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【PV】ファイザー社従業員:”Integrity”ーー接種前に知らせるべき情報

なぜ、内部告発に至ったのか?

プロジェクト・ヴェリタスによる、ファイザー社のワクチン事業の闇を暴く動画の第二弾となります。ハニトラにより、暴露されたものは、(PV】ファイザー社科学者:獲得免疫あれば、ワクチン不要!

内部告発を行ったのは、品質監査のメリッサ・ストリクラーさん。ファイザーには10年、そのうち5年は現在の品質部門にいます。たまたまアクセスしてしまった社内情報で、”ワクチンに”HEK 239T”が使われているのではないか?”という疑問を抱きました。この時の会社の対応の他にも、FDA訪問時のファイザーの対応からも、同社の隠蔽体質を知ることになります。仕事に誇りを持っていた彼女にとって、会社の不誠実さは、受け入れられないものだったようです。内部告発専門の弁護士に相談して、プロジェクト・ヴェリタスを通して、彼女が知ってしまった情報を、その情報を必要とする人に提供することにしたと言います。

HEK239Tの使用を巡っての大論争。

HEK 239Tは、”1970年代のオランダで中絶された胎児の腎組織を起源とする細胞株”。その使用について、科学者とプロライフ(宗教上の理由等から中絶を反対する人たち)、それぞれの支持者により使用を巡っての論争が行われているものですが、抗体の有効性を評価するための研究室内での試験では、幅広く利用されている標準的な細胞株と言われています。

「その起源を辿れば、中絶された胎児の細胞株」とプロライフが強調する一方、科学者は「現在使われているものは、細胞株をもとに研究室で培養されたもの」と、こちらを強調します。

バチカンは昨年末、カトリック教徒に対し、新型コロナウイルスワクチンの生産過程で妊娠中絶された胎児の組織由来の細胞株(HEK239T)が使用されていたとしても、接種はほかに選択肢がない場合は容認できると発表しました。しかし、一方でNGを出している司教もいれば、受け入れられないという人も少なくありません。

今回の暴露された内容が少しややこしいのは、ワクチンの中身が毒が入っているという情報が暴露されたわけではないことです。ワクチンの中に、HEK239Tが入っているわけでもありません。プロライフでなければ、隠されていても体に悪影響があるわけでもないことと考えてしまう話です。しかしながら、このHEK239Tの使用有無は、プロライフの人にとっては、生きていく上で重要な情報にカテゴライズされるものなのです。そのよなことに対して、少しトリッキーな表現で”嘘はついていないけど、知りたいと思っている人に情報をわざと提供しないようにしている”というのが今のファイザーです。

実際、動画へのコメントには”彼女は真のアメリカンヒーロー”というような言葉が並びました。

従業員の質問に対する、ファイザー社の対応

メリッサさんの質問は「ワクチンの確認試験を行う際に、ファイザーは中絶した胎児の細胞株を使用していますか?」でした。この問いに対する回答で、登場してきたファイザーの従業員は下記の4人です。単なる社内の中での製品製造の問合せにしては豪華すぎるメンバーです。

フィリップ・ドーミッツァーさん:ワクチン研究開発部副社長、最高科学責任者         ヴァネッサ・ゲルマンさん: シニア・ディレクター ワールドワイド・リサーチ・開発・メディカル・コミュニケーション                                                                                                         アドベイト・バドカー さん:グレーターボストン               サラ・ウェイザー:上級主席科学者、部門長

副社長から、すでに承認された回答があるので、それをコミュニケーション部門のシニア・ディレクターであるヴァネッサさんから返信をするということでした。

承認された回答:                                                                               (1)ヒト胎児由来の細胞株は、合成および酵素的に製造された成分で構成される当社の治験用ワクチンの製造には使用されていません。            (2)ヒト胎児組織に起源を遡ることができる1つ以上の細胞株が、ワクチンプログラムに関連する実験室試験で使用されています。

ただし、この回答は、両方使っていいわけではなく・・・

「私たちは、胎児の細胞株については極力触れないようにしています。ですから、できれば最初の部分(上記1のこと)に集中したいと思っています。これは、最近、取締役会やミカエル・ドルステンに直接メールで寄せられた問い合わせに対して、私たちが述べたことです。黄色の部分(上記2のこと)は、厳密に必要でどうしても外せないような重要な場合を除いて、共有しないように努力しています」。

メールのやり取りの順番がいまいち不明瞭ですので、他のメールを並べますと・・・

多くの人が医療情報を求めているので、できればこれまで一貫して言ってきた回答で答えたいと思います。特に、政策立案者やメディアと共有している情報との間に矛盾が生じることは避けたいと考えています。

このメールから分かるのは、ファイザー社で重視しているのは、情報の一貫性。正確性でも、誠実さでもありません。治験中のワクチンですから、以前の発言とは異なる結果が出ることもあるかとも思いますが、そちらについても一貫性を重視するのでしょうか?

この(2)の部分は本当にできるだけ触れられたくない情報のようです。最初のメール回答がふんわりしたものでしたので、上記のサラさんが回答に(2)が含まれても良いかを確認すると・・・

黄色の文字は使わない(上記2のこと、ここは下線を引いて強調。)ほうがいいと思います。
これは、ブライアン・ロビンソンという一般の方からの要望と同じものでしょうか?昨晩、(社員3人の名前)経由で同様のリクエストを受けました。
わかりますよ。しかし、正当な要求に応えているかどうかを確認したいのです。また、最終的に管理が必要になるかもしれないFBキャンペーンを引き起こすような要求ではないことを確認したいのです。

皆さま、この件についてお知らせいただき、本当にありがとうございます。胎児の細胞に関する情報が世間に出回ることは、企業の立場としては避けたいところです。皆様にもご理解いただけるように、私たちはこのワクチンについて、多方面に渡ってコミュニケーションを図り、発生した問題を管理しています。特に、一般の方々がこの情報を受け取って、私たちが望んでいない方法で使用する可能性があるため、今、この情報を伝えることのリスクは、私たちが得られる潜在的な利益を上回ると考えています。ここ数週間、政策立案者やメディアからこの問題に関する質問を受けていないので、できれば500以上の質問は避けたいと考えています。  もし、下記のように、私たちのワクチンがどのように作られているか、mRNAとは何かを説明したいのであれば、それは反応を拡大するために探索する価値のある手段になるかもしれません。                          私たちが製造面に集中できるようになれば、それは非常に大きな助けになります。このガイダンスは、このデリケートなテーマについて寄せられた問い合わせに対して、一貫して共有されています。

企業の利益か公共の利益か?

HEK239Tの使用がいいのか悪いのか、議論がわかれるところです。

”HEK 239Tがワクチンの中に入っているわけでもなく、健康を害すものではない。政府やメディアが問い合わせしてきたものなら、それなりの対応をしなければならないが、そうでないならば、できるだけ質問を交わしたい・・・”

めんどうごとには、できるだけ避けて通りたいという会社側の気持ちもわかります。また、ファイザー社としては、開発の過程でHEK 239Tが使われたことを、ワクチン拒否の正当な理由として使われることを懸念しているようです。日本でどういう扱いになるのかわからないのですが、アメリカでは、宗教上の理由での拒否は、健康上の理由と同等に扱われるようです。これを盾にされては堪らない・・・ということなのでしょう。

ただし、ワクチンは健康な体に入れるものであり、一度入れたものを取り出すことはできません。特にHEK 239Tの使用は、絶対にどちらが正しいと言い切れるものではないため、それ故に互いに相手の言い分は理解できないものです。だとすると、余計に正しい情報を公開し、「打つか打たないかは、あなたが決めてください。打つ場合、打たない場合のメリット、リスクははそれぞれ〜ですよ」とする方が適切な対応かと思います。

それを行わないのは、ハニトラ科学者が吐露していた言葉・・・

悪の企業に雇われているような気がしてならないんだ 。結局は利益に帰結するからね。 私は人々を助けるためにこの会社で働いているんであって、何百万ドルも稼ぐことが目的じゃなかったんだ。(中略)基本的に私たちの組織(ファイザー)はCOIVDマネーで運営されていて、去年の利益は150億ドル以上だった。

ということなのかなと思います。

Integrityとは?

インテグリティは、内部告発したメリッサが途中で使った言葉です。日本語で一番ぴったりくるのは、”誠実さ”かと思います。法令遵守や社会的責任の遂行といった倫理的な行動に取り組んでいく企業の姿勢をアピールするため、従業員に求めるものとして、”integrity”を掲げる企業は少なくありません。

ファイザー社のコンプライアンスページにも”integrity”は登場します。

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コーポレート・コンプライアンス
ファイザーのすべての従業員を包括し、あらゆる努力においてintegrity(誠実さ)を追求することを目的としています。

資本主義社会における民間企業である以上、競争に勝ち、利益を上げていくことは、その企業の存在意義の1つです。ただ、そこで”いくら稼げたか?”という成果主義に軸足を置き過ぎると、倫理破綻してしまい、社会からの信用を失うことで、結果的に利益を損ねてしまうことになります。(一般的なビジネス書の見解)

オキーフ氏(プロジェクト・ヴェリタスの代表で、今回のインタビュア)が最後に内部告発のメリッサに「最後に何か、記録に残したいメッセージがある?」に対し、メリッサはファイザー社に向けて、次のメッセージを送りました。

あなた方は、誠実さと、物事が正しく行われていることを確認し、常にダブルチェックされていると、強く主張しています。私は、多くの従業員の一人に過ぎませんが、何が起こっているかを世界に明らかにしようと奮闘しています。私たちが望んでいるのは、あなた方が社会に対して、透明性を高くし、正直な態度で、そして、正しいことをしてほしいということです。

メリッサさんに、眠れる夜が訪れるといいなと思います。

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