NewJeansのこれからのことを思うと、ただただ、胸が痛い
人それぞれ、何かを好きになる理由も、温度差も当然、あるよね。
私は50歳になろうとする、おじさん。これも最初は言っておこうかな。
私には好きなガールズグループが幾つかある。「好きなガールズグループ」って表現したら、きっとK-POPの世界を愛するみんなは、どのグループが好きなのか、どれだけ課金しているか、コンサートに行くか、ファンクラブに入っているか、そんなことは当然のこととして、考えている人もいると思う。
今、お金を使って応援しなければいけない、そのグループが存続する上で色んな形で課金は必要だもんね。
でもね、私のように一銭も使っていない、K-POPファンもいるんだよね。
怒らないでね。
もし、それが許せない、と思うのならば、これ以上は読まない方がいいと思う。でも、ここまで読んでくれてありがとう。それだけは言っておくね。
私が好きなグループ、というより楽曲単位で言えば、沢山ある。
ただ、グループ全体で「好き」とはっきり言えるのは、XG、NewJeans、Young Posse、LE SSERAFIMかな。
他にも好きなグループはいるけどね。あと、前の記事でも書いたことだけど、グループに優劣はないと思っているし、どの大・中・小、どのグループにもできるだけ長くしあわせに活動を続けて欲しいな、と思っている。
みんな、大変な世界で頑張っていると思う。とくにK-POPの世界はハードだよね。
先に挙げたグループの中で、実は最初に好きになったのはNewJeans。
でも、さっきも言ったけど、バニーズではないよ。
NewJeansは、私の中で生まれて初めて「アイドル」を好きになった、という感じなの。勿論、アーティストだと思っているし、ミン・ヒジンという天才が作り出す世界観も大好き。でも、あの5人の放つ「きらきら」してる感じは、私の中では「アイドル」を好きになるってこういうことなのかなあ、と思わせてくれた存在なんだ。50歳にもなってキモいよね。ごめん。
私は、若い頃から「アイドル」が大嫌いだった。男である私自身、明らかに男性目線で作られた「アイドル像」に嫌悪感を感じていたから。
例えば、私の思春期にアイドルの代表で言えば、「おニャン子クラブ」というのがもっともアイドルだった。みんな知ってる?知らないよね。
派生したユニットの中には「あ、いい曲だな」と思うものもあったんだけど。まあ、そんな昔ばなしはいいや。
そういったことで、私の中で「アイドル」なる存在はそれ以降も、ずっとバカにしていたし、興味も示すことはなかった。基本的には今もそうだけど。
だって、K-POPのグループって私の中で思ってた「アイドル」ではないから。実力も楽曲のクオリティも、アーティストだよね。
ただ、ビジュアル(この言い方、本当はあんまり好きではないけど…)はボーイズグループ含め、みんなカッコいいし、キレイだし、可愛いし、美しい人が多い。ちょっとこわいな、思うくらい整っている人もいるし。あ、これは皮肉ではない、誤解しないでね。
相変わらず、前置きが長くなったな。
で、NewJeansのこと。
彼女たちは、先ずは楽曲で圧倒されたんだ。ビジュアルは正直、みんなかわいらしいと思ったけど、区別がつかなかった。それくらい、K-POPそのものに疎かった。Twiceには一時期ハマったことはあったけど(このグループも素晴らしいよね!)。
それから、どんどん彼女たちの楽曲に惹かれて圧倒されて感動していったな。特に最初、ハマったのは「Hurt」。とにかく曲がスウィートで胸がぎゅってなった。MVはあまりに顔が近すぎて、ちょっとおじさんは恥ずかしかったから、正視できなったわ。
そして決定的だったのは「Ditto」。この曲は、多分、K-POP全体の中でも一番好きな曲かもしれない。それくらい、初めて聴いた時は全身鳥肌が立ったし、泣いてしまったんだよね。理由は分からない。敢えて表現するならば、あのMVも含めて、あのメロディーには「二度と戻らない、その時だけの若さと時間」が凝縮されている、そんな気がしたのかな。
それから、新たに出会う曲にいちいち感動や衝撃や、まあすごいグループだなあ、と思っていったよね。
それから、彼女のあの雰囲気全体含め、自分が若い頃にNewJeansに出会っていたら、きっと「アイドル」な存在になっただろうし、それこそCDとかファンクラブとかに入っただろうな、って思ったよ。
それは、他の3つのグループも応援するという意味では同じなんだけど、NewJeansだけは私の中で唯一の「アイドル」なんだよね。
でも、以前に書いた、インターネットの魔法で観ることのできた東京ドームのコンサートを観て感じたこと。
それから、HYBEとミン・ヒジンの争いこと。不自然なまでに日本の音楽番組でメンバーのソロを披露したこと。色んな不穏なこと。
そんな一連のことを考えれば考えるほど、企業に勤める大人として、いい決着は想像できなかった。
そして、今朝起きたら、TLにはちょっとした騒ぎになってた(昨夜もそんな気配は察知していたけど)。
なんてことだ。恐れていたことが本当に起ころうとしている…。
まさか、とは思ったけど。
私が、普段K-POP界隈の情報源として参考にさせていただいてる、知見のある望野伸二さんまで…そうなるよなあ。
そして、この動画を観た。
ハニの歌声はとってもステキだと思っていた。スローな曲調だとよく分かる、胸の奥までスッと入ってくるほんのすこし憂いを帯びた、やさしい歌声。これまでも、カバーを通して彼女の歌声の魅力は特別に感じていた。
この曲は、彼女自身が作った曲だそう。やさしい、とってもシンプルな曲。
いい曲だなあ。
彼女の今の心情がすごく伝わってくるよう。
胸がいっぱいになったよ。感動もしたけど、胸が痛い。
彼女たちの未来が、少しでも良くなることを願うばかり。
今は、ただ、胸が痛い。
こんなおじさんがキモいって?
うるせえよ、俺の前から消え失せろ。
いつも短歌を作ってる。彼女たちを想って作った。笑わいでな。
ハニのうたどこまで届く ひとからひとへ小さき声はどこまでも
ずっと瑞々しい刹那 それは胸に刻まれた5人の少女
新しいジーンズを今日もはいていこう 胸の鼓動を抱きしめた
最後まで読んでくれてありがとうございました。