韓国の桜、京都の桜
このたび長女が日本の大学に入学し、初めて親として大学入学式に参加してきました。
韓国で生まれ、パパの仕事で3歳の時に日本へ引っ越し、小学校低学年まで東京で過ごし、その後は中学卒業まで韓国の現地校に通った長女。
高校からは一人で寮生活を送りながら、国際色豊かな日本の高校へ通いました。
彼女の中には日韓文化が両方存在していて、様々な葛藤や混乱もあったかと思われますが、晴れて大学生となった姿を見て、感無量な思いでした。
私は娘を京都に残して韓国に舞い戻り、たまった家事や仕事に追われつつ、また日常のペースへ。
京都でも開花し始めた桜を楽しんできましたが、韓国でも満開のタイミングで戻ったので、今年は贅沢にも日韓の桜を愛でられ幸せです。
心地よい疲労感に包まれながら、ポッドキャストを収録しました。
今月からSpotify, Apple Podcasts, Google Podcasts, StandFMなどに加え、Voicyアプリからも聴けるようになりました。
今回も短い京都滞在でしたが、毎回のように母が差し入れを届けてくれました。日本帰省のたびに梅干しや生姜湯、山口県の蜂蜜などを用意してくれます。
この蜂蜜は我が家の必需品、常備薬のようなアイテムです。
甘いものが食べたい時、スプーン一杯の蜂蜜で満たされることも度々。
韓国語に '내리사랑'という言葉があります。
「親が子供に対して持っている愛情」という意味で、「上から下りていく愛」というニュアンスがこもっています。
子供に与える愛は上から下へと流れていく。
親の愛は、子が親を愛する気持ちとは比べられないほどの大きさ…という意味でも使われます。
本当にその通りだな、とつくづく感じます。
娘への私の気持ち、私に対する母親の気持ちは、まさにこの言葉どおりだなぁ、と。
素敵な季節ですね。
自然を慈しむ時間をたっぷり確保したいと思います。