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東京五輪 女子サッカー代表⑥
中国代表(Steel Roses)
長年アジアのトップといえば中国だった。徐々に日本が台頭してきて立場は逆転したといってもいい。近年はワールドカップでもグループステージを出るかで出ないかという状況。とはいえ、さすがにプレーオフでは韓国を制してオリンピック本大会の切符をつかんだ。
WANG ShanshanやWANG Shuangはアジア周りの大会でおなじみな上に、少なくとも日本の守備陣にとってはかなり難敵。後者はPSGにいたことがあるはず。正直漢語では2人以外まったく読めないので、どうしたものかと思案していたら、先日愚痴ったFIFAがオフィシャルリストを公開してくれた。Pdfへの直貼はごめんなさいかもしれないので、注目選手紹介ページを後ろに貼っておく。
アジアカップではアイスランドの方が監督だったけれど、アジア競技大会からはガンバにいたカシュウゼンが指揮を執っている。ポゼッションをやろうとしたがはまらなくて、現状のバチバチ系に戻ってきたという感じ。正直その方が戦い辛い。
もしも両立できるようになれば、アジアでの覇権争いも大変なことになってくると思うので、個人的にはすごく歓迎。ライバルとなりうる強い相手がいた方が、互いに切磋琢磨できるはず。外野のようなののしり合いは勘弁だけど。
日本代表(なでしこジャパン)
トリに回したけれど、もちろんすごく応援している。自国開催だからとか関係なく、強さは持っているのに未完なところが魅力だと思っている。それは今のチームに限ったことではなく、日本のサッカー全体にいえることだし、特に女子サッカーの分野においての意味もある。
http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/news/00027238/
さすがに日本の個々の紹介は自分がしなくても多くのメディアがしてくれている。ありがたい。
今のやり方でいくならば、ベストに近いメンバーだと思う。怖いのは怪我と累積。岩渕の代わりがどうしてもいない。そのポジションをこなせる選手はいても、収めて確実に決めてくれる人がいるのか。
ポジティブな面も不安材料もある。敵陣深くでの動き出し、ポジショニングはかなり高いレベルになっている。ではすべて試合でそこまでボールが運べるのかどうか、不明だ。ゴールキックや自陣深くからのスローイン、押し込まれた状態からのフリップフロップが可能かどうか。ここが一番大きな部分だと思っている。