デジタル絵特訓(実践)_6日目
6日目です。大晦日になりました。
年末年始って冷静に考えると2週間くらいしか無いんですよね。7日に初詣行くので、それまでを年始と考えると折り返しになってきました。
まだ確定じゃないので(仕上がってないので)アレですけど、デジタルで描いた初めての「左ききのエレン」は1月3日に公開する予定です。
編集に「年内に納品してください!」って言われてるんですけど、なんかダメな気がしてきたので「ぼくはまだ年を越してない」的な供述で乗り切ろうと思います。
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こんな感じにipad上で原稿が仕上がって行くと気持ちがいいです。(最新話なので、ネタバレしたくない方はさらっと流して下さい。)
で、一枚絵じゃなく原稿を描き始めて気付いた事をまとめます。
・ラフを描くスピードは落ちる
これまでコピー用紙にバーッと描いて、それを見ながら清書に入っていたのですが、アプリだといちいち「保存」「閉じる」「開く」みたいな工程が入るので一気に描けない。15秒くらいのロスですけど、区切られるのがすごい気持ち悪いのでラフだけはアナログで描いた方が良いかもしれません。ラフとは別に下絵をipad上で描けば良いのだろうか?いろいろ試してみます。
・コマの入れ替えがめちゃ楽
このセリフは削除しようとか、後に回そうとか、デジタルだとコピペ移動で簡単です。すごい楽。
・手書き文字がしんどい
デジタル絵を描くのは慣れてきたんですけど、Applepencilで字を描くのが慣れない。エレンはずっと手書き文字で公開し、Kindle書籍で初めて写植が入ります。写植のスペシャリストの方にお願いしてるので、ぼくが中途半端な写植を入れたく無いので、手書きは続けたいんですけど。
・トーン的なグレーを入れられる
これまで基本的には一本のペンで全て描いていたので、影とかも斜線でしか表現していませんでしたが、デジタルなら影をトーンで入れられる。こういうのはもっと上手く入れられる様にしたい。たぶん、漫画のトーン的なテクスチャーも入れる事できるはずなんですが、まだ調べてないので宿題にしておきます。
・拡大して描くのが最高に良い
これはデジタル絵最大の強みかもしれません。拡大して描ける。たったこれだけでこんなに精度が上がるのか。ぼくは目が悪いので机に置いているコピー用紙原稿だと、細かい所がよく分かんないので「この距離で見る限りちゃんと描けた」とか思ってたんですが、ipadだとグワッと近寄って小さな人物もちゃんと描けるので最高。
・Applepencilは悪く無い
デジタル絵が初めてなので、他のデジタルツールとの比較ではありまえんが、Applepencilは全然ストレス無いです。なんか滑り防止のゴムのやつ買ってつけてみたんですが、不要だった。4秒で外しました。このままで良い。
・原稿を無くす心配が無い
コピー用紙だと、さすがに完全紛失は無いですけど何処にしまったか分からなくなって大掃除に発展する事が多々ありました。デジタルは楽。ただ、ipad無くしたり壊したりしたら一発だよな。ここの対策はガチで考えておかないとマズイですよね。みんなどうしてるのかな。クラウド?PCでバックアップ?
こんな感じです。
来年も頑張ります。
サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!