最近のオススメしたいこと


小さ過ぎるライフハック〜街に隠されたステッカー〜

上野でやってる大きな美術展(最近だとモネとかエゴンシーレとか、今だとキリコ)のステッカーが各地にテイクフリーで置かれてまして、そのステッカーを持っていると展覧会が100円割引になるという、マジでミニマムな裏技。上野に限らず、ちょっとオシャレめなショップに行くと稀にある。今のところ上野のマルイには高確率であるよ。

アメ横の地下の奇跡〜野澤屋〜
アメ横には地下街なるものが存在する。アメ横センタービルという、さながら渋谷の109のようにアメ横をY字に分断するビルである。2階のベランダのようなスペースに電子タバコ専用の喫煙所があり、アメ横の雑踏の臨場感を上から感じることができる稀有なスポットである。そのビルの地下街もアメ横のような食品のマーケットになっており、食品のマニア度は更に高度なものになっていく。そんな地下の一角に佇むスパイス専門店。コテコテのインド人が待ち構えていると思いきやとても感じの良いマダムが切り盛りしている。隣の魚屋ではアジア人がタバコをふかしながら魚を運んでいるというのにだ(令和の景色とは思えない)。スパイスも小綺麗なビンに入っているものや、パッキングされているものもあり、非常に選びやすく、買いやすい。雑多なアメ横の中でも洗練された品のある佇まいに感動しまし
た。スパイスも安いよ。


どこかに連れてってクレ〜。〜Onraの新譜〜

フランスのビートメーカーOnraの新アルバム。異国情緒プンプンのビートが休日にジャストフィットします。読書中とか。

丸紅ギャラリーってどこだよ〜セルジュ・ムアング〜

カメルーンのアーティストが日本の伝統技術とアフリカの民藝をミックスして作るアート群はプリミティブながらも垢抜けた非常に良いバランスで良かったです。竹橋なので、神保町を散歩したついでにとか。500円で入れます。


園芸と自転車〜幡ヶ谷のタンデム〜

幡ヶ谷を散歩してたら観葉植物がビッシリ並んだ自転車屋があった。ポップなディスプレイで見ていて楽しいナイスショップ。近くに住んでる時にあったら良かったのにと思った。幡ヶ谷って今まで「アクセスも良くて住みやすい、そんな高くない、割と若者向けの街」くらいのイメージだったけど、ワインショップがめっちゃあったり、こういう感度の高いショップが点在してたり、「見逃せない街だなこりゃ」と、初台を引っ越してから気づいた。


ベスト本屋かもしれません〜コ本や〜

最近読書習慣がついてきて、「なんか本屋ないかな〜」くらいでググったら近所の江戸川橋に不思議な本屋があることに気づいた。行ってみるとこれがめちゃくちゃに良い。ZINEとアート関連の本がかなり揃っていた。小さい本屋だったけど小一時間じっくり眺めていた気がする。2冊選んでレジに持っていくと「2000円以上お買い上げの方に缶バッジプレゼントしているのでおひとつ引いてください」と箱を差し出される。どうやら「コ」か「本」か「や」と印刷されたどれかの缶バッジがランダムでもらえるらしい。箱の中から一つ引く。「コ」と書いてある缶バッジが出てきた。
店員さんは言う。
「【コ】、ですね…」
誰もいない寺と同じくらいの静謐な数秒が店員と客の間をすり抜けた。

自宅で街中華風〜青磁のお皿〜


中華料理屋で定期的に見かける青い皿、あれなんだか知らんけど絶妙に可愛いよなあと思って調べたら青磁というお皿だそう。本格的なものを買おうと思うとバリ高い。でもamazonで業務用の青磁器が1000円くらいで売っていたので買ってみた。チャーハンを乗せるとムードが出てとても良い。実際に飲食店が使っている皿は、余程高級店じゃない限りそんなに高くない。ので、もし気になったお皿があればメモなり写真なり控えておくと良い。案外見つかります。


すごすぎて絶句するYouTuber〜週末縄文人〜

「○○やってみた」ってのはもうYouTubeのお決まりのフォーマットなわけだけど、週末に野山で縄文人と同じ生活スタイルを目指すこのチャンネルの「やってみた」はかなり極限に位置している気がする。この動画だけ他のチャンネルと質感が違っていて面白い。縄文人の暮らしを真似しているうちに「実際○○を作ってみるとこれが○○だから縄文人はここにこの模様を描いたんじゃない?」みたいな考察が現れる。実体験から考える考古学。


究極の土着〜代々木上原の大黒湯〜

最近はサウナブームもあって、リノベーションした銭湯が増えてきた。清潔感を取り戻し、設備も充実したりして昔みたいな富士山絵はないけれど(銭湯絵師はもうほとんどいないらしいですね)居心地の良い銭湯は増えてきた。それでも昔ながらのローカルなムードの残る銭湯もそれはそれで良いですよね。と、あなたもそう思うのであれば代々木上原の大黒湯を訪ねてみていただきたい。かつてない感覚に襲われること間違いなし。
なんて説明したら良いのか難しいのだけれど、銭湯に限らず「お店」って長く続いているとモノが増えたり、設備が増えたり、拡張したり、装飾が増えたり、つまり「増設(足し算)」されていくのと同時に、何かを処分して新調したりする「引き算」的なことが行われていくと思うんだけども、大黒湯は増築、増産を繰り返し続け、引き算が全く行われていない状況なのである。あけすけに言うと「ゴッチャリしている」のである。店主一家の方々で集めたであろう調度品が裸の男達をじっとりと見ている他で味わったことのない感覚。「ここで俺は裸になって大丈夫なんだろうか」という不安。でも不思議なもので、サウナ入ったりなんだりで1時間も入ってると慣れるもんである。気付けばマッサージチェアにでれ〜んと座ってぼーっとテレビを見ている。サウナや水風呂もすごい空間なのだけれど、あとは自分で行って確かめて欲しい。




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