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漫画発のアパレルブランドがスゴい事になってます。
漫画家のかっぴーです。「左ききのエレン」を描いてます。
1年ほど前から、漫画劇中に登場するクリエイター集団「UNTRACE」を名前を冠したブランドを始めまして、コツコツ商品を販売しています。
私自身、いくら好きな漫画でもモノが良くなければ派生商品を買いたく無いし、エレン読者は大人が多いので、こういうチャレンジは毎回本気で取り組んでいます。
私は漫画家なので「本気で取り組む」と言っても、自分が手を動かすという意味では無く「その道のプロと協同する」という事です。
例えば「漫画の中で広告を制作するなら、その広告が賞を取るくらい素晴らしいものにしたい」と思って、その結果新聞広告賞を受賞できたり、主人公エレンが着用しているコートは「世界的ブランドのストリートライン」という設定なので、それに相応しいデザイナーさんと作っていたりします。
こういった試みの一番最初は、他でも無い「エレンのグラフィティアート」で、第一章に登場する「横浜のバスキア」やニューヨーク編の「チェルシーの夜明け」などのアート作品は、本物のアーティストによる描き下ろしです。連載が始まる前に、ここだけは嘘をつけないと思い依頼して描いて頂きました。
また、原作版第二部のネタバレになるのでリンクは貼らないけど、とあるアイドルグループの楽曲も、クリエイターに提供して頂いたりしています。
漫画から派生したグッズなどは、クオリティ的に大人が手を出し辛いものも正直あると思いますが、エレンは特にクリエイターを描く漫画なので、何か劇中に出す時も、リアルで作る時も、とにかく「その道のプロと協同する」を心掛けています。
ブランド「UNTRACE」については何度か書いてますが、神谷雄介のモデルになった第一線で活躍されているクリエイターが、全ての商品をデザインをしていますし、その他アパレル業界の精鋭をはじめ、数人のグループで活動しています。
そして「UNTRACE」は、なんと今年の上海ファッションウィークに出展させて頂いております。中国進出を狙うブランドが多いので、なかなか出展する事が難しいそうなのですが、狭き門を潜り抜け、漫画から生まれた出来て1年にも満たないブランドが出展しています。本当にありがたいです。
会場が思ってたよりデカい…!
日本でこの規模ってあるのかな?ってくらい。
上海ファッションウィークで反響が良ければ、中国のセレクトショップなどで取り扱いして頂く事になるので、夢が膨らみます…!
「神谷雄介がアントレースを立ち上げて、最初の1年で上海オフィスを任された」というのは漫画内のストーリーです。まさに漫画通りの展開。今後も漫画通りならば、ここからUNTRACEは世界に認められて行く…予定です!
こんな感じで、UNTRACEをはじめ「左ききのエレン」から派生した魅力的なものを広めてゆきたいと思っていますので、今後ともお付き合い下さい!
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