東京の話
竹橋
国立近代美術館で開催されている「埴輪と土偶の近代史」は
ぜひ時間のある時にチェックしていただきたい。
他の美術館・博物館でも埴輪関連の展示がちらほらあって
今年はなぜか埴輪がとてもフューチャーされている。
ここは常設もめちゃくちゃいいもの揃っているので
朝からじっくり時間をかけて見るのがおすすめです。
八重洲
ヤエチカの果てにある(ほぼ日本橋)ラーメンストリートの一角。
元祖油堂が美味い。似たような名前の店ばっかりでまじで区別つかない。
割とさっぱりベースの油そばで、
卓上に色んな調味料が並んでいるので自分の好きなように食べると良い。
ニンニクと玉ねぎと紅生姜、ケイジャンスパイスや魚粉、青海苔なんかもある。
色々かけた結果、「そのままが一番いいな」ってなるんだけども。
飲み物はルイボスティーや黒烏龍茶なども飲めて気が利いている。
味ももちろんなんだけど、店も清潔感があって、お店の人の愛想もよくて
調理の手際もいいから待つ時間も少ない。
そういう飲食店としてトータルで好き。
大井町
ボルダリングがやりたくて色々調べたんだけども、
なんかお試しでやるにはどうにも高い。腑に落ちない料金設定だ。
(こういう「なんか高い」ってのは東京あるあるだなと思う)
そういう貧乏性が高じた結果、大井町にある区の公園にある施設が
破格の値段でボルダリングをやらせてくれることがわかった。
インストラクターとかもちろんいないんだけども値段で言うと
一般的なボルダリングジムの1/15くらいの金額だ。
早速朝イチで友達とアタックしたのだけれど、開始10分で肩を痛めた。
インストラクターはいた方が良い。
でもほんと、税金で運営してる施設ってサイコー。
学芸大学
友達が何人か学芸大学に住んでいるせいで
ことあるごとに学芸大学に行かされている。
洒落ている店と、日常的に使う店が渾然と並んでいて
住みやすい町だなと思う。
ベトナム料理と自然派ワインを出すお店は自分的にクリーンヒットだった。
駅前の喫煙所のヤニばんだ壁は、もはやなんだか懐かしささえ感じる汚さで
タイムスリップしたような気分になれる。
あと、さんざサウナ巡ってわかったけど、
ジムと併設してるサウナは最高。しかも会員登録なしで単発で利用できます。
鶯谷と大塚
こないだサウナーに教えてもらった大塚駅前のサウナは
地味ながらも哀愁のある内装と、ベランダでできる外気浴が良かった。
どこか鶯谷と似た匂いを感じるのは、同じエロの町だからである。
でも隣接している池袋や上野ほどの活気はない。そこがまたいい。
「ざ・まみぃ」がやっているYouTubeチャンネルの企画
「ぶらり途中発射の旅」は面白いので男性陣は見てほしい。
神保町
本の町、喫茶店の町、カレーの町。色んな顔を持つ神保町だが
登山具の町としても有名である。というかスポーツ用品全般が強い。
色んな引力を持った町だなあと思う。昔はレコードの町みたいな側面もあった気もする。
(ジャニスがあったからだな)
少し歩いたところに紙を扱う会社があるんだけど
「そこにこの世の流通している紙全種類あるんか?」って量の
紙のサンプルを手に取ってみることができる。あと買える。
紙のことで悩むことがあったらそこに行くと良い。
紙のことで悩むことなんて人生でほとんどないけれど。
六本木
森美術館で開催しているルイース・ブルジョワ展
近年見た中でもかなりハードな展示だった。生半可な気持ちで行かない方が良い。
良かったか悪かったか、みたいな2択を飛び越えて
彼女自身の約100年の人生を通して生まれた作品が出すエネルギーの、
主に負の側面があまりにも剥き出しで観客にぶつかってくるものだから
かなり身も心もドッシリきてしまう。
しかもモチーフが人間の肉体だったりもするから、どれもグロテスク。
直接的なのもあれば、間接的にじんわりと染み入るものもある。
解説を読む限り本当に壮絶な人生を送ったであろうブルジョワさんの
「地獄から帰ってきたけど、最高だったわ」というセリフの重みが
「フラッと美術館に行く」ようなテンションでは受け止めきれなかった。
結論、オススメしない。
御徒町
秋葉と御徒町の間の通りは宝石商の町として有名である。
(こないだ闇バイトの青年が宝石店に強盗に入ったみたいなニュースあった気が)
「アフガンブラザーズ」という宝石店があるのだけれど、
初めて見る鉱物が惜しげもなく並んでいて面白い。
アフリカや中東で作られているビーズを求めて行ったのだけれど
これもすごい品揃えだった。そして安い。
店内にいる間は完全に海外旅行の気分だった。楽しいのでオススメ。