【アメリカ生活】窓を開けて寝てはいけない話
ご無沙汰です。
他のことにばかり気を取られ、久しぶりの更新になってしまったけれど少々お付き合いください。
今回は、「窓を開けて寝てはいけない話」。
アメリカに留学していた時に、少しだけ怖い思いをした話。
※写真は違うアパート
留学を始めて半年後、ホームステイしていたおばさんの家を出てUCLAの隣にあるアパートの一部屋を借りることにした。
「来週娘が帰ってくるからその部屋を空けて欲しい」
と急に言われて、一週間Craigslist(売買などの掲示板)でルームメイト募集に死ぬほど連絡したけど、返信はほとんど来ずやっと返信が来たのは退去予定の中国人からだった。
引越しの話はまた今度。
私の部屋は2階の角だったけど、その脇に1階から2階へ上がるコンクリートの階段があった。階段のある坂の真横が部屋で、階段側の地面から2.5mくらいの高さに横長の窓があり、備え付けの白いブラインドが付いていた。
ロサンゼルスは暑いので、部屋にいる時はよく窓を開けたままにしていた。
外からは身長が高い人でも窓までは届かず部屋の中が見えない高さ。
住んでいたエリアは、UCLAの学生や教師、UCLA病院の関係者などなどがほとんどで、「大学の街」という感じだった。
街を歩く人はほとんどUCLAの関係者か、
観光客だった。
ある日、窓を開けて寝ていると夜中にチャイムが鳴った。
出てみると警察が立っていた。
事情を聞くと、「怪しい人が外からこの部屋を覗いていると通報があった」とのこと。
どうやって?!と思ったが、外には誰かに捨てられた汚いイスが少し前からあり、階段の上に器用に乗せ、その上に乗って中を覗いていたらしい。
予想外のショックな出来事と、初めてのアメリカの警察官との対話にかなり動揺した。
2階だからと安心し切っていたが、少し工夫すれば覗ける。梯子をかければ中に入ることだってできたかもしれない、と思うととても怖くなった。
学生のイタズラだったのか、外から来た変質者や強盗未遂だったのかは分からないが、何にせよ危ない。
無事で良かったと思いつつ、これから窓を開けて寝るのはやめようと思った。
みんなも窓は閉めて寝ようね。
朝起きたら不審者が隣で寝てるかもよ。
おわり