足助のおばさん 田舎暮らし 41
たまに名古屋まで出かけるときは、名鉄豊田線を利用します。駅まで車で30分駐車場が3時間100円を2コマ、栄まで片道690円と、結構な出費になります。車で行ったほうが早くて楽だという人も多いですが、私はあの混雑した都心の道を運転する自信がありません。
もともとこの豊田線、できたころから料金が高いと、不満の声が多かったです。私は、電車には乗りませんでしたが、大学へ行くバスが、沿線から発着していたので、開業当時からおなじみさんです。
何でこんなに高いのかというと、路線が「豊田市ー赤池」間が名鉄で、赤池以降は名古屋市営の地下鉄になりますので、各々の初乗り料金を上乗せするので、赤池までとそれ以上では各段に値段が違うのです。
でも、利用者が増え続けたようで、今時珍しいことに最近値下げをしました。それで↑の料金ですので、東京の方など信じられないお値段かもしれません。
このど高い(名古屋弁)豊田線ですが、道中に愛知池という広々とした貯水池が原っぱの中に広がっている、というなかなかのビューポイントがあります。時には漕艇部やカヌーなど水上スポーツの練習をしている時もあり、もっと知られてもいい景色だと思うのですが、観光目的で利用する人は皆無ですので、話題になったことはありません。
沿線は、三好ヶ丘を中心に年々戸建て住宅が増えてきたり、トヨタ傘下の大手企業もたくさんあって、往年の姿をとどめていません。この勢いで足助まで開発の波が届くか、それがいいことなのかどうか、田植えの住んだ田んぼを見ながらぼんやり考えてます。(2008年5月18日 記)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?