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2月の再受験では、就労ビザが無理だと思われる理由:K K問題

あくまでも、KKが一般人であると仮定した場合です。法律事務所の事務員の給与、600万円ではニューヨーク生活が危ない・・・という話が出ていますが、その前に・・・3月のビザ申請はどうするのでしょうか?

アメリカのビザ事情と、KKの謎。》でも書いたのですが、海外で生活しようと思ったら、1番に気にしなければならないのがビザの問題。一般的な就労ビザH1bビザは現行ルールでは、第一選抜として、年に一回抽選が行われます。どんなに優秀でも、抽選に外れれば、それでアウトです。この抽選のための申請の締め切りが来年3月。ですので、来年の就労ビザの申請を現在の役職:クラークで行うのか?というのが大きな疑問点なのです。

ーー私は法律の専門家ではありませんので、あくまで海外就職をしてきた自分や友人の経験談をもとにした妄想として読んでくださいーーー

アメリカに限らず海外での就労ビザの申請はわりとどこでも・・・ですが、アメリカでは特に、”そのポジションはアメリカ人では無理なのか?”という点を厳しく審査されます。「申請者にはこんな職業経験があります」「申請者にはこんな特殊技術があります」等、申請者がアメリカに必要な人材であることを証明する必要があります。これは申請者だけでなく、申請を出す会社も、申請者を雇おうとするポジションが特殊なものであることを証明しなければならないと言われています(企業サイドの申請は自分で行ったことがありませんので、伝聞です)。

クラークというポジションでこの特殊性を証明できるのでしょうか?      (これは何もクラークが仕事としてダメだという意味ではありません。あくまで”アメリカ人にそれをできる人がいないから外国人を雇う”という部分を考えた時に、クラークをできるアメリカ人がいないことを証明できるのか?という話です。)

”弁護士資格試験を受けて、合格する予定です”という申請は可能か?というのも、”この人でなければどうしてもダメなんです”が証明しにくいかと思いますし、そもそも弁護士として申請するのであれば、弁護士資格がその時点でなければダメかと思います。

・・・ということを考えると、来年3月の申請は無理なんじゃないかと。と、すると、今ある学生ビザの延長ビザは、来年5月か6月には切れるでしょうから、そこからの就労可能なビザがなくなります。来年の2月の試験に合格できたとして、最速でできる就労ビザの申請は、ルールが変わらない限り、再来年の3月となります。

・・・っとなった時に、弁護士事務所はそれでも例のクラークを雇い続けるのでしょうか? ”クラーク”という現在の肩書はあくまで弁護士資格が取れるまでの仮のもので、クラークとして彼を採用したわけではないかと思います。クラークも1つの仕事として考えた時には、技術の必要な仕事です。クラークに適した人材もありますから、それならばクラーク専門の人を雇うのが専門です。それに、仕事を教え込んだところで、半年後にはビザの関係で働けなくなることもわかっています。半年間だけでもいてくれっということでしたら、先日のドイツ国営放送の報道(日本政府が法律事務所にKKの就労をお願いする代わりに、”良い条件”での契約をした)が本当だったのかもなっと思います。

そもそもアメリカで、就労ビザサポートしてくれる企業というのは、少数派です。それは”抽選”という不確定要素があるからだと思います。ビザのことを自覚していれば、絶対に落としてはならない試験だったはず。

”カマラ・ハリスも1度落ちている”という謎のフォローもあったみたいですが、アメリカ人と外国人では”ビザ”という壁のある・なしがあるので、置かれている状況が全然違います。(そもそも、カラマ・ハリスは・・・)

英語の専門用語満載だから外国人には難しかった・・・というコメントもあったようですが、びっくりするコメントだなと思います。その英語の専門語をベースとしたビジネスの舞台で彼は闘おうとしているんです。資格試験っていうのは、その闘いの舞台に上がるための最低条件。アメリカは移民の国ですから、「外国人なので英語ではネイティブには勝てない」なんて言っても、誰も助けてくれません。移民1世はみんなそのような苦労を乗り越えて、アメリカの社会でサバイブしてきているのです。

これは私もメキシコからの移民の友人に言われたのですが、「ネイティブではないのがハンデなんて考えていたら、ここではやっていけない」というのが、アメリカだと思います。もちろん、アメリカでも、日本人相手にする仕事、例えば、日本人のための移民ビザを手配する弁護士というのでしたら、別です。そうではなく、アメリカ人と同じ職場で働くのであれば、英語がネイティブではないなんて何の言い訳にもなりません。特に競争の激しい世界では、英語が弱点とわかれば、そこを集中的に狙ってくる人も出てくるでしょう。そんな競争の厳しいはずの世界で、妙に親切な人がいたら、むしろ「狙いは何か?」を疑うべきです。

これは何もアメリカ人が不親切だと言っているのではありません。あくまで前提が競争の激しいビジネスの場でのことです。お互い生活がかかった中での競争ですから、当然そうなります。そのような厳しい闘いの中に、あえて身を投じる必要があるのでしょうか?

試験に落ちたことは、夫妻にとってよかったことなのではないかと思います。安全な、なんやかんや言っても、しっかり守られている日本の中で、本当の意味で”自活”する基盤をしっかり築いてから次のステップを考える方が良いのでは? 安全保障問題上の懸念点を考えても、彼らが日本に留まる方が安全かと思います。日本国内ですら、工作員はたくさんいるのですから、ガードがどうしても甘くなる海外で、彼らを利用しようとする人たちは少なくないかと思います。

宮内庁も日本政府も、皇室や日本国民を守る対応を一切行なってきませんでした。今回のことは、見かねた八百万神様が動いてくださったのではないか?という気もします。

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