”さる痘”の途中ですが、今度は、フレッシュイチゴがA型肝炎のアウトブレイクの原因に!?
FDAが次なるアウトブレイクを突如発表
さる痘のアウトブレイクが危惧されている中ですが、米国FDAが一部で患者増が問題になっているA型肝炎の原因がオーガニック・イチゴである可能性が高いとし、特定のイチゴを食べないように、また、食べてしまった人でA型肝炎の予防接種をしていない人は、かかりつけ医に相談する旨を発表しました。
我が家では毎朝、ベリー系をたっぷり食べていますので、慌ててブランド名を確認。大丈夫でした。万が一食べていたとしても、予防接種を受けていれば大丈夫のようですし、暴露後14日いないにワクチン接種すれば大丈夫とのことです。また、ワクチンかいっ!という気はしますが、子どもたちは決められた予防接種として接種済みです。ただ、アメリカ人全てが受けているか?というと、そうでもなさそうで、私は医療機関に勤務していた時に、接種義務があったワクチンの1つがA型肝炎でした。ということは、ある年齢以上の人たちは打っていないのだと思います(だから、感染しているわけですが・・・)。新たにワクチン接種が必要な人の数というのは、アメリカでは例のワクチンほどではないかとは思いますが、これがアメリカ、カナダ、メキシコ・・・に始まり・・・っと広がれば、それなりの人数に・・・・すみません、最近、どうも想像力が豊かになりすぎているようで・・・。
ただ、本日でたプレスリリースでは現在も調査中ということで、どこの段階でイチゴが汚染されたかということは明らかにされていません。今回はイチゴということでしたが、汚染の仕方次第では、イチゴに限らない可能性もあります。
生で食べるもの果物や野菜の洗い方というものに、もう少し気をつけておこうと思いました。本当、次から次へと嫌になります。
プレスリリースの内容
Outbreak Investigation of Hepatitis A Virus: Strawberries (May 2022)
FDA、CDCは現在、および州や地域のパートナーとともに、新鮮なオーガニック・イチゴに関連する米国内の複数州の肝炎感染アウトブレイクを調査している。
汚染された可能性のあるイチゴは、メキシコ北部のバハカリフォルニア州から輸入され、共通のサプライヤー(FreshKampoおよびHEB)によりブランド化されたもので、かつ、2022年3月5日から4月25日の間に購入されたもの。
発病日は2022年3月28日~4月30日。カリフォルニア州とミネソタ州の集団発生関連症例の記録では、症例が発病前にFreshKampoブランドの新鮮な有機イチゴを購入していたことが示されている。
A型肝炎ワクチンを接種していない場合、直ちに医療専門家に相談して、曝露後の予防措置(PEP)が必要かどうか判断してもらう必要がある。曝露後14日以内にワクチン接種を行えばA型肝炎の感染を予防できる。
A型肝炎ワクチンの接種歴やA型肝炎の感染歴がある方は、PEPの必要なし。
1ヶ月以上前の話になりますので、廃棄を呼びかけているのは、これらのイチゴを冷凍保存している場合。
感染源が疑われる商品は今後増えるかもしれない。
A型肝炎とは?
CDCからの情報のまとめです。
A型肝炎は、肝疾患を引き起こす伝染性のウイルス。
数週間の軽症から数ヶ月の重症まで、その重症度に幅がある。
特に持病のある人や免疫力が低下している人がA型肝炎に感染すると、まれなケースとして肝不全に進行し、死に至ることも。
感染経路:
原因不明または感染者との密接な接触(大半)
汚染された食物や水を飲食
感染した食品取扱者が適切な手洗い衛生を行わずに食品を調理した場合
通常15~50日以内に発症。
症状は、疲労、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸、暗色尿、淡色便など。特に6歳以下の子どもでは、A型肝炎の感染が無症状である場合も。
通常1~2週間で完全に回復。まれにA型肝炎が慢性化し、再発性感染症を引き起こすことがある。
過去に A 型肝炎罹患歴、ワクチン接種による免疫がある。