maimai、maimaiでらっくす、CHUNITHMの得点仕様をなんとなくで殴り書く

先に白状しておくとnote使ってみたかっただけっす。ごめんなさい。

あと、ほんとにただ僕が個人的に思っていることと知っていることを書くだけの記事なので恐らく独断と偏見があるかも。悪しからず。

ですので単なる暇つぶしの読み物として、「CHUNITHMしかやってない人」や「でらっくすになってからしかmaimaiやったことない」という人がほんの少しだけこれらの違いについて知る機会になったらいいのかな?って感じです。


そいじゃ早速

今ゲーセンで稼働してるセガの音ゲーには「DIVA(初音ミクのやつ)」「maimaiでらっくす」「CHUNITHM」「オンゲキ」があります。

これらのうちDIVAだけ除いた3機種は全て、maimaiでらっくすの前身である(無印)maimaiの制作陣によって展開されているものです。

それだけあって判定仕様などは全体的に統一されていると言えると思うのですが、実は無印maimaiだけは今となっては異色の仕様となっているのです。


CHUNITHM式スコア制度

今まで maimai→CHUNITHM→オンゲキ→maimai でらっくす という順にmaimaiチームの音ゲーが展開されてきたのですが、CHUNITHMでは「maimaiのシステムを元に、それでいて新しい判定仕様」が採用されました。

そして、現状後続の作品において採用されているのは「CHUNITHM式」の採点方法です。「満点が1,010,000点」「ExTapが存在する」「CRITICALという最高判定」の存在などはCHUNITHMになって初めて誕生した要素です。

オリジナリティが強く「JUSTICE CRITICALじゃなくても通常のJUSTICEが出ただけならALL JUSTICEが可能」というどことなく緩く感じる雰囲気もあって、後続のオンゲキ、maimaiでらっくすにも採用されました。オンゲキなんか判定の名前変えただけで中身全部同じですからね。

でらっくすに関してはかなり複雑なのでこれはまた後述します。


maimai式スコア制度

対して無印maimai。CHUNITHM以降の作品しかやっていない人からするとそこそこ未知の領域になるのではないかと思います。

maimaiはCHUNITHMと比べるとかなり特殊な計算方法をしています。先述の通りCHUNITHMでは予め「理論値は101,0000点」と決められていていますが、maimaiでは曲ごとに理論値が異なります。

というのも、maimaiでは「ノーツごとに決められた点数を積み重ねる」というシステムだからです。

タップ1つで500点、ホールド1本で1000点、スライド1本で1500点、そして特殊ノーツであるブレイクは"最大"2600点と定められています。ブレイクの話はかなり複雑なので後で説明します。

それはさておきこのように種類別で点数が決まっています。また、PERFECTなら100%の点数、GREATなら80%の点数、GOODなら50%の点数と判定が悪くなればなるほど一度に得られる点数も減ってしまいます。

そして、最終的に全てを足したスコアから「達成率」を%で計算されます。ここまで長々とノーツの点数について書きましたが結局%で表示されるしプレイヤーもほとんどこっちしか見ていないですね。CHUNITHMもこっち側が主に引き継がれた形です。

先程「曲ごとに理論値が異なる」と書きましたが、この%では全ての曲において100%"+α"という表示になります。


ブレイクってなに?

CHUNITHM以降のゲームしかやってない人にとって、ブレイクというのは聞き馴染みがないものかと思われます。あいや、オンゲキの人は聞き馴染み自体はあるか……。

当然オンゲキのブレイクとmaimaiのブレイクは別物です。オンゲキのブレイクは判定の名前であり、maimaiのブレイクはノーツの種類の名前ですからね。

ブレイクノーツは、maimaiにおけるボーナスノーツです。配点が通常タップの約5倍ですから取れればかなりの得点、逃したらかなりの失点になる代物です。

さて、このブレイクノーツなのですが、実は仕様がかなりややこしいんです。というのも、「より正確なタイミングであればあるほどボーナスが大きくなる」というシステムがあるからなのです。

ほぼ正確なタイミングで叩けば2500+100点=2600点。

そこから少しズレると2500+50点=2550点。

さらにズレると2500点+0点=2500点。

以降はGREAT、つまり実質失点。

というふうにPERFECTの中でもよりタイミングが良ければ良いほど点数が上がるわけです。


maimaiで100%を超える理由

先程maimaiの達成率は100%"+α"と書きました。やったことがない人でもmaimaiのスコアリザルトを見たことがある人は、そのスコアが100%を超えているのを見たことがあるかもしれません。

実はこの100%オーバーを引き起こしているのは、紛れもなくブレイクノーツが原因なのです。

先程のブレイクノーツの点数について、ご丁寧に2500+x点= …… なんて面倒な書き方をしたのは、この説明において「x点」が鍵を握っているからです。

察しのいい人ならもう気づいてるかもしれませんね。maimaiの100%オーバーはこのx点の部分そのものです。

……ちゃんと言います。maimaiの「100%」という達成率は、タップ・ホールド・スライド・ブレイクの"2500点"の全ての点数を足した合計なのです。つまり100%という達成率は「全部のノーツをPERFECTで取り、なおかつブレイクが全て2500点だった場合」を指しています。

そして、実際にはブレイクは2600点まで存在する。そのためブレイクを上手く拾えれば100%よりも高い数値になったり、他のノーツでやらかしがあってもこのブレイクボーナスで補填ができる、ということなのです。

maimaiの鳥難易度はブレイクの個数によっても決まる(ブレイク1個のボーナス100点が積み重なって鳥のボーダーになって行く)ので、低難易度でも鳥が極端に難しかったりもします。まあよくよく考えたらおかしい仕様ですね。

CHUNITHMの理論値は101,0000点ですが、これは明らかに「maimaiでは達成率の理論値が100%を超える」ことが形を変えて引き継がれたものですね。

おまけ程度に書いておきますが、CHUNITHM(オンゲキも?)の判定ごとの点数は、JUSTICE CRITICALで101%、JUSTICEで100%、ATTACKで50%となっています。ブレイクの概念こそ無くなれどこのように引き継がれて後続の作品のアイデンティティにもなりました。

また、ブレイクというノーツ概念は引き継がれなかったものの、代わりに搭載されたのがExタップですね。ここまで見て分かっていただけた?通り性質としては完全に真逆なのですが、ボーナスノーツであり盛り上がりを作るノーツという曲にノれる要因としてバトンタッチしたのです。知らんけど。


maimai でらっくす

ようやく登場maimai でらっくす。もうそろそろ稼動から1年経ちそうなのが恐ろしいですね。

今まではmaimaiとCHUNITHMのスコアの仕様についてこれまた長々話してきましたが、maimai でらっくすでは見事にこれらを組み合わせたハイブリッドな仕様となっています。

大元の判定仕様はmaimaiにあわせ、そこに新要素としてExTAPやExHOLDが追加され、今まで100.00%の形で表記されていた達成率が最大101.0000%へと変更され、%はついていますが実質スコア仕様はCHUNITHMと統一されました。また、ノーツの点数配分自体は引き継がれていますが今までの「ノーツの点数を積み重ねていった数値の"スコア"」は実質削除されました。


複雑なんだなあ、これが

ハイブリッド、なんて書きましたが実際のところ結構カオスな仕様になってたりします。

でらっくすになるにあわせて、いよいよmaimaiにも「CRITICAL PERFECT」が追加されました。多分判定幅は他機種と同じかな?ただ筐体がデカい分マジでエグい量の通常PERFECTが出ます。

しかし!maimai でらっくすで「通常PERFECTを減らしてCRITICALを増やそう!」ってする人は実はかなりマイナーです。その理由は

CRITICAL PERFECTでも通常のPERFECTでも達成率に一切変化がない

からなんです。

舞やってない人からしたら「は?」って感じですよね。わかります。やってる人としても「は?」って感じなので。

解説を始める前に言っておくのですが、実はなんなら最初からCRITICALをの表示を無くして(つまりどれだけ良くてもただのPERFECTになる)プレイすることも出来ます。あほくさ(失礼)


maimai でらっくすには「でらっくスコア」がある

早い話がこれです。でらっくスコアとは通常の達成率とは全くの別枠で、先程解説していた「ノーツごとの配点」というものを全く参考にせず、全てのノーツの判定によって点を積み重ねていくという方式のスコアです。

こればっかりはやってないといっそう分かりにくいのですが、CRITICAL PERFECTで+4点、PERFECTで+3点、GREATで+2点、GOODで+1点が加算され、最終的に何千点みたいな感じで表示されます。

完全に玄人向け要素で、メイン達成率にも何も関係ないものです。これの理論値を取るのは本当に骨の折れること(やはりCHUNITHM等と比べたらその理論値難易度が圧倒的に違う)なのですが、でらっくスコアの理論値を"複数個"所持している猛者もいる……恐ろしい。

さてさて、勘のいい?またはちゃんと読んでくれている聖人様ならもうお分かりでしょう。


maimai でらっくすのCRITICAL PERFECTはでらっくスコアにしか関係ない

見出し10割です。もうこれ以上言うことないです。

このノーツを追加したことで出来たメリットとかはいろいろありはするんですけど……やっぱり存在が異端。言うことないので次行きます。


でらっくすはブレイクが占める割合がデカすぎる

でらっくすの話題その2です。

サラッと書いていましたが、でらっくすでは理論値が101%に固定されました。CHUNITHM以降の作品と統一することでそこから入ってくる層としてはリザルトがわかりやすいですからね。しかしこのような変更はなかなか上手くいくものでなく、当然こんな問題が出てくるわけです。

「どうやって全ての譜面の理論値を101%に揃えるの?」

まあ当然ですよね。そして運営は

「ブレイクのボーナス分が101%中の1%を占めるようにする」

という設計をしました。要するに今まで理論値が100.30%とかだった曲とかの「0.30%」の部分を無理やり1.00%にまで引き上げたってことです。ちょっと分かりにくいかな。

まあ雰囲気だけ伝わってることを願って。そして今度はこんな問題が。

「ブレイクが少ない譜面、ボーナスデカ過ぎないか?」

ブレイクノーツは譜面ごとに数が全然違います。最少で1個、最多で200個。ちなみにこの最多の200個ってのはみんな大好きインド人のMaster譜面です。

話を戻しまして。「ブレイク1個で1%」「ブレイク200個で1%」という状況が生まれてしまいました。あまりにも差が酷すぎますよね、前者の場合ブレイク1個を正確に取れれば1%のボーナスが入ってくるんです。おかしい。

これに関しては本稼働前からかなり指摘されていたのですが結局そのままの仕様としてリリースされました。どうにも、maimai制作チームとしては「ブレイクの数によって理論値が左右される」という状況を改善したかったようで(理由はこれとは限りません、もしかしたらもっと深い話があるかも)。


ブレイクの仕様変更

でもまあこれだけ指摘されていた上に譜面ごとの格差があまりにも大きすぎるというのは放置しきれなかったようで、後に「ブレイクボーナスは全体の0.5%とする」という仕様に変更されました。これでブレイクの数が違っても差が狭まるから解決!

なわけないです。根本的な解決になってないですし。そしてこの仕様変更で起きた最大の問題点「基本APで100.5%」という状況に。

なんという新参者混乱トラップ。いやまあ初心者はそんなこと気にしてる余裕あるわけないんだけど、冷静に考えておかしいやんな。

現在はこの状態で落ち着いて?います。どうしても運営は今までのスコア方式に戻したくはないらしく……結果として1番スコアの仕様がよく分からないゲームになりました。


おまけ

最後にもうひとつだけ。

無印の方のmaimaiのブレイクは後続の作品にもしっかり要素として取り入れられていますが、実はこの仕様になったのは稼動からしばらくしての事で最初は違っていました。

maimaiの初代バージョンでは、ブレイクは一律2500点でした。パーフェクトが出たら2500点。ボーナスなども発生しないのでほんとにただただ「タップの5倍点数がある」というだけでしたし、達成率理論値はどの譜面でも100%が最高だったのです。

この仕様が変更されたのは、次のバージョン「maimai PLUS」。ブレイクノーツに先述のボーナス点が追加されるようになり、それでいて「達成率100%はブレイクが全て2500点だった場合」という仕様は変更されなかったため、ボーナス点の部分がそのまま100%の達成率に上乗せされていく形になったのです。

残念ながら僕は当時maimaiのことすらも全然知らなかった……というかなんならMURASAKiから始めた身なので当時の界隈のことをこの目で見た訳では無いのですが、運営がかなり批判されてたようですね。まあ内容が内容ですし後付けされるものとなるとさらに叩かれる要素ではあるのかなと思いますが。当時はまだ人口も少なかったのもあってか多分そんなに大事になることもなく、今ではmaimaiのアイデンティティに昇華したんじゃないかな。この辺は昔からやってる人の情報が1番正しい。

後になってみればかなり受け入れられたシステムになるのですが、これが祟ってmaimai でらっくすでカオス化した仕様が叩かれる原因にもなりましたね。後続の作品のスコア基盤にも採用されるぐらいこの変更は歴史を変えた大きいものでしたがでらっくすでは仇になっちゃった。複雑……!












オチはないよ!ごめんなさい 眠くてもう限界

とりあえずのあとがき。ほんとにnote使ってみたかっただけなので全然不慣れだし、写真も一切使ってないし、そもそも周りでnote使ってるのキチツイ勢ばっかで頭おかしい記事しか見たことないからこれで使い方あってるのかも分からない。

それはそうとして3機種のスコア仕様について色々書かせてもらいました。最後のほうでらっくす批判になっちゃってすまない……でもやっぱり改めて考えても「今までmaimaiをやってきた人向けの一時しのぎ」みたいな感じのままだからどっかで修正入れてもらわんと 頑張れ運営……!あとmaimaiはマジで楽しいからCHUNITHMしかやってない人とかそのうち始めて欲しい。楽しいんやぞ。

ま〜じで最初から最後まで駄文でしかないしこんな記事を最後まで読んでくれたのがまずありがたい。大好きです。愛してます。

もっと詳しい話は調べたほうが早いと思う。でもこういう違いがあったりするんだよ〜!って知ってるだけで話が入ってきやすくなるかもしれないし。万が一参考になってたなら僕は嬉しい。


それではまたお会いしましょう、ケモショタは最高。

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