夜が長過ぎる

今週は仕事が早く終わることもあって夜の時間がすこぶる長い。好きなこと一通りやってメシ食って風呂入ってもまだ8時だったりする。これはまずい。

そうだ、映画でも見ようじゃないか。映画は実はあまり見ない。20分のアニメを何回も見ることはできても、2時間の物語を続けて見るのが不思議と苦手である。アマプラのウォッチリストから適当に漁る。これだ。見よう見ようと思ってずっと見てなかった映画があったんや。

「きっと、うまくいく」インド映画の金字塔。結論は最高だった。こんなおもしろい映画あるんかとひっくり返った。どこを切り取っても名シーン。泣けるし笑える。2時間半とすごい長いのだけれど、気付いたら見終わっていた。

どれくらい良かったかというと劇中に頻出する台詞「aal izz well(きっとうまくいく)」タトゥーで体に刻んでしまいたいくらいである。それほどに胸に刻み付けたいものだった。夜を持て余してる方に是非オススメしたい映画である。

ネタバレし過ぎない程度にしますが、個人的に一番良かったシーンは、ある大雨の夜に大学が停電してしまって、事情があってどうしても電気を復旧させたかった主人公達が、寮の扉を全部叩いて学生を起こして手伝わせる所。学生達が事情も特にわからないまま「どしたどした!」とどんどん集まって車のバッテリーをかき集めて電気を復旧させる様子が熱かった。さすが工学の学生。そういうの強い。

もうちょっと早く、できれば20代のうちに見ておけば良かった。公開から10年以上経っているとは。何かをするのに遅いということはない。とは言うけれど、早めに消化しておいた方がいい作品というのはあるなあと痛感した。


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