事ができなかった。人に対して守備を行っていないので、内田はストレスがない(相手の寄せがない)状態でパワーを持って飛び込むことができた。これにより、GKの手を弾いてゴールになる強いヘディングを放つことができた。(ちなみに後半カカが入ってからのCKの守備はカカにだけマンマークを付けていた)
ただ、ゾーンでの守備に対しては、精度の高いボールを供給する事が不可欠なので、内田だけではなく藤田のボールも素晴らしかった。
今シーズンHomeでの初ゴール!!
ナイスゴール(´ω`*)
修正された攻撃
得点シーンだけではなくこの試合多くのチャンスを作る事ができていた。前節から比べても回数も質も向上していた。
特に修正されていたのは前節のnoteで指摘したクロスに対してのペナルティエリアへの進入人数である。
今節のクロス数は22本だったが、そのほとんどでペナルティエリア内に藤尾しかいないというような状況は無かった。必ずインテリオールの選手どちらか一人と、逆サイドのウイングがペナルティエリア内に進入していた。(全てのシーンをGIFもしくは図で表したかったのですが、本数が多いのと、時間が作れなかった為断念しました<m(__)m>)
残念ながらクロスからの得点をあげる事はできなかったが、このペナルティエリア内に多くの選手が進入する事によって、違うメリットも表れてくる。
52分のシーン
— norainu.gif (@NorainuG) March 11, 2022
櫻井がミドルシュートを放ったシーンである。GIFでも示した通り、櫻井の前のスペース(バイタルエリア)が大きく空いたのは、ペナルティエリア内に多くの選手を送り込んでいたからである。守備側は1人余るように守備を行うのが原則なので、6人進入すれば相手は7人守るために退かなければならなくなる。それにより、櫻井がシュートを打つスペースと時間を得る事ができた。
このようにクロスに対して、ペナルティエリア内に多くの人数を送り込む事で、攻撃の幅・深さを広げる事ができる。もちろん、ペナルティエリア内でフリーの選手ができれば、得点に直結する事も可能になる。さらに、相手を多く退かせる事にも繋がるので、例えボールを失ったとしても直ぐさまボールを自陣に運ばれる事も少なくなる。
残念ながら得点に至らなかったが、攻撃の質とバリエーションは積みあがってきていると感じられた。
てか、これもゴールにならないって何なんでしょう。。。(´;ω;`)
え、それも入らないんですか(´;ω;`)
— norainu.com (@NorainuC) March 6, 2022
データで見る成長
さて、解説を行ってきたが、
「結局点取れてないから意味ないじゃん」
「norainuがポジティブに説明する為に都合のいい部分だけを切り抜いただけじゃん。」
といったような声が聞こえてきそうである。
否定はしません(`・ω・´)←おい。
と、言いたいところですがそれに対してはきちんと否定させていただきたい。
とは言え、結果が出ていないのは事実である。良くなっていると説明するにしても抽象的になってしまう恐れがある。
このような時は数字に頼ろうと思う。数字(データ)を読み解けば徳島ヴォルティスがいかに成長しているかが分かっていただけると思う。
今回も参考にさせていただくデータはFotboll LAB様。
ここまでの3節のデータをまとめてみよう。
一部のスタッツを抜粋してまとめてみた。このデータを比較する場合に気を付けなければならない事は、東京V戦では退場者を出してしまい徳島ヴォルティスが狙い通り試合を展開できたのは80分程度だったという事。
皆様はこの数字を見てどう感じるだろうか?
分かりやすいのは、シュート数とクロス数の増加
明らかに増えている。
とはいえ、ただ単にシュート数とクロス数が増加したから「攻撃が上手くいっている」と評価するつもりはない。
得点の可能性の低いロングシュートが増えてもシュート数はカウントされるし、同様に得点の可能性が低いサイドからの放り込みが増えてもクロス数はカウントされる。
なのでこの数値単体で評価する事は難しい。
データを見るうえで大切なのは複合的に多角的にデータを見る事だと私は考えている。
そこで、私は独自にデータから数値を導き出してみることにした。
その数値は『攻撃の効率値』(仮)
攻撃の効率値=(シュート数+クロス数)/パス数
この考え方は、大前提として攻撃はクロスもしくはシュートで終える事が望ましいという考え方が基になっている。
ざっくり言うと、『いかに少ないパス数(手数)で攻撃を完結する事ができたか?』という値である。
この数値をここまでの3節のデータから導き出してみると
いかがだろうか?
第1節から第2節で約2倍、第2節から第3節で約1.5倍
試合を重ねるごとに攻撃が効率的に行われている事がわかる。
もちろん、この数値が全てというわけではなくあくまでも一つの指標である。ただ、実際に試合を観ていてもゴールに迫る回数は増えているし、よりアグレッシブになっていると思う。それを表す数値にもなってるのではないだろうか。
この数値を上昇させている要因は、前回のnoteでも書いた攻⇒守、守⇒攻の両方のキリカエが徹底されている事も付け加えておかなければならない。
徳島ヴォルティスは間違いなく成長と進化を続けている。数字は嘘をつきません。結果がまだ付いてきていませんが、私は確信しています。
迷わず、ブレず、自分達を信じて成し遂げましょう。
あとがき
悔しい!!!・・・・・でも、楽しい(´ω`*)
成長を見守れるのは本当に楽しい🐶
周りから『勝ててないんでしょ?』なんて事を言われても、『結果が追いついていてないだけだよ』と言い放ってやりましょう。(私に時代が追いついてない的なニュアンスで)
本文中にも書きましたが、良いところを挙げてもなんだか抽象的になりそうで、今回は数値(データ)を使ってみました。
ただ、逆に胡散臭くなってないか少し不安ですw
数値に関してはこれからも観察して整合性があるかどうか見ていきたいと思います。
(書き終えてから思ったんだが攻撃の効率値(仮)という表現は違うかもしれない。%で表しているんだから、1本のパスがどれぐらいの割合で攻撃の完結に結びついているのかを示していると考えた方がいいのかもしれない(+_+)。。。。まぁ細かい事は気にしない(´ω`*))
そして、時間がなかなか取れずGIFも少なくなってしまった事、文字数も少なくなってしまった事、CKの守備を図もなく説明を終えた事を反省しております<m(__)m>(セットプレーの守備に関してはいずれ必ず解説します。)
本当はもっともっと色々書きたかったんです(´;ω;`)
『システム一緒なのになんでこんなに違うのか?』とか、『風の影響について』とか・・・・・
書きたいんだよ!!
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
て、事で簡単に書きます(`・ω・´)
システムが一緒なのにボールの運び方が違った大きな理由は、東京Vは数的優位を重視していて、徳島ヴォルティスは位置的優位を重視しているからです。
(簡単に書きすぎてすいません。。。本当はGIF作って説明したかったのですが、それしようとすると後1週間位はかかります。。。)
風の影響については、私個人的にはそこまで感じませんでした。もちろん退場者を出した後での風下は辛かったですが。。。というのも、データが示しています。
後半に入って風下に立ってからも試合はコントロールできていました。むしろ前半よりボールを握れていました。
後半に入ってから75分までに相手にシュートは1本しか打たれていません。相手に押し込まれたのは退場者を出してからでした。試合後のダニ監督のコメントにもありましたが、強いショートパスを繋いで風の影響を極力受けない形でボールを支配し相手ゴールに迫る事ができていました。逆に、風上に立った東京VはDFの背後へのパスが風に流れてしまい攻撃が上手く組み立てられない現象も発生していました。でもなんで、感覚的に多くの人が風の影響が大きかったと感じてしまったのかをGIF使いながら説明もしたかったです(´;ω;`)10人になってからのプレーの選択肢とか踏まえながら。。。。。カカの退場も風の影響があったのでそう感じる方が多いのだと思いますが。。。。
なんだか不完全燃焼です。。。。(´;ω;`)
次回はもっと工夫して時間作って完全燃焼のnoteを書きたい!!
その為にも熊本戦で今季初勝利をお願いします!!気持ちよく勝ってnoteを書きたいんだ!!
今回もまとまりがない文章を最後まで覗いていただきありがとうございました<m(__)m>
それでは今回はこの辺で🐶
P.S.
映像が使いたいです。。。twitterとかで公式で出している映像とかなら使っていいのかな??加工(書き込みとか)したらダメとかなのかな??教えて偉い人(´;ω;`)