足助のおばさんと教育 56
塾長のお休み
昨日は、珍しく塾長がお休みでした。と言っても、フランチャイズの株式会社ですから、よそに仕事があってのことで、私用のお休みではありません。
私のバイト先の塾は、全国ネットでCMもやるような塾なんで、塾長が休みでも、代理の塾長がやってきます。普段はうら若い女性の塾長ですので、昨日の巨漢の男性塾長は存在するだけで威圧感がありました。代理で来ているだけの塾長ですので、電話を取るほかには仕事らしい仕事もなく、生徒たちの勉強している様子を遠く・近くで観察されてました。
で、いつものようにレポートを提出して帰ろうと思っていたら、「試験対策の課題が少ない」とダメ出しを食らってしまいました。おそらく、いつもの塾長も同じことを言いたくても、言えずにいたんでしょうね。何せ、塾長の母親のような年齢ですので。
それでも、昨日は生徒に恵まれていて、居眠りするような子は一人もいませんでしたので、「生徒を集中させる力はすごいと思います」とほめていただきました。やっぱり、ほめられるというのは、気分のいいものです。
投票日までは、何とか選挙ネタで繋いでいこうというのが私の目標なんですが、今日は少し教育について語らせてください。
校内暴力、いじめ、不登校、ひきこもり、と、時代とともに教育問題も変遷してきましたが、それらは常に、社会的な出来事と無縁ではありません。私はもう学校で教員をやるつもりはないので、断言してしまいますが、世間が競争と無縁でないうち、言いかえると、世の中が資本主義である以上、世の中に教育問題の種は尽きないでしょう。むろん、社会主義が何もかもあっという間に解決してくれるとは言いませんが、試行錯誤が実になってゆくことは間違いないと思います。
日本の子どもの学力が落ちたと、世間で騒がれていたこともありますが、テストでは測れないのが人間の能力です。日本の優れた文化遺産と、新しく育ちつつある映像をはじめとする各種の文化を見れば、日本の子どもが世界で劣るとは思えないです。むしろ、そういう新しい文化を担っているのが非正規のワーキングプアであったりする事態が異常なのではないでしょうか。
JCPのHPが新しくなって、非常に見やすくなってます。ぜひ毎日覗いてください。(2009年8月3日 記)