自分のメディアを作りたい。

最近、自分の媒体が欲しいと何となく思ってます。これまで何度かメディアを作ろうとして打合せまでした事はあったんですが、相当な体力とそこそこのお金が必要なので辞めました。noteがそれにあたるとも言えるんだけど、ちょっと足りたい部分もあり。

というのも、作りたい理由は幾つかありますが、第一に「インタビュー記事って、公開3日くらい経ったら、永遠に読まれない」問題があります。

よく「ネットはずっと残るから」みたいにイメージで言う人もいますが、皆さんがご存知の通り記事と接触する機会ってタイムラインで、そのタイムラインって秒速で流れているので、流れ終わったらまず再浮上しないです。

(これまでの対談・インタビュー記事は、いちおここにアーカイブしてるんで興味がある人は漁ってください。)

最近、インスタの質問機能とか楽しくてたまに使ってるんですけど、質問の98%はインタビューで答えた内容で。もちろん読者の方に「読んで来い」みたいに思ったりはしませんが、インタビュー記事の特性に「読みたい時に読みたい」「興味無い時はマジで興味無い」というのがあると思ってて、質問して下さってる方は「今知りたいから聞いてる」のであって、インタビュー記事がタイムラインに流れてきた時には興味無いんですよ。

ちょっと伝わり辛いかもですが、例えばニュース記事なら、ふとした瞬間に出会っても読むんですよね。鮮度があるから。インタビュー記事って、言ってしまえばいつ読んでも構わない訳で、そうすると「ああ!そうそう、今かっぴーの事知りたかった」みたいなタイミングって、ほんとに珍しいので。メディア化発表とか、そういうタイミングに見計らって出すと良いと思いますが、それでも鮮度って意味ではニュースより大分関係無くて。

逆に、ニュースと違って「いつ読んでもらっても情報価値は大して変わらない」という強みがあるから、要はアーカイブに向いてると思う。最近ユーチューバー狂った様に観てるんですけど、芋づる式にコンテンツを差し出されて延々観てしまう状態がミソで、アーカイブする意義はそこにあると思うんです。

ただそうすると、インタビューが色んなメディアで個々でやってるのが良く無いと思うんですよね。cakesならcakesで、毎回cakesで必ずやる、とか決めていかないと、インタビュー記事がネットの海の底の方にバラバラに溜まってゆくだけで。cakesって決まってれば、新しい記事が更新される度に過去記事が浮上する可能性がある。

「キュレーション」って言葉が、もう何年も何年も前から言われているけど、キュレーションってサイトがやるべきなんだっけ?みたいな事を考えてて、人の興味って「作品」とか「人物」である場合が多くて、インスタのハッシュタグも、あんま「#おしゃれと繋がりたい」とか「#コーデ」とかってそんな使わなくて、人物で追ったほうが効率いいと言うか。ファッションの参考を探す時に、自分がおしゃれだと思う人を探してフォローした方がいいと思うんですけど、そういう感じで、いまあるキュレーションサイトって「#おしゃれと繋がりたい」的なもので、本来はユーチューバー的な視点で人物を追ってもらった方が読む側も良いんじゃ無いかとか、あとマネタイズもしやすそうとか、そういう事を考えてます。

でもまぁ、それがnoteなのか。

noteの有料マガジンをほとんどの人が手弁当でやってますが、ここにユーチューバーみたいにスタッフ投入して対談セッティングしたりしてやったら、ちょっと面白いのかも知れない。

とりあえず、いまやってる「月刊なつやすみ」をもっと充実した内容にしていこうと色々考えてるので、よかったら登録してください!登録人数増えればそれだけ色々できるので。


サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!