足助のおばさんと教育 128
通信教育
少し前に、通信教育でシナリオを勉強していた話を書きましたが、私は、シナリオセンターの受講生としてはかなり成功した方だと思っています。プロにこそなれませんでしたが。
だいたい、通信教育と言うのは、教材が届いた時点で8割方満足してしまって、中を開けてもみないような受講者がほとんどではないでしょうか。
先日、スーパーのレジに「ご自由にお持ちください」と書かれていたので、ユーキャンの通信講座一覧のカタログをもらってきました。これ以上何を勉強するつもりもありませんでしたが、私が教えるとしたらどんな講座があるかな、と思ったのです。
ページをめくっていくと「整理収納アドバイザー」という資格がありました。近年、整理収納はちょっとした流行で、ハウツー本もたくさん出ていますが、公式の認定資格になっているとは知りませんでした。
ネットで、さらに詳しく調べてみると、ユーキャンの講座を受けると、整理収納アドバイザーの2級の資格が得られて、さらに1級の受験資格が得られるそうです。その資格は、ハウスキーピング協会と言う団体が授与するそうで、1級の資格をとると、協会にお金を払って登録でき、さらにお金を払って、協会のHPに自己PRの文章が載せられるそうです。仕事のあっせんをしてくれるわけではありません。
私も、相当通信教育にお金をかけましたが、カモになるのは受講者です。(2015年2月24日 記)
テスト
英語の教室を始めるにあたって、英語のテストを受けなければなりません。筆記試験は、最初の説明会の後に行われて、すでに合格しているのですが、ネイティヴ英語話者との面談が待っています。おそらく、問題はないと思いますが。
大学生時代に、「測定評価」という、特別な授業を受けました。ヒトを数字で測ることが、いかに難しいか、という科目です。
日本人は「百点満点」という言葉が好きですが、テストの満点を100点にすることは、実は大して意味のないことです。「✓」記号を、日本人は「だめ」という意味で使いますが、欧米では「よし」という意味だと言うことも、最近は以前より知られているでしょうか。
テストの目的は、到達度を図って、のちの指導に生かすことと、あるレベルで当落を決めるために数値化することです。後者では、選択式にしろ、記述式にしろ、数値化することが求められますが、前者では、テストの後の対応の方が問題です。
普通、学校で行われるのは、指導に生かすためのテストですので、点数が悪いのは教え方が悪いからだと、開き直っていればいいんです。(2015年2月28日 記)
(元ブログ 通信教育: Here Come the 足助のおばさん、テスト: Here Come the 足助のおばさん)