松本清張の小説の舞台24
今日は、文春文庫「証明」の4編である。
表題作「証明」の主人公は、同人雑誌作家の妻で雑誌社の契約社員である。舞台は、田園調布・目黒・赤坂・多摩丘陵・銀座・別府・阿蘇である。
「新開地の事件」は、宅地化が進む武蔵野の農家の出来事である。舞台は、武蔵野・東京都北多摩郡・N新田(不明)・中央線K駅(吉祥寺?)・O駅(荻窪?)・M駅(三鷹?)・九州のF市・箱根湯本・小田急新宿駅・九州の小さな町(素麺の産地)・東京駅・神戸である。
「密宗律仙教」の主人公は、新興宗教の教祖である。舞台は、石川県動橋町(いぶりはしまち)・山中・山代・粟津・片山津・吉崎御坊・金沢・富山県高岡・名古屋・岡山・尾道・山口県下松・大津・京都・高野山・岐阜・中央線三留野駅・木曽谷である。
「留守宅の事件」は、新潮文庫「水の肌」にも収録されている。主人公は、自動車販売店の営業部主任である。舞台は、西新井・大師前・仙台・新宿・上野・静岡・天童・福島・一ノ関・山形・寒河江・蔵王温泉・松島海岸・宇都宮・浅草・郡山・西那須野・名取市・晴海である。