パンデミック前に交わされた、ワクチン開発契約が存在した?
The True Defender というサイトで、パンデミックが宣言されるよりも前に、なぜかアメリカの製薬ベンチャー、モデルナ、NIAID(ファウチ博士が所長を務める機関)、ノースカロライナ大の間で、ワクチン開発候補に関する秘密の契約書を交わしていたのではないかという強烈な記事が上がっていました。Confidential Docs Share Moderna Sent mRNA COVID-19 Vaccine Candidate To Uni Researchers Few Weeks Before The COVID-19 Emergence!
この契約書が本物かどうかという確認は個人的にはできていません。
The True Defenderは、2004年に設立されたウェブメディアで、政治的に利用されているようなメディアにうんざりしている読者のために作られたとされています。
製薬ベンチャーモデルナとは?
一方、製薬ベンチャーのモデルナは、きっとワクチンの話が出るまで聞いたことのない会社だったのではないでしょうか? ウォール・ストリート・ジャーナルでの評価(2020年7月2日)を書き出してみます。「バイオ技術分野以外の人々でモデルナ社の名を聞いたことのある者は、ほとんどいなかった」「成功するかどうか分からない新しい手法で医薬品開発に取り組んでいる」「投資家らは、まだ1つも医薬品を生産していないモデルナにほとんど関心を示していなかった。」
ここにある新しい手法というのがm RNAワクチンのことです。このような中、社内は高すぎる期待や、厳しい要求等で離職率も高くうまくいっていなかったようです。次にパンデミック後の評価です。
「歴史的なパンデミック(感染症の世界的大流行)を抑え込む上で、世界で最も有望な企業の1つ」「医薬品業界の実績ある大企業と競う形で、新型コロナウイルスのワクチン開発の先頭集団を走る」
自社株売りで個人も潤う
モデルナのステファン・バンセルCEOや同社幹部は2020年、大量の自社株を売却しました。以下、モントリーフールからの引用です。
「ステファン・バンセルCEOは、今年に入ってから保有する自社株を約50万株売却しており、同社の幹部もまた大量の株を売却し、その額はここ数ヶ月で1億ドル以上となっています」「ワクチンの有効性が証明された場合、最大で25億ドルを支払う契約を米連邦政府と結んでいます」「モデルナの株価は、年初の株価19ドルから現在90ドルまで急騰しています。(2020年11月19日時点)」
インサイダー取引にはならないよう手配済み
一連の売却は、あくまでも個人資産に関する投資計画に基づいたもので、ルールに従っての売却であるため、インサイダー取引にはならないそうです。以下も、モントリーフールの同じ記事からの引用です。
この「ルール10b5-1」に従えば、企業の内部関係者は、自分の保有している自社株を、インサイダー取引の告発を回避しながら売却できるのです。このルールに従って保有している自社株を売却した場合、その取引は、インサイダー取引の定義には当てはまらない、という規制を制定したのです。
具体的には、売却価格、金額、売却日などを、事前に指定するというルールです。
今回、「(2020)年内の開発」という目標は、製薬会社だけでなく、政府側、もっと言えば、世界中の人との共通目標のようなものになっていましたから、意地悪な言い方をすれば、売却日も予定を立てやすいよね?と思います。そして、少し引っかかるのがなぜ2021年を待たなかったのか?ということです。この時すでに日本やアメリカとの契約は済んでいたかもしれませんが、「発売開始後、もっと契約が増えれば、もっと高値が期待できるかもしれない」とは考えなかったのでしょうか。
新たなファウチ疑惑
また、今回、m RNAワクチンは、FDA承認も通常の承認プロセスではなく、緊急時使用(Urgent Use Authority)という通常承認よりもリスク面での審査が厳しくないという、開発者からすると、メリットがある条件も揃っていました。ちなみに、このEUAが受けられる条件は、パンデミック等の緊急時に、代替治療法がない場合に限定されます。少しくらいリスクがあっても、正確性に問題があっても、これしか方法がないから、ある程度の品質が担保できれば試すべきと言った感じです。
万が一、この契約書が本物だったとすると、NIAIDはモデルナのワクチン開発に何らかの関係があったのだということになります。所長はファウチ博士です。ファウチ博士は、イベルメクチンやヒドロキシクロロキン等のFDA承認済み既存薬の承認外使用法に反対してきました。「危険だ」と一喝して、反トランプのメディアをうまく利用することで、これらの薬を勧めるのは、「トランプ大統領が支持する陰謀論の1つ」という位置づけにしてきました。
これらの薬の緊急時使用がなぜ認められないのか?という疑問をこの1年間持ち続けてきました。それは私だけでなく、世界各地の多くの科学者、ジャーナリスト、法律家等、いろいろな人が提言を行ったり、訴えたりしてきています。別記事で紹介させていただいたように、既存薬の承認外使用で成果を上げていた医師は「この薬を国全体で使えば、30日以内にパンデミックは収束する」と主張していました。ファウチ博士がなぜ既存薬叩きをしたのか?NIAIDがパンデミック前からワクチン開発の話に絡んでいたとすれば、それはもうそういう疑惑を持たれても仕方ないですよね。