チャーハンのレシピ
腹が減った時、まだ小学生だった頃に教わった簡単なチャーハンの作り方を思い出す。
大したものではない。
冷凍庫から凍らせておいた茶碗一杯分(150〜200g程度)のご飯とミックスベジタブル、冷蔵庫から卵2個とソーセージ2本を取り出す。
冷凍ご飯をレンジで1分ほど加熱し解凍。
その間に、卵を二つ割り溶いておく。
時間があればキッチンバサミで適当にソーセージを刻むと良いだろう。
ご飯の解凍が終わったらそこに適当な量のミックスベジタブルと溶き卵と刻んだソーセージを入れよくかき混ぜる。
フライパンに油を500円玉ほどのサイズに垂らしたら火を入れ、フライパンが温まったところに先ほどのご飯を入れる。
この時、強火にしておくことを忘れない。
ご飯はパチパチと言いながら火が通り始めるのでフライパンを振り、焦げ目がつかないように満遍なく回していく。
卵がポロポロとしてきた所で火を弱火にし、塩少々、胡椒適当、お好みで醤油か中華だしの素を少し加え中火まで戻してから味が全体に馴染むようにフライパンを回しながら味を整えていく。
気持ち卵に薄い焦げ目がついた所で出来上がりだ。
皿に移して調理器具を洗い、飯を食う。
このシンプルなチャーハンができれば炒め料理ができるようになる。
炒め料理ができるようになれば、味付けの際に水溶き片栗粉を入れ、餡が作れる。
ご飯に乗せれば丼物だ。
餡が作れれば、お湯を増やして味付けのタイミングを変えれば煮物料理ができる。
それだけで料理のレパートリーは格段に広がる。
全ての基本はチャーハン作りだ。
私は祖母からこれを教わった。
包丁がなくたって手で千切っていい。
なんならキッチンバサミを使えば楽だろう?
スライスしたければスライサーを使えばいい。
千切りキャベツもスライサーで出来るよ。
そんな風に料理へのハードルを祖母は笑いながら下げてくれた。
礼儀と挨拶とマナーにうるさかった祖母は料理を作る時とても優しかったのを今も覚えている。
次は子にこのレシピを教えようと思っている。