松本清張の小説の舞台17

今日は、文春文庫「危険な斜面」からである。

表題作「危険な斜面」の主人公は、電機会社の調査課長である。舞台は、麻布鳥居坂・赤坂・山形・東京駅・福岡・山口県豊浦郡・吉見駅・品川・小倉空港(旧北九州空港)・下関・新宿駅北口である。

「二階」は、新潮文庫、傑作短編集(二)「黒地の絵」にも収録されている。主人公は、印刷業を営む療養中の夫を持つ妻である。舞台は、東京から二時間を要する療養所(不明)・印刷所の二階(不明)である。

「巻頭句の女」は、新潮文庫、傑作短編集(六)「駅路」と文春文庫、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」中巻にも収録されている。主人公は、施療院から俳句を投稿する女性である。舞台は、東京都西部の某所・中野と世田谷・北多摩郡・品川・四国のM市。

「失敗」は、東京都杉並区・東北の中都市D市(不明)・

「拐帯行」(かいたいこう)は、新潮文庫、傑作短編集(二)「黒地の絵」にも収録されている。主人公は、得意先から債権を回収したサラリーマンである。舞台は、渋谷・井ノ頭・多摩川・鎌倉・京橋・銀座・東京駅・羽田・相模湾・熱海・博多・阿蘇・日奈久・指宿である。

「投影」は、新潮文庫、傑作短編集(五)「張込み」にも収録されている。主人公は、元大手新聞の記者。舞台は、瀬戸内海のS市・F市である。

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